甘っちょろい顔をしてたら
隙を突かれる世の中なので
日々の仕事に入ってゆくと
{ルビ般若=はんにゃ}の仮面をわたしは被る
青いイルミネーションの並木道を
恋人達が手を繋いで歩く ....
今は亡き作家が
生前過ごした祈りの家を目指し
地下鉄の風が吹き抜ける
階段を地上へ上る
煉瓦の壁に掛かる白い看板に
一行の言葉が浮かび上がっていた
「 Be yourse ....
夜まで
桜の木の下で
お花見をしている
とても
大きな
桜の木
風も
少し
吹いている
夜空に舞う
花吹雪
雪の降る夜に
どこからか
白兎が
現れた
白兎は
飛びまわり
跳ね回っている
いつまでも
いつまでも
雪の降る
野原を
追いかけていた
春が
待ち遠しいね
うさぎさ ....
雪の中を
雪うさぎは
穴から
飛び出し
走り回っている
鼻をぴくぴく
させながら
立ち止まっている
季節の
においを
感じ取っているのかな
夜は
穴の中で
寄り添 ....
白い猫、が、
ほそらみ
墓場へ
対話、に、
沿っていく
諧調
わたしたちは実感するんだ
ゆるやかな時間軸
それは時に
i――の言語
《人の世に別れを告げたわたしが
人間たちの間に ....
静止する
日常
動揺する
僕の手首
太陽をにらむ
君の顔
たったひとつの真っ直ぐな方向へ
走る
たったひとつの完璧な方向へ
動く
たったひとつの閉ざされた方向へ
....
レコードの針 ぱつ ぱつ
エネループが空になった
そんなら 次に写真をとるのはいつだろ と
猫に携帯を向ける
灯油がたかいのでホットミルクをつくる
だんだん眠くなると ああ このままが経 ....
テントの隅で転がって
仰向けの空を見た
風も静寂も地熱も
青く佇んで消えていく
ぬるい酒にまた溶けていく
孤独はそういうものだった
缶詰肴に飽きてきて
川で糸垂れる人間を ....
巡り巡る絶望と狂気
人という枷をも忘れて獣と化す
後に残るは社会的制裁
それさえ見えずに踊り狂う
夢を妨げるもの
地位の為に他者を陥れる
全てを駒するもの
欲の為に他者を痛めつける
....
変わらぬもの
それは二つに分けられる
変わらぬもの
それは大切なもの
生涯有益となりえる忘れ難き思い出
変わらぬもの
それはトラウマ
生涯自らの枷となりうる忘れ難き思い出
....
喫茶店のマッチ箱に
印刷された
ボクの終焉
深夜に降った
想い出のせいで
モノトーンに沈んだ
今朝の風景
後は、深海魚みたいに
悠然と
彷徨う
ところで、
....
北アメリカ航空宇宙防衛司令部の情報によると
サンタクロースは現在ネパール上空にいるそうだ
サンタは新幹線の約100倍スピードで世界中を飛び回ってるらしい
トナカイの速度はマッハ16ぐらい ....
街は彼女連れ
俺達は徒然
知り合いのカップルは知らないと闊歩
三人の男ととことん最低にシャッポー
靴下は買って履くもの
サンタ越え南下、盤陀鏝あった
『ほんなごて、真っ赤』そんな声だった
....
コモレビーム発射!!
この前4ヶ月ぶりに美容院に行った
それまで伸ばしっぱなしだったのだ
美容師は言った
「モッサモッサ!はい、ご一緒に!モッサモッサぁぁ!」
「・・・」←僕 ....
明かりを消して
部屋でLEDを決め込み
視界がチカチカし始める
LEDで見える
ディズニーの世界
あやふやな幻想の世界
ゴムバンドで縛り
ダッシュボードに隠したLEDを
夜の駐 ....
離れないで
側にいて
どこにも行かないで
あたしだけをみて
そんな気持ちしか知らなかったあたし。
でも、今なら言えるよ、
側にいさせて
どこにも行かな ....
おはよう、こどもたち。
サンタの夢を見ただろうか。
大人もこどももきっとしあわせを望んでる。
平和な朝が来る。
おとぎばなしを信じる
そんな年頃を過ぎても
おとぎばなしは今も
あの頃のまま、まだ
聖夜に思いは消えず
静夜にひとり祈る
街のイルミネーションが
優しく点 ....
あ‥‥‥
いつもの天井
変わらぬ部屋にワタシはポツン
変だなあ
眠る時 あんなにお願いしたのに
目を覚ましたら
アナタの部屋に居て
アナタはワタシの髪を
撫 ....
昔付き合った娘が、Gorillaz聴いてたので
Gorillazを聴くと彼女を思い出す。
一年会わないと顔を忘れ 二年会わないと名前を忘れ 三年会わなければどーでも良くなる。
僕は多分、 ....
優しい言葉なんて要らないから
苦しまないように巧くやってくれ
あの娘が 街のネオンの渦に吸い込まれていった
光景を呑み込めないんだよ
あの娘の左手の指輪は見たことも無い位に 輝いていたよ
....
さてさて。
ことしのもくひょうはナンにしよっかな〜
と、
指を折りながら
独り身のわびしい玄関先に門松を飾り立て、
明けても暮れても御目出度い、
元旦気分を、
ずるずる ....
きょーちゃんはクリスマスが大好き
サンタさんからプレゼントが届くからです
クリスマスの朝が 一年で一番嬉しいときでした
きょーちゃんは サンタさんに お手紙を書きました
....
時計の針でトリップする娘瞼の裏は雨模様
白い小部屋で緩んでるけど静脈注射子熊のダンス
絞りきれずに溢すオレンジ絡めた指も伸び縮み
頭抱えてまた綱の上インクで滑る三秒の夢
虹も呆れてゆら ....
あたしのことをせかいじゅうのだれよりも大好きじゃないといやなの。
あたしのために
出来もしないようなきれいな嘘を
いっぱいついてよ。
(勿論あとで嘘つきとののしるけれども、そこはご愛嬌)
....
雨が止んだね
傘が泣いているよ
さっきまで雨が降っていたからね
でもすぐ泣き止むよ
さっき雨が止んだからね
手にとって
読み返す葉書
紙の山に埋もれていても
あなたの文字は
見つけられる
その文字が
私を君と呼ぶ
綴られた言葉を
私はきっと
諳んじてしまう
遠く失った恋が ....
私は壊れた人形
誰に思われるでもなく
忘れられて箱に仕舞われた
確か主人が名前をくれた筈
だけど思い出せない
螺子がくらくらと緩んでゆく
元々欠品だった私を
主人はそれでも構わな ....
つややかな光をまとい 流れてゆく光は
やがて 大地を潤す糧となる
そこに立っている君よ
物憂げにうつむいたまま その瞳を上げようとしない
過去に縛られ 動き出せもせず ぽつんと立ってい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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