ランダム係数で導き出された値を灰青色の明度に代入すると
コペンハーゲンブルーからグレーまで アフリカ模様を織り上げていった
 
 明けの瞬間には眩しく開かれていた空を
 規律と道徳の名を戴いた機械の翼が切断して
 開拓という爆撃を開始する
 一昨日や昨日と変わらぬ素晴らしい統率
 一糸乱れぬ編隊の航行は白 ....
夜をかさねた底で
かすかに聴こえてくるのは
淡くほどける
ひとしずくの
きらめくゆらぎ


一定のリズムを打つ心拍
冷酷に刻まれる一秒


整然とした規則の中で
とぎすまされた ....
電灯に照らされている僕
雲が月との間を遮る
君と僕を遠ざけるかのように
今日は空が暗い

何故こんなにも遠く感じるのだろう
ついこの間は近く感じられたのに
雲の向こうは輝いているといい
 ....
優しい言葉も
今では
嘘のようで

その唇から零れる
声は前のような
温もりを
纏っていない

溝を再び埋めたくて
埋めたくて
ねぇ、僕達は
もう戻れないの、

離れて行か ....
今日は綺麗な日
鳥だって飛ぶのを止めて見惚れてしまう
見たこともない何重もの輪が溢れて
君も僕も体が白く包まれていく途中

そんな事だって過去になるけど
明日までの距離はもう ....
キコ キコ キコ
刃物

キコ キコ キコ
刃物は裸にされ
燻し銀の鈍く照り返って

キコ キコ キコ
刃物は研ぎ澄まされている

流しの蛍光灯の
白々しい明るさ

ザク ザ ....
 お前たちは人間だ
 動物達から突きつけられた言葉が
 訊いている

 年金問題に揺れ
 教育に揺れ
 事件に揺れて
 私たち人間は今
 どこへ行こうとしているのだろうか 
    


たなびく雲の隙間から
海と空が混ざり合い 互いの青を否定する
鳥 が見上げる空は
ここより高く
墜ちる事を考えないからきっと飛んで居られる
私 の見上げる空は
どこまで ....
集めている


草花の歌声を

鳥の時を

空気の鼓動を

水の根を

空の恋を

魚の道のりを

暗やみの夢を



ひたすら

見つけては
集めている
 ....
ハンガーが足りないため
シャツとセーターを7枚着込む



窮屈な身体をもたれ自室の戸を開け
間取りを読み
鏡だけの部屋で鏡が
なぜ
縦にあと3センチ長くないのかを
考える

 ....
                     071226

死にたくないなと思っていたら
頃合いなので
これから死にますと言われて
はいそうですかと答えた
(配送ですかとは言えないので) ....
タクシーをつかまえて
光の街を走って行く
対向車のライトも
ぼやけて通り過ぎる
車の
屋根に
窓に
雨粒の落ちる音が
軽はずみに続く
水しぶき跳ね上がる音に
ひとりごとのような
 ....
銀色の星屑が


流れて消えた夜には


夏の砂漠を支配する怪物が


砂嵐の中、姿を見せる




誰にも言わず


何も言わず


旅人は砂漠へ向かう

 ....
雲は
空のことが好きなのだ

ある晴れた日
どこからともなく
雲はやってきて
やがて空のすべてを覆いつくし
ひとりじめにした
そして泣いた

泣いて泣いて
涙がかれたら
雲はあ ....
叶わぬ恋と 知りつつも 
おさまらぬ
この 想い
さくらの花びらのよう
ゆくあてもなく ただ 空を舞いましょう

美しく ひらひらと
舞い落ちればよいのですが
やがては  ....
こんこんと湧き出る泉は
年月を重ねて
太陽の光と 月影を吸い込みながら
その身のうちに波動を蓄える

人里はなれた場所で
人に知られることもなく
自然の息吹を その身のうちに宿し続ける
 ....
楽しいクリスマスになりましたでしょうか?
ステキな時間を過ごせてましたら幸いです

私が2歳か3歳のときに
父がサンタクロースの格好をして
プレゼントを渡しに来てくれたことがあります
 ....
不眠不休の、ガソリンスタンド。
給油口にホースを突っ込んだまま、
メーターの数字を眺めているなんて
痛々しいから止めろと、冬の、寒気の
吐く息の、明滅する飛行機の明かりはともかく、
自動販売 ....
なりゆきを知っておいてもらいたくて
君に伝えるよ
不特定多数の君に宛てて
ある程度事が進んでから説明するのはすごく面倒なことで
やっぱり一人か二人か
そのくらいの人数でも良いから逐一情況を知 ....
数字の機械化カラー
うすまるいたまご
星光る夜 
あんちょこ どんちょうの隅
かしこまったタクト君
ふられふれれふらら

とけはじめたオイルに
つんとつまれたベイビー
しくじりぎみの ....
片方の手が火に花になり
もう片方の手が眠らず見ていた
寝床は静かだった
寝床は緑だった


熱の羽が取れ脚が取れ
ひたいとまぶたに降りつもり
また羽が生え脚が生え
手のは ....
ぼくがいなくなっても
さみしくないように

きみのまくらもとに
ちいさなかみさまを
おいておくよ

あるばんにだれにも
はなせないことがあったら

ちいさなこえで
ちいさなかみさ ....
ぼくらの足裏には磁石があって
方位を引きずりながら暮らしている
北とか東とか南とか西とか
ちゃらちゃらと引きずりながら暮らしている
引きずった後にはたくさんの花をこぼしている
それを美しいと ....
人工衛星の飛んでいる辺りには
たくさんの浮力が
れきしを
漂流させている


いつからか
ぼくらの夜から夢がなくなったので
天体望遠鏡を
そっと押し入れにしまい込む

蛍の自殺み ....
この世で一番 自分が大嫌い
でも どうでもいいってわけじゃない

こんな 僕なんかいなければ
この星はもっとうまく回れていたかもしれない
君と 僕にも 同じことが言える気がするんだ

例 ....
深い藍を伴った夕霧はルリスズメダイの色
イルミネーションは腐臭のする街灯の影を逸らす
架せられた子への賛美歌は誰しもを赦す
だが、その子ひとりを守ろうとはしない

誰だって誰かの命を救い ....
グリーンピースに
コークスクリュー
死人に梔子
詩人に朽ち無し
笑うシャレコウベ
貰う洒落おべべ
千切り捨て燃やす

喜びを悲しみが、包む、から、
そうなる前に、手を、振って、
反 ....
* *

みじめったらしくいじらしく
きたなくやさしくつめたいの
よわくずるくてうつくしい
たくましくかれんでいちずにとんで
くるってひらりおっこちる


つよくかしこくじゅんすいで ....
今から40年前 
モノクロームな戦後の昭和
素朴なふたりの物語  

たまたま
男は人の紹介で 
ある会社に入り 

たまたま 
女は求人広告で見た 
ある会社の電話番号のダイヤル ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
マッチが燃え尽きるまでリーフレイン207/12/26 20:37
青空警報鎖骨1*07/12/26 20:10
1/fのゆらぎ渡 ひろこ24*07/12/26 20:02
星のない空優羽6*07/12/26 18:56
好きって気持ちAKiHiC...107/12/26 18:00
「旧日」菊尾1*07/12/26 17:46
ダイニングキッチンアハウ207/12/26 16:08
動物達からのメッセージdoon007/12/26 16:01
いつか見た空川口 掌3*07/12/26 15:52
集めている小原あき20*07/12/26 15:25
解放されたからだ佐々木妖精8*07/12/26 10:57
宅配便あおば2*07/12/26 10:39
タクシーをつかまえてよしおかさく...1*07/12/26 9:43
銀色の星ピート107/12/26 8:23
雲が泣く小川 葉1107/12/26 0:39
さくらの花玲瓏007/12/26 0:19
スサノヲ2*07/12/26 0:08
Merry Christmasでした北大路京介5*07/12/26 0:06
[:selfプテラノドン5*07/12/25 23:48
君に伝える九谷夏紀107/12/25 23:29
テ・カラー砂木6*07/12/25 23:03
ノート(転輪)[group]木立 悟107/12/25 22:32
ちいさなかみさま松本 涼1107/12/25 22:23
詩人tonpek...6*07/12/25 22:11
光の埋葬5*07/12/25 22:06
摩擦熱蒼穹3*07/12/25 22:03
X'mas[group]しろう0*07/12/25 21:37
CFHS虹村 凌4*07/12/25 21:23
はすとおんなエチカ1+*07/12/25 21:10
Born 服部 剛407/12/25 21:07

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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