ひと針
ふた針
み針

花嫁衣装を縫うよ
かわいい娘や
笑ろとくれ
笑ろうとくれ

ちいさいおまえが
ついた嘘は
たとえ可愛えど
ひゃくやっつ
千の針 えん魔さんが
くださ ....
夕刻
白楽百番地は混濁する

路地を行くたくさんの影
色はまだらに四方に吹きつけられて
球殿からもれこぼれる喧騒が
雑踏の常時音に伏す時
スナックカサブランカの孤独はゆるりとほどけ
 ....
うさぎのはなし

みみをむすんで
はいたになって
しろいむすびめ
がいじのそれは
しろいりぼんだ

せーらーふく!

どうしたんだい
きみのめったら
みていられない
まっかに ....
さよならは言わないで
いつかまたどこかで
あなたと会う日の為に
刹那
百京分の一の間隔
それは果てしなく短く、今も刻み続けている。

刹那
目を閉ざしても見えず
耳を澄ましても聞こえぬ
人にとって不可能に近い境地に在る感覚

それでも「刹那」は今 ....
恋をしてもいいですか
この思いを隠さなくても
構わないと勇気の出ない僕に
後ろから軽く背中を
押してやってくれませんか

覗いた万華鏡に拡がる
美しい鮮やかな世界
白い兎が手招き
こ ....
(きみは近く
 足元から古い崖が、伸び悩み

 きみはすぐ下のことが分かる)

 ひどく、近く
 じっとしている
 長いこと
 息を奪われて、呑みこんだ夜
 ふさわしい音はながれ ....
高校で処方されたトローチを
ずっと舐め続けている
いつか消えるという
先生の言葉を信じて



大学生にさん付けされ
上司にはくん付けされる

しかし口の中にはまだ
トローチが悠 ....
いっその事
責めてくれれば楽だったのに


きっとここは器の中
さほど大きくない器の中に私は居て
蓋が閉じられた状態を夜と呼んでいるだけ
暗闇の中でも動けるのは知覚が生きている ....
 
追い込まれて
火が点いて
 
叱られて
気が付いて
 
 
人生はいつも
そんな感じ
 
さようなら

つづきはないのです

たぶん

このつぎに遭うときには

それはまた

あたらしい出会いになるのでしょう


さようなら

わたしのことを

なにも知ら ....
星月を見たいときには

その場所までいける 

そのことの

幸せ

美しく染まる水色の朝に

生まれた紅の光に見惚れることのできる日々の

その

幸せ


しか ....

家の前の道路はアスファルトで覆われていなかった
雨が降ると水たまりが出来て
長靴で入って行って遊んだ
夏の前

学校を休むと
斜め隣に住む同級生が
授業の内容を四つ折りにした白い紙 ....
扇情的な色彩の西日を背に塀の上を歩いて行く子供達の姿、木々に囲まれた小さな公園、冷たさを感じさせないジャングルジム、手にこびりついた錆を払い落とし、強い風に押されながら、見下ろした風景。

鎖骨の ....
段ボールの中で震える色に
夜を食ってみたらと言った
白でいようとしないでいい
黒になることを恐れないで
灰色であることを咀嚼しろ
翌日その猫は町を飛びだし
その後の事を俺は知らない
ただ ....
あの日を
あの日、と呼ぶことは
思いも寄らないことだろう
あの日の
僕には



時は
流れてゆくものだと思う
追い越せないことは
確かだけれど、
離れ過ぎずに
ちょ ....
苺模様のゆめをみた


甘酸っぱい


せかい


飛べそうな 気がしたけれど


こわがりなあたしは
ただ 目を閉じて


溶けるだけ


確か ....
うそでもいいのにね
またね
また明日

その次も
その次の日も
また明日
明日ねって

まるで
点描画のように
近づくほど君が見えない

ボクは
時々思うんだ
世界の
 ....
小さな書道家の
書道家のような事をしたい演劇好きのジェームスは背格好には大き目の
和室には不釣合いな本皮製ブラックの「作業着」に着られて立っている

閉じられた目の奥ではどんな風景が流れている ....
あは
きょうもよってしまつた
かくも
はなはだしくも
わすれたいことがあるならば
そう
わすれてしまえばいいのに
このあるこーるといっしょに
いのなか
だいちょうをとおして
 ....
浮遊する
旅に出る
ひとりを逃げる

暗いとこからお月様をみる
お星様と電話する
猫ごっこをする
紫に赤と黒を足すと黒くなる
をやめる

紫をすみれ色にする
春への近道をみつける ....
ぴったりと纏わり付いて拭えない匂いに
いつからか執着している
往なすのは衝動であり欲望には素直な態度
君が言うその
自然体とかいう三文芝居に惑わされてみる

齧った林檎は粉になっ ....
{画像=110417071821.jpg}


壁にもたれながら先輩とふたり
休憩をした。
明け方までの青果市場のアルバイト。
色々な野菜が振り分けられて、
段ボール箱に入れられた。
 ....
 
 
 
クラムボン
私はクラムボン
 
 
四面体の水槽を睨む私を
光は反射によってガラスに映し出し
中の私はコバルトブルーを染み込ませ
小さくゆらめきながら流されて
 
 ....
アメン君が持つ無意味の王様
理解されようとされまいと
規格外それは不変の観念
(ほら、恋愛が科学で証明出来ないのと
同じ事だよ。要するに未知なんだよ。)


形容するならシヴァのピルエッ ....
孤独は

暗い

明かりが足りない


誰かの温もり

明かりにしたい
愛の実は
赤い色で揺れている

ひとつ
またひとつ
色づいて
薔薇に鶯 このはなさくやひめ

ぽっぴアートの色合いが
なんだか てらてら 西方浄土
ふわっと浮遊 の フレンチボッサ

薔薇に鶯 このはなさくや
新春 色彩 ぽっぴが伝統
飾り羽子板 ....
その日
あきらめきれない ふたりは

しびれをきらした 家族たちから 
置いてきぼりにされて
先のみえない白い世界に
佇んでいた

握りしめたじいちゃんの
手から伝わる熱だけが
た ....
温泉に行った
ほっかほかにあったまったあとは
冷たい麦茶がいい

自動販売機のまんなかに 麦茶があったっけ

からん

コインを入れた


熱をもった ほっぺたに
瓶をくっつ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
嫁入り千本フクロネヅミ408/1/9 10:09
白楽百番地凛々椿308/1/9 9:33
、、、3*08/1/9 9:12
[三行詩] さよならは言わないで[group]電子ノ猫人008/1/9 5:18
刹那108/1/9 5:14
幸せ万華鏡AKiHiC...308/1/9 3:39
心臓をたもつ為の、遺された石田 圭太2008/1/9 3:37
変わるくらい佐々木妖精25*08/1/9 3:02
「いつか」菊尾0*08/1/9 2:51
15次元☆★208/1/9 1:18
さようなら蒼木りん208/1/9 0:08
408/1/9 0:06
ループチアーヌ308/1/9 0:01
屋上龍二208/1/8 23:29
_猫之面108/1/8 23:11
河口千波 一也7*08/1/8 22:24
ストロベリー・マーブルユメミ リル008/1/8 22:08
イル・サバンナuminek...2*08/1/8 21:44
たまもこもこわた...0*08/1/8 21:39
めいていススメ208/1/8 21:03
黒からピンクまでのグラデーションれんげ508/1/8 20:36
「確かめるように」菊尾1*08/1/8 19:56
夜明け時のアルバイト[group]beebee2*08/1/8 19:48
クラムボンからくり1*08/1/8 18:54
222hzmanabe...808/1/8 18:49
孤独夏川ゆう108/1/8 18:46
ハートの小箱を開けたらユメミ リル1*08/1/8 17:09
薔薇に鶯アハウ508/1/8 17:08
摩周湖池中茉莉花1*08/1/8 16:12
いちごみるく3*08/1/8 16:05

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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