人形は こころが氷できているから 
やさしくなると なにもなくなってしまう

笑ってしまうとこころはゆるんで水になってしまうから
空洞のカラダは さあたいへん

こころをなくさないように
 ....
おろかな影を

踏みながら

物質化てまえで

うろついて

ずいぶん広い部屋で

テレビをつける

気力すら失っている

まー、手をかえ品をかえ

会社経営は飽きない ....
吹けば飛ぶような僕の存在
芯などありません。
種などありません。
剥いて剥いても皮ばかり
実すらありません。

聴いてる音楽で思想が揺れるような
そんないい加減さが売りです。

吹け ....
よりどころになる火は
つぐなう先をもす

じくの浅瀬に
なぎ払ったものが倒れ

喉が 海に泣く

制する夜は きたての波
しのぶ朝 しのぐ昼は 隠れ

ついえて春と
声 ひめる
近頃の夜は白つぽく濁つてゐる
電車の高架上から外を見ると
それは寧ろ何時にも増して黒黒と深いやうで
やつぱり一枚の平面なのであるが
そこには一つのまたのつぺりとした
只赤い太陽の笑いがはりつ ....
 
* 
ある日ペンギン
空を飛ぶ
羽のある意味を
バタつかせながら
 
砂浜が熱くなったとき
仲間をあつめて
嘲笑っては
遠く消えてゆくのだろう
 
* 
ある日クジラ
 ....
大事にしていたものが
じつは壊す理由のできるのを待っているだけだとしても
壊れても消せないことを知っているから
いつまでもそれを前にどうしていいかわからず
目をそらして隠す


あのとき ....
君の目が 俺をとらえるとき

俺の目が 君を捕らえるとき

不器用だけど 鈍感な君へ
少しでもやさしくなれますように
{引用=
 俺は知ってるのだろうか…
 俺は気づいているのだろうか…
 }
最近 付き合いだした俺と君
君に夢中になっちゃって ついつい 失われていく仲間との時間
それでも やさしく何も言 ....
〜である
〜がある

本質と事実

境界線上のイデア


遊離と乖離の連関の中で
問いは意味を持ち
意味は実存を失う

問われることと問われざること


 ....
{引用=世界の終わりはいつ、やって来るんだい?

さあ、あと二十四回世界を歩いたらじゃないかい。

おやおや、それだったら私は千四百四十回世界を巡らなければならないよ。

まあ、いいんじゃ ....
八万六千四百回世界を走るやせっぽち
千四百四十回世界を巡るのっぽ
それから二十四回世界を歩くおちびさん
長旅に疲れたのか
急ぎ足、時々一休み

ひんやりとした金属の感触
鈍い金色
手の ....
水の歌が滴って
綺麗な虹が瞬いた

瓦斯灯の下を
進みゆく足音が
木々達を歓喜でささめかす
黙って耳を澄ませば

夜の音符降る道
コップしかない家
水とともに夜を
飲み干す家族

幸せでしかない事
テア・ドロップ
みたいな形

月が風に
たなびいて
夜明けのいろした
足長を待っている。
自分が残して死ぬだろうもの
自分が生み出して死ぬだろうもの
されとてやがては死に行く

私の内臓を喰らいなさいと
母は嘯く。

されとて死に行く者どもよ

無駄に唄うな
徒に打たう ....
太陽が驚くほど白い
狂という非
今日という日
それは
抉り出された
罪と空腹

服を着ないで歩く
その目から
濁った流線型
黒いかかと
にらみつけたブーツ
鉛のようにぶつかって ....
ねえ にんじんさん


なんで きみは あかいんだい



おふろに はいったから?


やけど しちゃったから?


だれかに たたかれたから?


つち ....
せつない

せつないよ

せつなさのなかで
火が燃えているよ

せつなさのなかで
ロケット花火が
飛び交っているよ

ああ
戦争だ

おい
おまえら
戦争なんだよ

 ....
平穏の中の静と動
平穏の中の戦い
平穏の中の癒し
平穏の中の不安感

心の痛み
体の悲鳴
助けて
助けて

スポーツで現実を忘れ
音楽を聞いて時間を忘れ
泣いて笑って叫んで
 ....



三十七度五分の微熱を利用して
交信を試みてみよう
見えないスピードで世界を飛びまわるという
スカイフィッシュ
窓の外に広がる空


誰の目にも止まらないけれど
ただ飛んで ....
冷凍のバナナがどれだけ硬いのかを
私は知らない
しかし私の儚い希望を
打ち砕くことができるくらいの硬さは
持っていて欲しい
そうでないと冷凍バナナを傷つけてしまうから
(それはあってはなら ....
送り出してくれたその声が
根付かせずにここから切り離してくれる

反響する言葉
足らないから美しい
補いが妄想だとしても
満ちているこの感じは紛れも無い現実
いいでしょ?
 ....
成人おめでとう。

初めて君と出会った時、君はまだ16歳だったっけ?

君は僕に憧れて、僕は君に恋をした

まさか20歳になった君を見る日が来るなんて思わなかったよ

もう 大人になっ ....
愛人の妹の進学を祝った

まるで

じぶんの正体を失っていた

そんな馬鹿なことをしたことがある

今はもう愛人とは別れていた

妹とだけはまだ

年に一時期だけ

メール ....
ワインで誰かを呼びながら
逃げ出そうする神経
全ての縄をほどいてきたのに
血管がかたまってしまった

ただピアノの弾く光を
追いかけることで
時間に恥じなくてすんだ

少しも珍しくな ....
 満月が
 飽和してゆく


そっと
するどい涼しさは
船乗りだけの
うろこです

ただ一言でかばわれて
消え入ろうにも
悔やまれて

丸みを帯びた
涙の甘さに
 ....
空をオレンジに染め上げる夕暮れ
長く伸びた影
久しぶりに笑った僕の
それはまったく笑っていなかった

夕焼けに目を
目を、射られて
降る{ルビ朱=あけ}に手を
手を、伸ばした

あ ....
わたしは あなたのすべてをしっている
あなたは わたしだから

「貴方は私の王女
かわいい玉座の王女
だから私は貴方の前で
畏れながらも武勇伝を語るのです

貴方は私の小鳥
 ....
言葉のひとつ
近づいてきたら  追いやって
離れそうになれば 手繰り寄せている
縁側でする遊びのようで 意味なんてないのだけれど

笑顔の会話を 遠くにききながら
追い払われたひとの行方を ....
湿った風が吹くのが人生さ
昨日のことなんか忘却れてしまったよ

両手・両足も 名前もあるけど
何かが足りない気分
一瞬で 埋めてしまいたいんだ

震える指先で触れたい
言葉を交わしたい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
こころ湖月1*08/1/10 23:59
疲れも知らず吉岡ペペロ008/1/10 23:47
ふよふよ、ふわふわ、いや、なんだろ?那人4*08/1/10 23:39
ぶりょう砂木6*08/1/10 23:16
むにやむにや2*08/1/10 23:04
EARTHからくり1*08/1/10 23:01
理由湖月2*08/1/10 22:43
君と俺の メfuji108/1/10 22:10
ナカマとソラ108/1/10 22:08
存在紫音1*08/1/10 21:44
零時零分零秒、具壱言1*08/1/10 20:59
懐中時計008/1/10 20:57
音符の降る道[group]しろう108/1/10 20:52
無題03ねろ208/1/10 20:38
無題02008/1/10 20:36
無題011*08/1/10 20:35
ねえ、にんじんさんむむ408/1/10 20:35
破線大覚アキラ208/1/10 20:33
日常ペポパンプ5*08/1/10 19:39
風邪の日のスカイフィッシュ308/1/10 18:26
【冷凍バナナ】つむじまがり4*08/1/10 18:19
「こちら側からそちら側へ」菊尾1*08/1/10 17:28
【成人する君へ】つむじまがり1*08/1/10 16:40
メキシコの風吉岡ペペロ308/1/10 16:28
刻印木葉 揺3*08/1/10 16:04
銀食器[group]千波 一也9*08/1/10 15:55
朱の珠へ雨宮 之人1*08/1/10 14:51
結婚の頌Ⅰ音阿弥花三郎008/1/10 14:38
水辺clef6*08/1/10 10:50
ALCOHOLIC000008/1/10 9:26

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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