もしも
翼が
あったら
大空
高く
飛んでみたい
もしも
翼が
あったら
鳥のように
自由に
空を飛べたら
どんなに
素敵だろう
どんなに
気持ちがいいだ ....
誰もいない
静かな夜道を
ひとり
歩いている
当てもなく
ただ
歩いている
昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も
車が
行き交う
オフィス街も
夜にな ....
おれんじの内に
君といる
きっみはいつも楽しそうじゃないから
ボクはいっつも楽しいことを
いっぱいして、キミに届ける
でも、きっみはボクのはなっしを
聞いてくれない
ボクがっきっ ....
壁に描かれた
でっかい日の丸をぶっ壊そう
ゴミと怨恨でできた
大量破壊兵器と闘うために
体裁ではなくて姿勢が
カッコイイ人間っているかい
鼻が削げて歯が全部抜けおちた
営業マ ....
蛇の目のミシン、母の足
ペダルを踏む音
みしん!と踏む足
みしん!みしん!みしん!
母の足
ご覧なさい!
居間から家から
転がり落ちる歯車という歯車!
みしん!みしん!みし ....
話す声が小さくなっていく、朝
きみは一冊の
ノートになった
軽くなった身体をめくって
話の続きを書く
これからは大切なことも
大切、とは少し違うことも
こうしなければきみに届か ....
雪。
雪だ。
雪が降っている。
道路が凍る。
つるつるだ。
別にカロヤンの話をしているわけではない。
そんなユーモアに浸っている場合ではない!
真剣なんだ。
生と死の狭間で、
生き延 ....
雨がとおりすぎたあとは
すこしやさしくなるの
水滴がきらきら
ひかる お庭で
太陽と一緒に
ころがってみる
虹のささやきに
天使がウインクしたら
ユメから覚めた
....
恋の悪魔
虹の架かるこの町にも
悪魔は存在する
恋の悪魔
偶然を演出して
運命を装い
タイミングと
恋という
思考能力を
一番低下させる
魔法に掛ける
本当は
運命で ....
夫の耳を探っていると
小さな化石が出てきた
耳掃除は毎週日曜と決めているが
今まで見たことも無い色だった
これはいつのものですかと聞いてみる
寝言で
白亜紀と返事が返ってくる……
....
前向きな詩は大概において
どん底にいる人が書いている
そんな気がする
とらら、ららら、らるるる!
なんとももう3度目の冬
りずむもめちゃらくちゃらで
のりきれているのかといえば
かならずしもそうではなく
きりきりと危ぶみながら
はみだして生きています
よる ....
母親が貴方に傘を差してくれました
傘はスカートのように広がり
貴方はその中にスッポリと収まる
小さな小さな女の子でした
赤い傘
くるくると回してくれませんか
雨がぴたんぴたんと弾けるた ....
冷たいカプセルの中に入って
胎児のポーズで丸くなる
深い空にのぼって ゆく
導かれて
見つめあったひとの顔を
ひとつずつ撫でて
片付くまでもう少し
あなたをのこし ....
虹よ出て来い
この空に架かってみろ 架かってこいよ
俺はお前なんか気にしねえ
俺はお前よりも希望に満ちた存在になってやる
お前はまだまだ器が小さい
だって七色しかないじゃないか
もし俺が虹 ....
実家に帰ると
昔と変わらない
川が穏やかに流れている
このごろ父と母は
私の手首をつかんで
血が正常に流れているか確かめる
異常のないことを確認すると
母は血の滴るステーキを焼き ....
I was there.
I was there in a day before today.
I mean yesterday.
I was in a space.
There were ....
ブリタンのロバが死んでも
僕は泣きませんから
たたかい、の意味を知る必要性について
小一時間くらい語り合わないか
それより愛だよ愛、って
忘れてたような気分になっても
僕は死にませんから
....
潮風が防風林の松を
まだか、まだか、とたたいて
浜辺で手招きする海が
防波堤でばらまいています
ひとりでくる浜辺が
こんなに広いとは知りませんでした
小さい岩のあるところ目指して
真 ....
さりげなく皺くちゃになった心を
冬の冷気で冷やしてみる
過去にすがってみても
手にはいるのは わずかな傷み
届かなかった想いは
カラス鳴く墓場に始末して
新たな一歩 ....
たんぽぽ畑でたんぽぽをたくさん摘んで
たんぽぽの冠を作ったり
たんぽぽの首飾りを作ったりして
夕方になって
空を見上げても
まだ明るくて
いつまでも明るくて
ほっとしていたら
そこへ
....
あなたの涙を見てみたくて
軽い気持ちで手首を切ったよ
何も終わる気配はないし
未だ始まってすらいなくて
真っ白な世界の真ん中辺り、泳がされているだけさ
此の感情を何と云うのだろう
最後 ....
鳴らない電話を握り締めて
思い耽る心は彷徨う
創造の世界の中でも僕は不自由
光の欠けた電球を見つめる
淡い希望ならば抱かない方が至福
思い出さない幸せ
忘れた時の悲しさ
半分ずつ ....
駅に人垣ができていて通れない。『ちょっと?おれ終電なんですけど?』まあ見てごらん、外国人が改札前で揉めている。終電に走る足が次々に止まる、日本人は深い溜め息をついた。
それを制する力も術も持たぬ ....
「ぼく」がYで 「せかい」がXなら
たぶんYよりXになりたいと願うだろう
「せかい」はあるがままで とても無機質なものだとしても
YはXを選ぶだろう
自分で色を変えられるカメレオン ....
そろそろかなと思い始める十月の終わり
会社が休みの日には 生家の林檎畑へ行く
林檎の収穫は九月から始まっているが
十一月にもなれば 雪が降り始めるので
積もって身動きがとれなくなる ....
という音は
もう
名前じゃない
でも
実体じゃない
呪文のようなものだ
という音は
ぼくらを
切なくする、熱くする
とい ....
雨の日には 何もせずに
暗い部屋の真ん中に
座る 僕は
四隅に巣を張り
蜘蛛になる
時が過ぎ去るのを
じっと待つ
抜け殻
上空の
重苦しい雲から
流れ落ち
煤煙に塗れ
....
痛み
胸
傷と呼べば嘘になる
負うを認めれば
悲劇に拍車がかかる
麻痺
緩和
傷と呼ぶにはおこがましい
痕を受け入れれば
強がりは陰を落とす
傷など負っていなければ
抱え ....
いいコトも
わるいコトも
全て自分で選択するしかないんだ。
それが
正しくても
間違いでも
自分で選ぶしかないコトなのだから…
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