夜汽車で行こうか
わたしを捨てに
ジャズとわたしと 手を繋ぎ

星はヒトに奪われた
標本箱の琥珀にすらなれなくて
きみの血は眠り続けることだろう

夢はわたしに奪われた
心を燃やした ....
全身を引っ張られて
急速に上昇する
その間、身動きはとれない
雲を越えあわやの所で
やっと止まる
カラダが自由になった

星が見たくて振り返る
その速度は風の如く
回り回って大きく空 ....
自分の
息づかいばかり
きこえてくるのに
きづいて
顔をあげると

音がなくなっていた
音のかわりに

白い沈黙が
すべてを覆い尽くそうとしていた
残像を組み立てていたんです
きっと綺麗なあなたの姿になると思っていたんです
でも思い出の中のあなたと違って
歪な奇形になりました

理由は判っているんです
叶えられないことなんです
私に ....
雨が落ちる

光が走る


亡き人にはもう会えない
独りが好きな訳じゃないけど

記憶を消したいから

夜一人になって

雨の音を静かに聴いた。


何もかも
流れていけば

ただ
そう思った。
違和感ばかりの胸を掻く
赤く痕は広がっていく
通信は途絶えそう
畳と天井の距離
「こんな事しか出来ないの」
黙っていた君が洩らした最後の言葉が蘇る

その感性は初め、一瞬だけ ....
 もう、
 忘れてしまえないだろうわたしを置いて
 片耳うさぎよ
 にげなさい



どうして、
こんなにも寂しいというのに
深みにはまることを知ってきたのに

どうしても、 ....
好きと嫌い 人は生き物はこの感情によって他を淘汰し 繁栄してきた ならば その被者は 潔く消えてきたのだろうか 違う 人間は淘汰されたからここまでの知恵を身に付けたのだ しかし そろそろべつのものが現 .... 霧のような雨
わざと傘をささずに
散歩して

レインブーツはいた足が
水たまりを蹴る

なんか
足りない

フードつきの
レインコート

黄色いミトン

違う

足り ....
画面のほうでなく
カーテンを見た
おもしろみのないまっしろなやつだ

気持ちがほっとする
わたしははっとする

雨で道路はまだら
手をつなぎながら歩いて笑う
雨なんて平気
ひどくな ....
くり返す波に
届かずじまいの手を思うとき
ようやくかぜを
聞いた気がした

この世にひとつの
具象のような


二本のあしで
すれ違えるものを
まちがえながら
ここにいる
 ....
君の、言葉なんか

毒にも薬にもならないんだよ 君の言葉なんか

俺のこと、貶めるなら貶めるで

励ますなら励ますで

それなりに心を傾けてくれないと、どれも
結局無価値さ


 ....
あなたのために
わたしの肌は温かい
沼の上で首を竦めて眠る
冬の水鳥みたいに

爆弾を仕掛けたビルが
崩れ落ちるときに降る白い粉を
振り払い
振り払い
必死で走るあなた
上など見ら ....
もう無理
もうこれ以上は無理

誰かに
何かに
縋りつかなきゃ
生きていけない

ひとりでなんて
歩いていけない

ひとりでなんて
立ち上がれない

ひとりでなんて
笑え ....
興醒めした夜のひび割れから
奴の鎮魂歌が聞こえる
よせやい
まだ早いぜ

ただ夜に紛れて
お前の様に美しく拗ねて見たかっただけさ

世間の事なんか何も知っちゃいないで
独り口笛吹いて ....
中国の森の
奥深く
誰も見た事の
ない、動物がいた。

空を飛び
川を泳ぎ
馬のように走り
変幻自在だった。

サルノコシカケを
食べていた
それでも幸せだった。
四千年生き ....
小春日和だ。賑わう公園ーそこに、
ナポレオンが真っ赤な気球に乗ってやってくる。
しかし、じきに見えなくなった。
子供がその手を放したから。
そしたら今度は、別の子供が
同い年の父親が眠る真っ ....
あたしとあなたの
境界線、
なくなる

自由って枷をかけて
自由って檻に入って

ふたりであそぼう
ふたりでじゃれあおう

きっと

あなたとあたしの
境界線、
なくなるか ....
おいらは孤独な道化師
ホームレス、ネットカフェで
寝泊りして
その日暮し

夢なんてない
腹いっぱい食べてみたい
人の役に立ちたい
何も悪い事はしていないのに

寒さで錯乱状態の仲 ....
振り子は チッ チッ チィー
奴らは魔法を使うんだ
言霊 音霊 自由に操り マリオネット

エレキの弦は ビィーン ビィーン ビン
舞踊の魔術はお手の物
あなたの言葉に染め上げて!天馬 い ....
虫のいどころでも悪いのか
いつまでも押し黙ったままで
あなたはテレビの画面を眺めるでもなく
そっと箸を置く

テレビのなかには
つまらないギャグに笑い転げる顔があり
テレビのそとには
 ....
「あすこの山の頂上に
一番綺麗なものがあるの
赤だったと思うけど
いつぶりにみるのか
あたし、忘れちゃった」

「否めないね」、とゆった
あなたの
いじましい微笑み

明けてゆく
 ....
ピアノの旋律
耳にこだまし
ガラスのレンズごし
僕を照らす
冷たい指先
氷の瞳は
永遠に伏せられ


夜の女王
来たり
一本の線をひいては
また消して
ひとつの点を描いては
また塗りつぶし
汚れたページの
白を
じっと見つめる
ため息
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
 
空をさす小枝のような
父の指に
赤とんぼがとまる
お父さん
声をかけると
赤とんぼを残して
父は飛んでいってしまった
驚かせるつもりなんてなかった
いい年をして、と
笑われるか ....
朝の七時に電話が鳴るのは
たいていの場合
良い報せではない



受話器の向こう側で
母が

 お父さん、昨日の夜、シンキンコーソクで、


妙に軽やかな声で言った

 ....
たとえばいつか
時計の針が十五時を指したら
南向きの窓辺に腰をおろし
熱いミントティーを飲む
白壁とコバルトブルーのきらめく
シティ・ブ・サイドのカフェにいるように
乾いた風が吹いたら
 ....
自動車の走る音が
強くなり弱くなり
いくつも重なり合いながら
都市の柔らかな肉声として
アスファルトの上を満たす海として
ビルに押し寄せては砕けていく

ヘッドライトの百鬼夜行
ライト ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
さよならのかわりに室生208/1/29 23:16
月に守られながら遊ぶ夜恋008/1/29 23:05
雪と子供美砂0*08/1/29 22:21
Dump Dump Dump000008/1/29 22:15
待ち人百合108/1/29 22:11
記憶xたろおx108/1/29 21:53
「通信」菊尾008/1/29 21:44
片耳うさぎ千波 一也6*08/1/29 21:44
時空イシ008/1/29 21:29
小雨のなか風音2*08/1/29 21:26
変わらないでそこにあるよしおかさく...1*08/1/29 21:12
かなしみ沿岸千波 一也8*08/1/29 20:46
何の意味もないmusi108/1/29 20:29
冬の水鳥チアーヌ708/1/29 20:09
静かな火曜日の夜風音2*08/1/29 19:45
sax茶釜108/1/29 19:00
長寿ペポパンプ8*08/1/29 18:50
風船のある光景プテラノドン308/1/29 17:45
境界線、なくなれば風音1*08/1/29 17:33
貧乏仕事無しペポパンプ8*08/1/29 17:27
シャラップ! お歌の・・//アハウ008/1/29 17:14
ささくれたひと恋月 ぴの23*08/1/29 15:40
208/1/29 15:05
夜の女王由志キョウス...208/1/29 15:01
メランコリー208/1/29 14:59
簡単に空を空とは呼びたくない小原あき12*08/1/29 14:56
赤とんぼたもつ2908/1/29 14:33
シンキンコーソク大覚アキラ308/1/29 14:26
たとえばいつか石瀬琳々7*08/1/29 13:40
葉leaf608/1/29 13:20

Home 戻る 最新へ 次へ
4290 4291 4292 4293 4294 4295 4296 4297 4298 4299 4300 4301 4302 4303 4304 4305 4306 4307 4308 4309 4310 4311 4312 4313 4314 4315 4316 4317 4318 4319 4320 4321 4322 4323 4324 4325 4326 4327 4328 4329 4330 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.19sec.