私の
大切なもの
人の心です
私が
宝にしたいもの
ほんの
ささやかなものと
言うのなら

人や
自分を
思う気持ちです

優しい人の
笑顔と
暖かいメッセージ

他 ....
誰も
住んでない
一軒の
あばら屋

いつからか
幼子の声が
聞こえるようになった

誰かに
聞いて
ほしいのか
淋しいのか
誰かに
モノを
たずねるような

笑い声 ....
今日初めて
道行く少年に おじさん と呼ばれた
スーツを着ていたからだと思うけど

公園の木が風に震える
アスファルトは抵抗する気すらない
おじさん、てぶくろおとしたよ、
とその少年は
 ....
カードをめくるたびに
弱っていく
記憶の中の私たち
いくつかの成功と
たくさんの失敗を繰り返して
ふたりに残されたものは
ずいぶんと少なくなってしまった
それでも
消していくことで ....
 



 眼醒めるといつも渇いている、頭を起こす。
と、ひび割れた裂け眼からはぼろぼろと砂が
流れ落ち、床に。溜まりをつくる。砂は、ぎ
ぃぎぃと声を上げ蠢き、啼いている ....
理由は
「キミが好き」だからです


たった5文字から成る
単純なカタチの感情で彩られた世界は
なんて美しいのだろう
耳を澄ませて 研ぎ澄まされた 空気の中

僅かに 流れる その音色を
数多の奥に 捉えて

群青と橙が 混ざり合って
黄白色に 爆ぜる瞬間

唯一届く その音を
漏らさず 全て 汲み ....
詩人の端くれである僕は詩集をたまに読む

読めない漢字や難しい言葉の羅列でその詩に隠された裏の意味を読みとれない

未熟な僕はそんなわけで劣等感を覚え、同時に敗北感や悔しさも覚える

僕の ....
恋という名のアイスクリーム


とけ始めている
恋という名のアイスクリーム
食べきってしまえば
この恋は終わる。
でも
とけきってしまえば
友達という名の
コーンが残るだけ
扱い ....
立ち止まったところに
誰かの{ルビ欠片=かけら}が落ちていたので
拾い上げてから交番に届けようとしたら
持ち主らしき人が
不安を抱えたてこちらへ歩いてきたので
「捜し物はこれですか?」
と ....
ぷっ
どんな可愛らしさなんですか
きみは
それにきみも

みんな可愛くて切ない
情熱を
どこに置いてきたのだろうわたしは

心の美しさや強さを推し量ろうとするしか

トリュフだな ....
星は星に座って
星を広げた
片手で星をすすりながら
遠くの星で、星たちが殺し合うのを知った
星の上に、ひとしずく星が流れた
空に散って 風に舞った
遠くなればなるほど
小さな星は小さ ....
映るものでしか見たことない自分
今までずっと一緒にいたこと
誰の耳にも間違い話に
聞かれないのに

会ってみたい
一生に一度以上
コンビに未満(開店から閉店まで働き続けるコンビニエンス未 ....
 
 
神様の影が
とかげの背中で笑っていた
太陽の光を浴びて
黄昏色になった両手
 
家の垣根を縫って
虫捕り網は無造作に
その、ゆるいゆるい体を
風に晒して泣き出す
 
好 ....
大雪の朝 新宿で待ち合わせ
真夏の夜 踵の高いサンダルを履いて
手を取られたり
しているよ今も心の奥
夢に見たりするのはその所為なんだきっと

話なんてしなかったよね
喧騒で聞こえない
 ....
 言葉が言葉を飲み込む
 信頼のない無意味なやり取り
 なんの創造もなかったりする
 そこにあるのは反応する神経のみ
 
 そうなるのは
 やはり信念が希薄なせいだろう
 人が人らしくあ ....
朝ごはんの支度のあいだも
ゆっくりお茶を飲んでいるときも
外がなんだか騒がしくて
庭に出てみると
黄色い風船がひとつ
軒先にひっかかって揺れていた
物置小屋からはしごを出して
なんと ....
塹壕の中で
首すら出さずに
叫び続けた
浅い切り傷
深い損失

奴もあいつも
薄ら笑いが
顔について落ちない

仲間も随分減った
部屋の中に
赤いLEDランプ
長い列になって ....
  君を見ていた
  寒い冬のこと
  白い白い雪の午後



  運動場の倉庫にもたれ
  二人は並んで立っていた
  ブラスバンドの音がした



  バーバリーの ....
ころがる
しずかな すいへいせんの上



あさ
お茶をわかしながら
てのひらで
背骨をなぞった
恐竜のように
そらへとつづく梯子の ように

あなたが
つづいている ....
やる気なくしたの
あなたのせいで
そんなふうに言われるとは
思ってもみなかった
あわくって 吐いて
捨てたけど まだ残ってて
べったりと張り付いた
靴の裏を見たら
ああなんてぼくは ....
踏み付ける、倣え

(エナメルの爪先
 踵の揃う条理を知る

強かに打つ音が
虚空を響かせる、刹那に
私の呼吸とした海は
震えたのち、
さざ波を産んだ


そのパル ....
いつでも急いで履くし
履きかけで何歩も歩いてしまうので
かかとから靴はいつでも痛んでしまう
妻も老いた母からも
もっと大事に履けとか
みっともないから止めろと言われるが
そういうことに構う ....
背中が無防備すぎるから
思いっきり蹴りたくなるんだ

気持ち良さそうに伸びをするから
ボディーがガラ空きだぜって
思いっきり殴りたくなるんだ

平手打ちで頬にもみじ作りたいなぁ
死角か ....
詩のなかでは
ほんとうのことを言おう

どうしていつも
口を出ることばは
わたしをうらぎるのだろう
わたしからとおざかるのだろう

つたえようとするきもちから
どんどんどんどん
つ ....
(ベートーヴェン
最後の弦楽四重奏曲、第十六番
三楽章によせて)


土にもどったといったところで
だれも
これがあのやわらかな若葉だったと
気づくものはいない

虫の寝床となりな ....
愛。それは多分に、
漠然とした表象の言葉で
ありのままの語彙ではない
――と誰かが云い

するとたちまち花は萎れた

漆黒の森に谺する
狼の吼える声におびえ
かよわき詩人らは外界を忌 ....
心の底の声を
君は聞こえるかい?
手を伸ばせば
助けてくれる。

世の中はまだまだ
捨てたもんじゃない
生きる事を大切に
人に心を与える楽しさ

優しさを取ったら
何も残らない
 ....
手を叩いて
足を鳴らし
体をねじり
のびをする

この世に愛が
あるのならば
私に下さい。
愛の孤児

この世に恋が
あるのならば
私に下さい。
恋の孤児
俺達の恋が
たった今終わるとしても
海は死ぬまで海なのさ

恐ろしいほどの盗品が
今朝も浜辺に打ち寄せる
宝のようにそれは
ゴミでもあり
生きざまでもあった
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
宝物妖刀紅桜3*08/2/1 20:08
アメフラシ1*08/2/1 20:03
おじさんつばくらめ2*08/2/1 19:02
神経衰弱Tsu-Yo008/2/1 17:55
「 裂け眼。 」PULL.2*08/2/1 16:17
理由和泉 千秋108/2/1 15:13
ふゆのうたウデラコウ1*08/2/1 14:23
宝物ケンケン008/2/1 14:19
恋という名のアイスクリーム夢乃 綴喜208/2/1 14:04
出会うこと小原あき17*08/2/1 13:24
G2(情熱よしおかさく...2*08/2/1 13:04
星は星に座って[group]氷水蒸流508/2/1 12:33
私に会いたいつちやしほ108/2/1 11:34
少年は優しい朝に目覚めるゆるこ308/2/1 10:07
レモンティーよしおかさく...0*08/2/1 9:21
君とはずっと続けたい山崎 風雅3*08/2/1 2:47
風船[group]アンテ608/2/1 1:47
戦場竜門勇気1*08/2/1 1:32
高校生草野春心208/2/1 1:23
花時計はな 21*08/2/1 1:18
創書日和「靴」[group]ゆうと008/2/1 0:47
創書日和 靴 靴裏[group]山中 烏流008/1/31 23:59
創書日和「靴」 靴はいつでも痛んでしまう[group]大村 浩一9*08/1/31 23:35
君が悪いんだ朽木 裕4*08/1/31 23:33
ほんとうのことをふぁんバーバ...8*08/1/31 23:25
レガートのための覚え書き美砂3*08/1/31 23:14
愛なき殺戮atsuch...6*08/1/31 22:09
目を閉じればペポパンプ7*08/1/31 21:44
ロンリーボーイ4*08/1/31 21:43
盗賊小川 葉208/1/31 21:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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