しゃぼんだま

  ビーズ

ガラスのこもの

   風のささやき

 水の滴り、しずく


 お日さまのひかり

    透ける葉のみどり

 ・・・・


 ....
コンコースに響く
着メロの不協和音


スモッグの下
クラクションの多重奏


熱帯魚たちは
濁った街を泳ぎ


あちこちに転がる
温んだ水にまどろむ


浅い眠りの透 ....
生まれ変わったら
あなたの家のそばの
電柱の脇
段ボール箱に捨てられた
白い雪のような猫になるの
あなたはすこし困ったような顔で
にゃあとなくあたしを拾い上げるわ

赤いプレゼント箱は ....
「June bride」という言葉が好き
その言葉の深い意味を知った時
憧れを抱いたワタシ

お互い結婚を意識していても
何処か踏み込めないものがある
あなたに対しての迷いはない ....
飾らずにいられるなら──

それはそれで楽しい。

本当の自分になれる
…と思うんだけど。

飾らずにいられないから
飾って
偽って
自分自身に嘘をつく。

そんな自分が嫌で
 ....
 あのこのことがすきなの、
て君は笑って
 そうなんだ、
てあたしはうつむいた
君は気付かない
うつむいたあたしに

 目が合った瞬間、恋におちたの。
そう言って笑う君はかわいいけ ....
血管の透けた腕で宙を掻く
昼だって夜だって迷子のままで
叫び疲れて後はもう誰かの掃除を待つだけ
そいつに頭が均されても別になんとも思わない

白けた夢の端っこで小人が踊っている
 ....
食べ物には嘘が満ちている
でも詩には嘘がない
詩人が嘘つきでも 詩は嘘をつかない
いや嘘か本当かなんて本当はどうでもいい
嘘でもいいから希望を 与えるのが詩だ
言葉はどんな食べ物よりも深い味 ....
きみに偽ろう
なだらかで甘美な世界を
わたしだけが作り出せるのだと。

きみがわたしの隣で満足そうに頬笑むのが見たいのだ。

わたしは道化
きみが見るもの全ての前に立ちはだかり踊る

 ....
背中に波紋がひろがって
さかながまずしい
呼吸をしている

ふりむいた目の底で
大きな鋏のザリガニが
餌をつかまえてる

僕はあなたの胸に飛びこんで
懐かしいいのちの水の中
ど ....
海野小十郎

きみ子        宮房さのみ作曲
           海野小十郎作詞
停留所、待っていた君の
横顔、どうしたの
待っていたんです
さっきから
とっても嬉しかったん ....
きのうは最新のマーケティング理論を勉強しに

東京のどうってことのないホテルで缶詰だった

きょうはといえば九州は博多から南下している

じぶんを焚きつけて燃やして仲間を焚きつける

 ....
ほどけて溶けるように降り注ぐ
午後の木漏れ日の下で
ジョニーとスーザンは

最近発見された
水星の表面にいくつも刻まれた放射状の巨大な溝のことや

あの頃のおれたちって
突っ走って ....
脱いだ靴を手放し 
床に落とす音が 
鼓膜に響いて 
目の覚めた深夜  

つけっぱなしで 
眠ったはずの
蛍光灯はいつのまに消えかかり 
薄暗い部屋はいつまでも 
点滅していた 
 ....
鈴木が首を吊ったという知らせをうけて
テーブルの上を見てみれば
なるほど
胡椒入れの横で
鈴木が首を吊っているから
いたたまれない気持ちになって
伸びきった首を掴んでロープを外してやると
 ....
夢を見ようか
黒光りするナイフの先で
スカートから舞い散る花びらを
緋色に 緋色に


夢を見ようか
食事と排泄のあいまに
立ち上がる思考を追いかけて
右足で影 左足で光


 ....
恋はワイン


ゆっくりと
ゆっくりと
時間を掛けて
出会った恋は
ワインと一緒
いつまでも
いつまでも
愛し続けるワインを見つけたら
それは宝物

食卓に並ぶハウスワインで ....
  森に歌え
  回廊に響け
  ルチウスのヴァイオリン
  少年の痛みを
  世界にはびこる欺瞞を
  ルチウスのヴァイオリン



  まちがった正しさや
  反吐をも ....
蛍光灯の下で瞼を持ち上げていた
抒情を説明する受話音に押し潰され
前髪の奥で景色が点滅して途切れ



ひとりという状況を
さみしいと説明する人に
目を留めず
日々を大股でまたぎ
 ....
なんで悲しくなると 
 死んじゃう事考えるんだろう。
なんで寂しくなると
 慣れてた孤独がイヤになるんだろう。

やっぱり元気な方がいいんだよね。
でもくらぁ〜い僕が例えば
誰の心にも居 ....
ひしゃげた表情の老人が空き家の前で座っている
迷惑そうに振り払った女が古い歌を口ずさむ
明け方の街路灯にカラスが物言わず腰掛ける
壁に手をあてながら歩いている

嗄れた声でかき鳴らし ....
自然は快適な環境の代わりに
私に何か望んだりしない
森や海や日の光とは似ても似つかないからだ

あなたがどれだけ愛したとしても
私に愛を望まないで
愛と私は似ても似つかないからだ

愛 ....
あなた雰囲気が匂うわ

何が?

雰囲気よ



あなたもわたしを検索している
舐めている
舌の先に 真冬の北極星

ゴミか怨念か
侘びか汚れか
わからなくて
細 ....
ふりだした
雨、窓の外
おいたまま
僕の手の上
コイン一枚
あって間に
ポッケの中

視線を奪う
素敵な種と
仕掛けたち
想簡単には
知らせまい

欲しいのはもう
とっく ....
グールモンに負けないくらい君の名を描いた。雪は君に降りかかり、また僕に降りかかった。そのどちらも積もらずに溶けた。夏の強い日差しは君の輪郭を濃くした。僕の記憶のほとんどが君との共有点で、それ自体が強い .... 紡いだ言葉の最後は誰も知らない
読み終わった書籍は本棚に収まり
二度と触れることも無く色褪せる

風船に願掛けした思い出の四季
春色の風景だけが夏空に浮かび
心地よい秋風に指先は冬の寒さ
 ....
なぜすいません、なんだろう
雪山でロストして
大捜索して助かった
禁止区域に入ったからだ
つつしめ
慎め
行動を
識者たちは憤る
政治の嘘には絡まぬくせに

なぜすいません、なんだ ....
 この世の果てか
 逃げ込んだ203号室
 ふたりだけ
 想いが加速する
 求め合う
 重なる体 
 吐息は逃さない
 時間が止まる
 打ち上げた大花火
 そして ふたり
 夜 ....
ひとめぐりする
違いについて
考えてみようと思うけど
夕日が沈むのか
それとも
僕らが遠ざかっているのか
わかるものか

薄っぺらな紙も透視できない
僕らには
粘土層を貫いた深い根 ....
わたしが
どうしても我慢できなくて
でも、教室には絶対間に合わないし
歩道に面していくつか並んだ
車庫の一番奥に勝手にはいって
おしっこしたって
話したら

妹はそこで、ひとり、
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
涙粒風音3*08/2/6 20:32
盲た熱帯魚渡 ひろこ9*08/2/6 19:45
あなたの猫になりたいふぁんバーバ...7*08/2/6 19:37
June bride夏川ゆう008/2/6 19:01
飾りxたろおx108/2/6 18:56
一致ひめと008/2/6 18:16
「サニー」菊尾3*08/2/6 17:43
詩という食べ物新守山ダダマ208/2/6 16:41
置地夜恋008/2/6 16:39
潜水小川 葉108/2/6 16:33
きみ子海野小十郎408/2/6 16:12
幸福吉岡ペペロ108/2/6 15:47
午後大覚アキラ208/2/6 14:59
深夜の靴音 服部 剛508/2/6 14:32
目の前でゆっくりと死んでいくあなたが、トーストにマーガリンを ...Tsu-Yo208/2/6 13:51
ダンス由志キョウス...008/2/6 13:40
恋はワイン夢乃 綴喜008/2/6 13:29
ルチウスのヴァイオリン草野春心408/2/6 12:20
いくばくか佐々木妖精5*08/2/6 10:40
それはそれで寂しいんスよTaka★H...008/2/6 9:59
「青」菊尾1*08/2/6 8:51
それを型で作るmaynar...008/2/6 4:02
鬼乱ヨルノテガム208/2/6 2:11
無芸星人008/2/6 1:17
メランコリエ108/2/6 1:15
海月108/2/6 1:12
春告げ鳥uminek...8*08/2/6 0:15
203号室山崎 風雅108/2/6 0:13
地動説な雑草で[group]たりぽん(大...7*08/2/6 0:13
通う道づたいの美砂2*08/2/5 23:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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