苦いだけの薬を
今日も飲んで
生きてる

ガラスの向こう側では
喧騒が
近づけない
それが
トラウマになってる

味がしない
味がしない
おいしいとか
まずいとか
そん ....
青葉は青くないじゃないかと
君は言う
緑色なんて昔はなかったのさ
信じないだろうけど
私はそう思う

海も山も川も空も
青かった
全部濃淡があって
響くような青のモノトーン
白い波 ....
 ニワトリ小屋の扉を開けて
 射し込む朝焼けの光に
 山吹色にかがやく
 あたたかな藁をもちあげ
 あるか
 ないか
 たまごが

 のぞきこむような気持ちで
 布団から起きあがる
 ....
平日の朝
車をはしらせている
彼女は運転免許をもっていないためにあなたに別れを告げられたという話や
小さい頃に処方されたシロップの味を思い出しながら
本調子でない頭を冬と春のあいだの空気に突っ ....
かつて私の心はまだ白く何も描かれず
風のような手触りがした
誰も知らず 一枚の草の葉のように
静かにそよいで穏やかだった


ふとあやまって落としたインクのように
すべてがいつか変わって ....
たそがれの花束  海野小十郎
 
月が出る
まばらの雲より
昨日出会った
あの少女
この花束を見ておくれ

誰ぞ彼
この山の上
かすむ月影
あの少女
この花束をあげたくて

 ....
可燃ごみ用と書かれたビニール袋は
棺桶代わりにちょうど良い
真面目に生きても報われないのは私のせいか?
見返りが欲しいわけじゃなく
不公平を不満に思う

才能に憧れるのは才能が無い証明 ....
凍りついた瞳
どろどろの衣服

"汚れてなんかいない"

一寸先は白い闇に
埋もれ、惑い、雑踏に流され

"消えてなんかいない"

淡い期待 ....
液晶の画面の中では
愛と恋とが
消費されて擦り減って
それでも笑顔を忘れずに
人間の傍にぴたり、と
まるで一人では生きられない
飼い馴らされた犬みたい


マニュアルなんて
何も知 ....
  愛さない
  好きだなんて言わない
  あなたの太い指
  ひとつひとつを手にとって



  耳たぶの裏と
  へその中に置いた口づけ
  そうやって超えてゆく
   ....
空はドス黒い涙を流し
腐臭の地に棘が茂る
人は享楽に時間を費やし
命の軽さは10gほどの銃弾と同等だ
空見上げる事も忘れた僕が君を
攻め立て求めるしかしなかったあの日
氷の薔薇 ....
真っ黒い太陽と真っ赤な青

私はサザンクロスを胸に抱き
街へ向かううどんの波と
ネアンデルタール人の奇襲
こんにちはアインシュタイン博士
相対論的な
牛丼
脳みそから腐臭があがる
 ....
どうやら別れである

私のではない 色々な物事があった
私は序と跋の行間に模された残像
に過ぎんからな

残像には残像に相応した 跋
皆無が待っておる

しかし私の言葉は彼らの言葉が ....
顔の上の腕を
動かすことができずに
からだを傾けると
丸太のようにころがる


また通りで
言葉を失くした
植物園と 博物館のあいだの
かたつむり


とすとすから ....
すれ違う人たちの
魂の先端を少しずつ摘み取ってはポケットに入れる
ひっそりとした動きなので
たいていの人はすれ違っても何も気付かない
ときどき
けげんな顔をして立ち止まり
胸の辺りに手 ....
 僕はネコを弁護する
 ネコには悪意は無かった
 ただ生きようとしていたんだ 僕と同じで
 リンゴをかじったのは
 人間にとって
 バツが悪かっただけ

 誰にも謝る必要
 ない
 ....
とても深い
崖のようなところに
誰かの自動車が落ちている
よく見るとその自動車は
誰か、というよりも
僕らのものであることがわかる

君は新しく
レッカー車を手に入れた
やさしさ ....
窓にうつった空が
本当の空になって
一枚ずつ剥がれていく

窓にうつった僕の顔も
どうやら本当の
僕らしい

雲が僕を覆いつくし
悲しくなって
雨が降る

窓を開ければ星 ....
享楽的な楽しさ
迫り来る絶望
無垢な身体を向けるはどちらか
レクエルド。
砂時計が音もなくなだれを成して舞い墜ちる
夜にあなたは迷いこんできたちいさな銀河を
手のひらでつつむように抱きとめる 葉脈を
透かしてみえる地球の裏側では生れながらに
しろ ....
 右手の人差指と親指をL字型にして
 手製の拳銃をこめかみに押し当てよう
 柔らかく脈打つ右目の上の皮膚
 打ち破ればそのまま  遠いところへ行けるだろうか

 BANG.

 ありもし ....
こんな雪の日は
貴方がいた日を思い出す

舞い下りた雪が
二人寄り添う肩で遊ぶ
ひとつのマフラーを
二人で首に巻き
ずっとこのままがいいねと見つめ合う

また明日と別れたその夜
私 ....
この世から 
姿を隠した彼の面影  
浮かんできそうな 
月夜の道 

なにもかも 
すべてをなくしたところに 
「 無 」があった 

四十九日が過ぎる前に 
彼のいない自宅に
 ....
翌日は温かだった

陽だまりは

哀しみのひかりだ


冬の夜が

音を立てています

雪のあと

月や星ひかります


翌日は温かだった

陽だまりは

哀し ....
何を目的にするか
なんて…

今が楽しかった。
ただそれが事実だった…
それを楽しむ自分が居た。

だから
だから…
このままがよかった。

だけど
このままでは
いられ ....
ひとり暮らしのテーブルに
しばらくぶりに野菜がいます

使い古された
タッパのいろと
サランラップのしわくちゃ加減

レンジひとつで済まされる手軽さは
とってもチープで笑えてし ....
わたしを手渡されたときの
あなた
ちょっと驚いたように目を丸くしてたよね
ぎこちなく両手で受け取ってくれて
すなおにお礼を言ってくれた

わたしは
この日のために生まれてきたようなもの
 ....
あなたの住む街へ行こう
そう思う

そして
意図的な偶然で
何食わぬ顔をして

あなたに道を
尋ねるんだ

一緒にいることは
できないけれど

それでも
せめてわたしにでき ....
きょーも
会社でA型のおんなにいじわるされた
A型のおんなはなんであんなにいじわるなんだろう
かげぐちばかり
根に持つし
あやまったじゃんかあたしは
反省してませんけどそりゃ

小学校 ....
忘れるために
モノを捨てた。

そのモノがもってた想いは?


忘れるために
身を切り裂いた。

その罪はだれが背負うの?


忘れるために
街を出た。

それは誰の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
イエロウゆうと1*08/2/13 15:12
ブルードームにて[group]木屋 亞万1*08/2/13 15:09
北風、太陽 新しい音水町綜助1208/2/13 14:49
_宮川108/2/13 14:40
赤い花石瀬琳々8*08/2/13 14:06
たそがれの花束海野小十郎208/2/13 13:30
脱人間希望者太陽の獣2*08/2/13 12:55
私はまだ死んでない相羽 柚希4*08/2/13 12:48
出会い小原あき24*08/2/13 12:30
みじかい[group]草野春心308/2/13 11:37
刹那poorgu...008/2/13 11:35
素晴らしい日fomalh...008/2/13 10:43
ここまで秋津一二三008/2/13 8:57
まよい ふるえ木立 悟108/2/13 8:49
たましいUtakat...408/2/13 6:05
ネコdoon008/2/13 5:29
ロードムービー小川 葉008/2/13 3:49
窓の空108/2/13 3:05
[三行詩] ウラハラ電子ノ猫人008/2/13 0:50
バンドネオン角田寿星608/2/13 0:28
がらくたガリアーノ008/2/12 23:57
降り積もる想い@ショコラ408/2/12 23:28
「 骨 」服部 剛308/2/12 23:17
陽だまり吉岡ペペロ708/2/12 22:59
永遠xたろおx008/2/12 22:37
ゆたかな食卓[group]千波 一也5*08/2/12 22:29
甘いひと恋月 ぴの23*08/2/12 22:04
境界線こゆり6*08/2/12 21:21
虹と紙ヒコーキふぁんバーバ...9*08/2/12 21:08
忘れるためxたろおx008/2/12 20:50

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