わからなくなる
生きているのに
なんで笑うのか なぜに泣くのか
遠ざかっていく
近づきたいのに
答えなのか 拒めるのか
夜に一人
落ち着いてしまう
....
蕾のようなあなたを信ずる事
翼の無い少女のあなたを信ずる事
深く潜っていた事で
光を失ったという錯覚は
今
君のゆるやかな一歩で
打ち砕かれました
僕は僕の中で眠っていた ....
2008年2月14日完成
{引用=〜チョコレート同盟の皆様の合同作品です。〜}
ほんの少しだけでもと君との接点を持っていたくて
なんてないことない質問をなげかけて ....
しんしんと暮れる
鋪装された畦道
闇は深い
そこだけ光を発して
闇を解かしていた
黄金の小びとたちが住む
断崖のうえの古城のような
冷たく射る巨大建築物の登場
壁は虚飾された白色に塗り ....
裸の男たちが 松明をかかげ
夜を徹して 雪の上をはしる
燃えさかるのは 暗幕に
連綿とつづく ひとすじの夢
曙とともに 冬がおわる
同居する姪が言った
はっきりいって
このなまえ、
好きじゃないから
妻はこわばって
なにも言わない
わたしも言わない
テレビのバラエティ番組で
それは最も良心的なうちの一つだった
....
今 ここ 空間座標 ゼロ点に
今 ここ この流れゆく 瞬時の微分!
ここから 全て 始まる
六十七億 個々 各々のゼロ点で
時空は弾けている 進行形
過去のイメージが押し寄せ
....
遠くの方で
電話が鳴っている
わたしはベッドの下の
深いところまで潜って眠っているから
その音に気がついてはいるけれど
電話を取らなくちゃ
わたしはなんとか浮上して
電話を耳に当てる ....
がたぴし
がたぴし
風の音
夜の
月夜の
風の音
ぴゅうり
ぴゅうりり
隙間風
閉じた
木枠の
隙間風
チャポン
チャポチャン
水の音
積もった
食器に
水の ....
昼に見上げた薄い月の
その不確かな存在感とよく似た
獣が私に住んでいる
恐らくそれはずっと其処で
私に気付かれる事を
待っていたのだろう
それにしても沈黙は余りに長く
お互いの黒 ....
わたしたちを、
平等に迷わせる不規則性
未完成であることだけが
確かな終わりを撫でている
いつもいつも
こぼされてゆく気配のなかに
鵜呑みにされた
わたしたちが
い ....
罪の意識について
イメージが可決する
僕は何もやってない
その意識について
呼吸が破裂する
自らに嘘を付かずに生きていく事かッ!
自らをちゃんと理解していないのに?
ああ、手から離れ ....
共感は要らない
それでも君は泣いていた
横たわる誰かの傍で
その誰かの身体が透明になるまで
見守っていたいと
風が身体の中を通り過ぎていく
深々と降り積もる雪
項垂れた肩から滑り落ち ....
嫌なことがあった日。
帰り道は
いつもとちがう道で
寄り道しながら帰った。
そうすれば
新しい発見があって
その日が
いい日になると
思ったからなんだ。
一つできたら 十できる
一つ 組み合す
「青い空」と・・・
二つ情感 感じて
「まっ青な空」
三つ 広さが欲しい
「青の空に ゆっくり雲は流れる」
四つ 調子を変えて
....
貯金残高がいよいよ底をついてしまい
毎日毎日死ぬことばかり考えてしまいます
就職活動もしていますが
ことごとくダメで
私を雇ってくれるところなんか
どこにもないのでないかと
落胆のため息ば ....
立春を過ぎて
この冬一番の冷え込みが続く
ピンと張った透明な空気に
色づいていくのは期待感かな
早くこの冬を綻ばせて
もこもこに着込んだ重いコートにも押しつぶされそう
あ〜あ、今日 ....
至るものがあるだろう
夜に空を飛ぶだろう
けだものの背を知るだろう
木の枝の卵を
星のそばに添え
とどろきは止む
くらやみが
くらやみにまたたき
つらな ....
頭に突きつけていた
拳銃を地面に落としたら
世界が、見えた
小さく呼ぶ声、
下の名前で呼ぶ声
私はまだ、世界の一部なんだと
気づかせた
生きていくのも悪くない ....
西大路さんと東大路さんにも同じチョコ贈りました。
三個のうち一つは激辛ハバネロ入りのチョコレートです。
放課後、「誰が食べたでSHOW?!」を開催します。
女子みんなで誰が食べたか当てて盛り ....
車の揺れに気づけば
見慣れない道幅の雪
暗闇の黒 雪道の白
窓開けて冷気吸い込む
ゲレンデの広さ想う
ゲレンデの深さ想う
グラス外して見れば
強い日の光におかしな感覚 ....
君が上を向いて
吐き出している煙
間違えて
同じ香りを身につけたみたい
喉にしみる
グレープフルーツの果汁
穴を開けてもいないのに
欲しくなる粒のピアス
....
銀の月 冷たい光
微笑みも空しい夜がある
あなたを和ませる何か
てのひらにほしくて
探しに行く海のなか
光る真珠抱くあこや貝
光る鱗見せびらかす魚たち
波間を手 ....
僕は
現在(イマ)の君が
丸ごと好き
"たられば"
なんて 無意味
思いきり飛ばした赤の輪ゴム
ちょっと先にいるあなたの背中に当たって落ちた
砂浜で拾った貝殻で片目を隠したら
振り返ったあなたが真似をした
よく眠れない日に
お気に入りのクマのぬ ....
ゆっくり気持ちを包み込んで
綺麗なリボンでラッピング
桜色の包装紙
深紅のバラの飾り
慣れない手つきで作ってみたけど
私の愛は重すぎますか?
…ホントは義理なんだけどね。
い ....
三十年前
子宮の降下口は閉じてしまったらしい
だからわたしはひとりのままで
おてんとさまはつぎはぎで
心臓、前10cmの空間で
両手を合わせてほしをみて
ここはとかい、 ....
忘れられない恋 育てる愛
あなたと歩いたあの公園を
今もまだ歩いている
隣には彼氏がいるけど・・
いつも必ずあなたが立ち止まる場所で
私もいつも立ち止まり
夕日を眺める
彼氏は不 ....
渇きの奥 に
シズクが見えるのは
錯覚ではないと
しんじたい
わたしを洗って
土にかえして
そのうち雨がふって
それをごいごい吸い込んで
芽が出る
イメージ
ぐうんとせのびをし ....
白くまが
冬に飽きて夏を生きている
空へ掲げた太陽から
モーター音がする
眩しくてほんのり暖かい
故郷ではインテリアでしかない太陽だ
夏の代名詞は軋みながら首を振り
永久凍土に芽生え ....
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