るりいろが からみつく
くろいもの みつけた
こわしてる けしきから
しんきろう もやり
すべからく すべはなく
あまいもの なめなめ
ないものは ねだって
....
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ガラスコップの水滴を見ていた。
ひとつひとつに映る宇宙。
そこにいることの幸せと、
ここにいることの不幸を想う。
わたしはそこにいて、
....
いいお天気だ
海みたいな空をちぢれ雲が航行していく
小鳥たちはおにごっこをしているし
家の前をじーさんがゆっくりと歩いていく
外はなにもかもがキラキラと輝いている
ぼくはといえば布団の中 ....
それに
包丁を当てる夢を見る
それは
四角いスイカ
グロテスク又は滑稽
転がらないそのかたちは
妙な不安定を感じさせる
むしろ丸いスイカより
どこへも行けない窮屈さが
そ ....
冬の白い陽射しに かすかに 力が込められた
木の葉を透かした光
春の芽吹きを予感させる 柔らかな緑が届く
晴れ渡った朝 昨夜までの厳しい氷風は
少しだけいねむりをしている
人々 ....
ぷぅくりと
朱珠が浮かぶ指先を
ぱくりと咥えて見詰める先は
雄雄しく見ゆる棘ひとつ
禍々しき雰囲気も
神々しき表情も
なにひとつ纏わぬ棘は
柔らかな皮膚に
黒点を穿つ事 ....
最後の海まで 水平線まで
砂漠の広さなみの浜に足跡をつけてゆく
要所要所 風が吹いて 海がどこにあるのか
どちらへ歩けばいいのか
それでもわたしは 最後の海に着くまでに
....
全てが始まった
夜明け前
霧が立ち込め
モノノフのうめき声
今千年の眠りから
目覚める
立ち上がる
不安と期待の渦
日の光が温かく
包んでくれる
良く頑張った。
これから ....
どれだけできたって
誰かに好まれたって
救われない僕がいるんです
どれもが半端だって
なんにもなくったって
ひっくるめて自分なんです
残 ....
息子を公園に連れていって
一緒に滑り台で遊びながら
あんな時もあったな
なんて思う日がくるんだと思う
仕事が忙しくて
一緒に遊んであげられなくて
お父さんきらい、なんて
言われた時も ....
週末に飲むビール
一通りのつまみを食べてしまうと
決まって君が冷蔵庫から取り出すちくわ
飲み物がワインや梅酒にかわっていても
決まってちくわと練りわさび
その動作を観察する僕
君は
....
真夏の夜だ。
蛙の鳴声。その、むせ返るような自由さ。或いは、
青春の悪徳を手に―体育倉庫から盗んだバレーボールを片手に、
的外れなコートの上に、田んぼの中にぼくらは突っ立っていた。
「試合よ ....
あなたの涙を追いかけたら
不快な色を見つけたの
触ろうとしたら それは震えて
ふるふると剥がれて溶けた
いつも
泣いて
喚いて
笑っていたのは
あなたじゃないか
また話そう
今度は
私が
きっと
絶対
ゆっくりしゃべるから
自分ではないような
人生だった
母さんがそう言うので
じゃあ母さんの人生は
どこにあったの
と、僕が聞くと
遠くを見つめる
母さんのまなざしの先に
僕ではない僕が
母さんではない母さ ....
"まだわからない"
この言葉をいつも胸に
負けていても
勝っていても
忘れてはいけない
一瞬でも好きって想った
返事がないだけで不安になった
あたし嫌われた?
好きな人が出来た?
あなたに嫉妬してる
好きだからでしょ
だからこんな気持ちになるんでしょ
こんな形で終わりたくな ....
エンジンのいらない 未来の飛行機が ひんやりとしずかに 旋回している メキシコのような景色の あちらこちらで 牛の化石が見つかり どれもこれも 老衰に違いない 長い時間を生きたのに 石になるまでには ....
同じ言葉が人に与える解釈は違うし
同じ道理が必ずしも通じる世の中じゃないし
「お休み」が休暇なのかズルなのかわかんないし
納得いかない理由で責められることも多いし
不条理8割以上
言 ....
いっつもおんなじ
後ろ髪ひかれつつ
やってしまっては
後悔のくりかえし
レモンのすっぱさを水に浸し
うすくうすくのばしていく
まんべんなく拡がっていくと思ったそれは
偏って偏って拡がってしまっていて
掻き回す事も出来ず
上手に吸い出す事も出来なくなっ ....
昨日は水曜日
カウンセリングに行く
きもちのなかでの幅がなくかなしくもないがたのしくもない
記憶力が低下中
なにもおもいうかばず
こころにひっかかるものもなにもない
あいかわらずの毎日がた ....
間違いを消すため
線を引いても
塗りつぶしてしまえば
背景になる
感情は適当だ
哀しみも幸せも
よく似ていて
冬空、
小さな水滴で
曇った窓越しにはいつも
月に小さな顔をえ ....
眠れない夜が明けて
何かが起きている事を誰もが気付かない
けれども
遅い窓辺のカーテンが開く時
ぷりん ぺらん と
あなたに 呼ばれた。
胸の明かりも 波打つ鼓動も
流れる 水の ....
ROCK it!
エンジョイしようぜ、ブラザー
つまらんハコなんて
Bang! ぶっ壊せ
足掬われても 即stand up Men!
つまずいても more 気にせず
step! step ....
いつまでも怠惰に
うたた寝をしていたらしい
わたしの深層心理
片目で様子を窺えば
あなたが
優しい眼差しで見ている
くりかえして聞いていたのに
わかることのできなかった、 ....
白い大きなシャツを着た
無邪気な少女が
駅前のロータリーに
集う鳩の中心で
詩の朗読をはじめた
僕も鳩に交じって
道路にダンボールを敷いて
排気ガスを吸いながら
彼女の言葉を聞いた ....
明日の朝
太陽でなく
みかんが
のぼってきたらいいな
ぼくの生活も少しは変わるかもしれない
整然と並ぶ
薄暗い部屋で
こんなに人がいるのに
と思う
誰にも会わない夜
誰にも会わない朝
白く濁す冷たい空気が
わたしの存在を確認する
研ぎ澄まされて
幸運かどうか分か ....
星はでていますか
月はみえますか
それとも
相変わらず雪が寄り添ってきますか
わたしみたいに
いつか あなたと
空を見あげて眠るんだ
寄り添って
手と頭を抱いて
雪みた ....
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