堂々としていよう
国会議事堂や平等院鳳凰堂よりも堂々としよう
いやもう城になろう
武田信玄も言ったじゃないか 「人は城 人は石垣 人は堀」って
俺は全国の城さんと石垣さんと堀さんが羨ましい
....
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時は来た。
静寂の内に夜はある。
白茶けた空間に私は浮かんでいる。
テレビは灰色の仮面を取り戻し、
電気ポッドはひび割れた声を上げる。
カーペッ ....
はじめての海
林の隙間から見える
とてつもなく高い
大きな大きな青い海
あれは空だよ
父さんと母さんは
笑ってたけど
あれこそが海だった
死ぬまで忘れない
遠く遠く
声がするから
風がやんだ
風をふりかえる
愛した肉は
東京で息をする
茜いろを
風を抱きしめた
涙をふいたら
さよならの意味
....
あーヤダヤダ
さっき別れたばっかなのに
もうキミの顔見たい
あの猫みたいなキミをギュッとしたい。
電話したらすぐキミは出て
ビックリしてた
嬉しそうなキミの声
ボクは ....
灰が落ちそうなんですが
無理に引っ張ったら
何か違ったものまで取れそう
どうしてこんな状況なのか
無闇に冴えた頭脳で分析しよう
そうか!
乾燥肌に二月の空気
つけっぱなしの暖房
....
柳鰈
柳鰈を食う
薄くて小さいお魚だ
皿の上にさらした腹の側を
箸でつつく
背骨をはがして
今度は裏側
と思ったら
ぼつぼつと骨が折れた
お前は
こんな骨で海を
泳いでお ....
できれば曇り空の日がいいでしょう。
まわりに高い建物や木などがない場所を選んでください。
慣れない方は、あまり雑音のない、
出来るだけ静かな場所の方がいいかも知れません。
服装は気軽なもので構 ....
ラジオから録った尻切れトンボの音楽
かじりつくように何度も繰り返しを聴いていた
重低音が鳴らないスピーカーから
シャカシャカとチープな音を奏でるロックンロール
聞き取れないまま書き取 ....
風が強いから
いつでも飛べそう
あ、飛行機
わたしも飛んだら
見つけてくれるかな
誰か じゃない 人
わたしが一歩進むたび
あなたも一歩進むから
追いつけないの
でも追い ....
神様がホームに立つと
いつのまにか
列車がやって来て
旅は始まる
次の駅は
あなたです
夜/(隠れながら、
背丈に近い芦と
足元に並ぶ、飛沫は
戸惑いを隠すように
そっと
さざなみを散らす
夜/(恥じながら、
紡ぎだす模 ....
物足りないじぶんでも
そこに懸けてゆくさまに
求心力が生まれるんだ
それが人生のからくりだ
あらゆる預言はただの確率論だ
物足りないじぶんでも
そこに懸けて ....
美しい詩があった
あんまり美しいので
みんなが声に出して読んだ
あんまり美しいので
他はどうでもよくなった
草は伸びるのをやめ
タイヤも、カネも、太陽も
回るのをやめた
ぼくは回った
....
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る
光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める
荷物は案外少なかった
....
線路沿いに植えられた 山椒の枝は
突風に 飛ばされて レールの上で 待ちぼうけ
ダッフルコートを どっさり着込んだ
女子高生が 電車と揺れてる
みんな どこかへ行くっ ....
080226
かみさま、かみさま
かみさま!
かみさま
4度目の正直者が
自己責任をとって自害した
(可哀想な男だが
男だから
一人くらい居なくて ....
誰からもメールが来ない日も
電源を落とせない
夢が醒めた夜
窓を叩く雨
ドアの鍵は開けたままだよ
わたしはまだ泣かない 泣けない
電気を消して
あおにもぐる
音楽聴いて
....
お母さんが種を蒔いた庭の土を
小さな女の子が
一生懸命踏み固めています
そんなに強く踏まなくてもいいのよ
なんて言いながら
お母さんは女の子の様子を
やさしく見守っています
やや離れた場 ....
春は来るけど
きっと来るけど
僕の日記につけた
さよならのあの日も
もう忘れてしまいたいのに
またやってくる
幻にしてしまいたいのに
二十一のあの日の君が
....
世界を手にとれない
小さな手
サミシサに
ひと粒の砂さえ
握りしめて離さない
さまよう私の
うつろう心の
冷たい手
月を吐け
月を吐け
王水呑みすぎ二日酔ひ
糜爛しきったのどちんこ
月を吐け
月を吐け
色白娘のおしりのやうな
まるくて大ッきな月を吐け!
空から子猫が降っ ....
相手の心を読む
見極める
悟る
世の中が見えてくる
運を天にまかし
自らやるべき事を行う
後は天命を待つ
運を天にゆだねる
堂々として
人に安心感を与える
あらゆる努力をし ....
隣から静かな寝息が聞こえる
仰向けで寝ている僕の喉元を抜けて
天井付近で一度弧を描いてから
玄関のドアの隙間から外へ流れ出ていく
朝焼けの空へ振り返りもせずに宙を泳ぐ
無自覚な寝息の ....
みずいろは
水の色なんかじゃない
水は透明だ
人が作りだすものは
透明なんかじゃない
だから
見えない気持ち
まぜこもう
ほら水色になった。
- - - - - キ リ ト リ - - - - -
瞼の裏側にしか存在しない映像がある
- - - - - キ リ ト リ - - - - -
暴力が
形を伴って立 ....
恋愛下手
どんな過去があろうとも
どんな未来が待っていようとも
静かに受け入れたい
それが
私の選んだ恋だから
だけど
この気持ちの揺れは何?
こんなにも
悲しいのは何故なの ....
中指から菜の花
首に蒲公英を飾り
髪には白詰草の花輪
紋黄蝶が降りてくる
温かい手に引かれ
飾りを崩さないように
ゆっくり着いていく
薄手の白いセーターが
日差しにぼんやりと光る
....
もうおしまいだ
血の気が引いていく
だれか偶然に僕を殺してくれ
とんでもない事故に巻き込んでくれ
明日地球が爆発すればいい
明日日本が沈没すればいい
明日みんな馬鹿になればいい
....
冷たい東京と暑苦しい大阪 どっちが好き?
僕は君が好き。
元気に走る犬と雨に濡れた仔猫 どっちが好き?
僕は君が好き。
近くに感じる電話と、口では言えないことも書けるメール どっちが好 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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