あまいことばがほしい
あいてには
じぶんがきょうみをもっていると
おもわせるために
ぎもんけいに
いつまでもあいてに
きをくばりながら
ちらちらかおをうかがう
しっぱいはすぐに
てい ....
もう 2月も終わったね
おまけのついた
今年の2月
わたしはあなたの
おまけだった
だけど
自分であるいていくね
これからは
だから
さ ....
少年が言う
游げる空があると
夜は星が浮かぶ空だと
そこはボクしか知らないと
この少年は空想癖がある
ずっと心の底で笑っていた
その夜
夢に少年がでた ....
すきな日記形式の文庫本を
くるくるまわる椅子に腰掛けて読むのが
しあわせ
味付け海苔をぱりぱり食べながら
そとでは「美人さん」をやっているので
または「すっとぼけさん」をやっているの ....
{引用=
青
左手で
雨 散り飛んだ
ずっと 滑らかな炭酸水
嘘のまま ....
風が吹いて
君のスカートがゆれる
音がする
さらさらと
うつむいていてもわかる
もうすぐ春だねと
君が口にすると
なんとなくそこらじゅうの空気が集まって
ふわっと放たれる気がす ....
井戸に落ちた彼は今、切り取られた空を見る
雨なんか降ってたら最悪だった
けど季節はもう春のようで
蝶々だって飛んでそう
鳥がこんなに羨ましいなんてね
井戸に落ちた甲斐ってやつだね
得意 ....
左手に戒めを
右手に誓いを
僕の強さも弱さも
全て 蒼穹へ 還して
空っぽになったら もう一度 最初から
流れる鮮血の咎を
儚く揺ぎ無い誓約を ....
夢の中に落とし物をした日の朝
猫になっていた
仕方がないので
夫を会社に送り出してから
家事は明日にしようと決め
日向ぼっこをして過ごし
夜になったので眠った
明日はせめて、猿になりたい ....
額の中に収まったものを
コピーしてコピーしてコピーしていつまで
いつまでその幻想にしがみついているのか
せまーーーーーーーーーーーい世界の中で
ぶしつけにうろつく亡者の群れと戯 ....
雪が散り舞う
気の遠くなる場所から
此処まで君らは降りてきた
君らが人間なら
乾杯といきたいところだ
どうやって来たんだ、
重力で来ました、
途中大変だっ ....
この季節は自分の名前が口々に交わされるので
用心しなければならない
迂闊に返事をしないように
ほいほいとついては行かないように
簡単に微笑んでしまわぬように
まんまと
好かれているなどと思 ....
せんせいが
黒板に大きな字で
「心に太陽を持て」と書いた
ぼくは
ポケットに子すずめを
持っていた
ときどきチチッと鳴くので
ポケットに手を入れたままで
柔らかい羽を撫でてやる
....
わたくしは 一匹の くじらです。
くじらは 一匹 ニ匹と 数えるのぢゃァないなどと
つまらないことは 云はないでください。
わたくしは とても 小さなくじらです。
ですから 一匹で よいの ....
俺は確実に老化して行く
俺は正確には腐敗して行く
まずは野菜を摂るところから始めよう
次はフルーツなんか摂ってさ
みんな見た目に弱いからさ
あっさり騙されるのさ
上澄みだけ ....
ちょっと
歩くのが
早い
あなたの
後ろを
ぽてぽて
歩くのが
好き
はぐれないか
心配して
たまに
後ろを
気にする
そんな
目線が
....
セーターを
頭からかぶって
泳いでいた
はるか彼方の星の
海の底から浮上する
あなたの異星人の声は
不可思議に遠い
その孤独は
宇宙の果てにある
穏やかな好日のようなさようなら
あの誓いもそのようなものであったなら
言葉まで酔いに任せて
逃がしてあげる事ができたでしょうに
梅見の宴にて
「桜の花 ....
花びらのあいだに海が輝いてる
君の背中がホッとする 軽く抱き締めた 頬をつけて
どこまでも続くように願おう 桜が舞った 真昼のゆるやかなひざし 浴びて
眠くなるのは春のせいかな
セーラー服 ....
すな、空のように口ずさんで
空のむこうにセスナがみえた
夕くれなずむ砂浜の色が
遷移していくさまにみとれて
セスナが制御を失っていくさまを
子どもと手をつないでみていた
神がく ....
すべての熱は
光を発するのです
機縁によって
エネルギーが生まれて
この宇宙の一切は
因果との絡み合いで
あらゆる生命は
愛により誕生します
万物をつかさどる哲理も
愛から生 ....
月、外側にある言葉 照らされて空にある
蒼夜の路地裏で僕は 影を必要としている
月光は誰を求めるか
太陽、秘めた声
心灼きながら
生まれ続ける
聞いて、聞いて、
....
母さんと
船に乗ったことがある
遠ざかる港を見てるうちに
母さんはいなくなって
そこにいたはずなのに
かもめが一羽止まってる
少し辺りを見まわして
ふたたび見ると
遠ざかっていく
か ....
妹を抱いた
兄妹同士だったが
気にしなかった
妹は嫌がった
僕も嫌だった
だけど
求めていた
別に妹で満たそう
と
思っていた訳ではない
言い訳にしか聞こえない
妹は痛いと泣いた ....
どこでもない場所へ
行くの
持っていかれて
この世は
きれいだわ
白亜の神殿が
炎に包まれて
沈む
武器をちょうだい?
三つに分かれて
沈んで行くわ
わた ....
晴れ
時々
晴れ
時々
晴れ
ドキドキ
する
もうすぐ
春
ドキドキ
春
時々
晴れ
ドキドキ
春
リネンの隅に
残された匂いは
何を恋しく思わせる
布地の波の
泳いだあとの曲線に
躯を添わせ
ぬくもりを懐かしみ
満たされた想いと
満たされなかった願いと
抱きしめ夜を往くのだろう
....
パーティを始めよう 3月の足音が聞こえてきたから
あなたに出会わなければわたし きっとまだ布団の中よ
布団の中 ずっと ぐるぐる ぐるぐると
どうしようもない想いをかかえて苦しんでた
でも ....
頼まれ事は
断らないをモットーに
どんな小さな雑用でも
どんな大きなお仕事でも
断らないをモットーに
過程が大切なのは知ってる
それは良くも悪くも
自分の ....
5万さい 生きたら
木の枝とか、靴紐とかなくなってしまうだろうし
手だって、しわしわで、骨ばってしまうだろうけど
でも、5万さい生きてるということは、偉いこと
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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