団地の屋上が、高架橋の上から見えた。冬ばれの日、快い風が背後から吹く。
高架橋は、かつての国道と今の国道をつなぐために、小高い丘を下る。
周囲に広がる田畑は、春にそなえて眠ったままだ。

くわ ....
ヘリコプターは遠ざかりやがて聞こえなくなり
空は薄めた絵の具の様だろう
カーテンに窓の模様が浮かび
天気を知る
近づき遠ざかる何度も
手を振る
また会おう

昨日の雨が嘘のようだ
土 ....
窓の外を眺めております
もうずっと前から
私には四角い空しか知りません
その青に雲が流れ小鳥が踊ります
外はどれほど魅力的でしょう
溜息を舌の上で転がしながら
よく考えます

外は怖い ....
気の向くまま

足の向くままの

ひとり旅

ゆらゆら揺られ

向かう旅先に

とうに気付いてたはずの

色の変化

知らされる


悲しみと平和の街

これから ....
言葉にしなければ
 
気づかれることもなく

流した涙の数を
 
数える人もいない

どこかに置き忘れた

喜びの意味を

めぐり合い 出会うことが
 
教えてくれた

 ....
生きるってなんやろう

ふと考える

明日には忘れる

でもなんとなく忘れたくない

いろんな人と出会っていろんな経験をして

死ぬときに「あーまだ死にたくねー」って

今まで ....
湿度が照らされないまま
気体は説き伏せられている
そんな午後の高度をさぐって
午前が苦しそうにつぶやく
おはよう、と

 あれはポストですか
 いいえ電信柱です
 真っ赤な電信柱

 ....
信じられるかい?
この恋する瞳には
君が輝いて見えている

どこにいたってすぐわかる
他の誰よりも大きく大きく
大きく大きく見えるから

そのまま逃げるな
聞いてほしい
ボクの気持 ....
夢を見ていた
帰り道を失って
父さんと母さんを探していた

目を覚ますと僕は泣いていた
夢はかなっていた

父さんと母さんの知らない街で
僕は暮らしていた
踏みしめる雪の音が胸を締め付ける
俯いた視線の後ろに足跡は続く 歩き続ける限り


逆光の中で作った笑顔にフラッシュが刺さる
思い出になるから笑うのだ


きっと私は忘れてしまうから  ....
ときに

死にたいとすら思えないくらいつらいことのあとには

生きててよかったとすら考えない充実感があるもので

ただそれを味わうためには少しばかりの勇気が必要だ

でもそうなれたら
 ....
悪魔のような形相で

怒鳴りちらされるのは

我慢できる

けど

天使の微笑みで

悪魔のようなささやき

しないでね



きみの作ってくれたお弁当

食べるの ....
この間
おかあさんは
50歳になりました。

50歳と言うと
おばあさんです。
電車で席とか譲られます。

私も20歳になりました。
20歳と言うと
大人です。
一人でバスにも乗 ....
割れた皿にしか
臥せった盆にしか
感化されなくなったのと
益々悲しくなっていくふりを君がするなら
僕はm7の上を行く陰鬱を見つけなくちゃならないんだろう
サンバのリズムで彼女は案内する、
タタタ、タンタ、タタタ、タンタ
広がるフレアスカートは真っ赤、
熱気のみなぎる裏通りは、
これでも充分には裏でないらしい。
粘っこいグリースの臭い、
不意 ....
{画像=080315002645.jpg}
きょうもまた
独り、
みなの寝静まった寮に
幼児の瞳を輝かし、
いじけた手足を伸ばす時、
心は嵐の後の
蜘蛛の巣のように、
暗く重たいものを ....
喫茶店の席を立ち 
ふと足元を見下ろす 

椅子と椅子の隙間の床に 
鈍くひかる百円玉が 
恨めしそうにぼくを見ていた 

世界はいつも 
ぼくになにかを 
云っている 


 ....
知らないものを知ろうと
ただ夢中に前にすすんだ
わたしの本棚、あなたにだけは見せられないわねと
彼女はそうふわりと笑ったんだ

わたしは今手足の自由を奪われている
視界を黒いつやつやした布が遮っている
わたしを不自由にしたのは彼女だ
布 ....
気がつくと足元にりんごが転がっていた
ゆっくりと地面に沈みこむ自分を見ていた
自由にならない体で
涙だけが自分の肉体を離れていった

遠くからやってくる
7人の働き者の同居人たち

胸 ....
君が忘れても
僕は忘れない
光の速さで君とすれ違う
ものすごく
速いスピードで

麗かな春の景色にも逆らって

不思議だね
同じ日にまったくの
逆方向に向かうなんて
今の距離より
はるか遠く

嘘を本当に ....
死んだ奴らばかりが
生きてる奴らに
「早くこっちに来いよ」
っていうのは不公平だから

僕は
高校の制服を着ることなく死んでしまったあいつに
毎日毎日、狂ったように
「早くこっちに来い ....
      湖


哀しみという名の湖に

小石を投げて

湖の深さを測ってみた

小石が落ちた水面から

波紋がゆらゆらとひろがり

いつかどこかで聞いたような

メロ ....
スタッフ皆は「こだわり」を持っていた
ぼくは、

浮遊する事にこだわりすぎて
怒られ続けたね、 ねーんねーこーころーりーよー こーろこーろーりー って
年上の女性が慰めてくれたんだ 居酒屋で ....
懐中時計のボタン電池が切れた
そして「気」「血」「水」も
おらのパネルとメモリーから消えた


ドリーミーな青い春は勿論
   ....
言いたいことが
あるんでしょ

いまのうちに
言って

月が射している間に

そのあと

そのあと
わたしは
闇を彷徨うから

月の光が
私の影を落として

さよなら ....
右手のスティックで地球儀を叩き壊す
白い硝子の地球儀
粉々に砕けて、僕の指を傷つけた

左手でラジオのスイッチをいれてみる
{雑音=ノイズ}と衝突する人々の声
嗚呼、あれは
最後のファン ....
昨日の春に殺された小鳥が
庭先に落ちていた。

ばかだねぇおまえ
気まぐれなのが
春なのに

冬の冷気をまとって
凍りついた小鳥の目が
ぴくりと動く
それでも春がすきなのだと
そ ....
「なぁ、新鮮な刺身を作ってくれないか?、「なぁ、いいだろ?ハニー ・・・

「新鮮な刺身・・・」

僕は回転寿司で、新鮮ではない寿司を食いながら、頭を回転させていた
ぎゅるるるん

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
二月の終わりブライアン2*08/3/15 10:33
水魚6*08/3/15 10:25
部屋AKiHiC...308/3/15 9:56
日の出の輝く場所こゆり6*08/3/15 9:16
星がくれたものchoco3...008/3/15 8:35
朝はまだ寒いしーぷ108/3/15 7:50
午後葉leaf408/3/15 7:47
ハトに向かったスズメの告白早帆1*08/3/15 6:14
小川 葉308/3/15 4:20
記念写真楠木理沙108/3/15 3:00
卒業旅行にて短角牛408/3/15 2:24
明日、ぼくと同じ苗字になるきみへHonest...4*08/3/15 2:10
おかあさん亜樹3+*08/3/15 2:00
徒然 八鎖骨1*08/3/15 1:47
ネジ台通り佐々宝砂308/3/15 0:34
春の夜に[group]beebee6*08/3/15 0:26
百円玉 服部 剛6*08/3/14 23:54
一文xたろおx208/3/14 23:48
本棚と彼女[group]暗闇れもん008/3/14 23:27
森の奥で[group]208/3/14 23:13
一文xたろおx208/3/14 22:47
君が二度目に出逢う瞬間こゆり6*08/3/14 22:42
死者と青木龍一郎4*08/3/14 22:31
哀しみという名のSong I...108/3/14 22:04
しっかりしたみんな狩心2*08/3/14 22:00
精の分身のために信天翁108/3/14 21:50
月の光が射してる間に風音3*08/3/14 21:45
彼女の左腕由志キョウス...408/3/14 21:39
3月のジェノサイド亜樹208/3/14 21:36
シンプルな青い空に泳ぐ刺身狩心1*08/3/14 21:22

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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