あのね、さっき
この泥棒猫って
言われたのよ
古典的なセリフに
笑っちゃった
あなた
冬眠中ですか
(愛は、冬ですか)
寝息を立てる
かすかに開いた口から
舌を引き抜こうかしらと
 ....
***




いつでも
月の引力の括弧内を慌てて移動して




だから
季節風くらいでちょうどいい



もういちどの

ほんとうは

はじめから

 ....
(天井の氷がひび割れた
 その底の底に わたしがいる 息吹きだけは浮き 消えて
 それまでの距離には かなしみが詰まって
 砂となって流れ 降る)


深いところでお会いしましょう
眠れ ....
もう今日終わるのか

今日が終わって6時間後くらいに明日が来るのか
今日と明日の間のその時間に名前はあるのか
その時間を太郎と名づけるのか

名づけた太郎を呼ぶ声があるとして
太郎は ....
オウムの影に

愛想笑いを


握られた砂は

冷たく虚空


沈黙は耳に聞こえる

誰も知らない


オウムは電池切れ

前から嫌いな鳥だったんだ


充電器 ....

なんか違う
って感じが
ぐるりと
腰の辺りで動いた
スーパーマーケットのど真ん中
わたしは脂汗を流して
立ち止まる

夢見が悪かった
何度も叫んでいた
悔しい
憎らしい
 ....
偽善者
と名指ししてくれたら
うっすいDS
買ってやろ

死後の名誉など
武士じゃないしどうでも
いいから
でっかいテレビ
買ってきたい


確かに彼は笑っていました
穴だら ....
人と争っても
つまらない
喧嘩してても
もめても
何も良いことはない
最近
はじめて
気が付いた

自分を
大切に
これからは
したいことだけを
していく

前向きに
 ....
別れても
別れても
忘れられない

別れても
1人でいても
あの人のことは
思い出します

ちょっとした
癖も
しぐさも
忘れられません

遠くにいても
また
逢えるよ ....
がんばらない
がんばり過ぎない
がんばりすぎて
心も体も
壊してしまわないように

マイペースに
ゆっくりと
好きなことを
やっていこう

がんばる
必要はない

ひとつひ ....
ねぇ
あの人は眠ったのかしら
身の丈ほどの花にかこまれて
私は帰るところに迷う
私の頭の倍ほどもある
菊科に似た花に息苦しさをおぼえながら
それでも
どこへいけばいいのか
わたしは進む ....
かげろうのように
まなざしが彷徨う
冬のやわらぐ日差しのしたを
梅の木のみえる道をゆく
いくつかの季節のかどをまがり
いつのまにか
長い影が畦にのびる
ふりかえれば
遠く
畑のむこう ....
青い空に瑠璃ガラスを並べた春先

痙攣する舌先に触れたあなたのアネモネは赤い

涙よ

茫洋とした白い耳

風の上に流れる青いガラス細工の破片

太陽の下の蝋燭

蟻の死骸
 ....
なんというか、お前らは美しい
どうしようもなく糞塗れーなお前らは
少なくとも私よりは!
素晴らしい生き物なのだ

虫けらだったころ私はぐちゃぐちゃに生きていたけど
あのぐちゃぐちゃは価値あ ....
今私たちに過去を見つめさせる現在があるように、私たちの未来は私たちの現在を今見つめている。 し、いっ!
あさがもうそこにきているんだ
わたしはもうまたないよ
せをむけて、かげをのばすんだ


しるよしもない
あなたは
わらわないで、
せかいがふるえる


しかめっつら ....
やけどしな



春あわだつ



白いひかり



営めば営み



腐るものも



育むものも



営めば営み



白いひかり

 ....
眠れない夜に
眠ってしまった店を想う

焼き魚が食いたくて
冷蔵庫の灯をまさぐるが
プラスチックしか見つからない
ジュースを転がす

傷んだ腹がないている
鍋焼きうどん食おうにも
 ....
ぶらさがって いる
ただ
ぶらさがって いる
ただただ
ぶらさがって いる

明かりを灯らす
役割があるだけ
立派なのかもしれない

無味乾燥の心
ついには発火
くゆる煙は
 ....
『恋するピノッキオ』

「は、ハナは高いけど整形なんてしてないやい!」
と言う度
彼の鼻は高くなっている


『恋するかぐや姫』

ある夫婦が元気な女の赤ちゃんを生み、まるでお姫様の ....
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる

鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ....
試験中の教室の空気を切り裂いて鳩は勢いよく窓ガラスに突っ込むと
そのまま羽を舞い散らせて深い眠りに落ちた

人間はキューブリックが考えるより愚かしく
ゆっくりと進化だか退化だかを遂げて生きてい ....
 その男の父母は頭脳明晰であつたが、いかんせん欠けた人間であつた。
 その証拠にその息子は、うんと賢くうんと欠けていた。

 彼は幼少の時分、「阿呆として生きねばならヌ」と思うた。
 難解な数 ....
 Aが庭に地下室を掘った。砂だらけだ。コンクリートで少しだけ壁を固めたらしい。雨が降っ
た。床は砂だから水がじめじめと出てきてそのうち水溜りになった。晴れていたらこの砂のベッ
ドがきもちいいのだと ....
ぽっかりとした人を見た
そいつはまるでがらんどんとしていた

不思議に思った
コイツは今まで何をしてきたのだろう?
ぽっかりと開いた目で何を見てきたのだろう?
がらんどんの心で何 ....
気忙しく流転する景色の片隅で
只管に平凡を刻んでいく人生を
ただ無造作に転がして
ただ締まりなく垂れ流す

雑居ビルの合間に重なった
生ゴミに卑しく貪りつく
道行く視線に無頓着を気取る
 ....
  

ファイヤーバードが
ときどき僕の心のどっかにとまって
翼を丸めて
うずくまってしまう

テレビでもネットでも
世界のニュースが流れている
その側で
キーボードを叩くたくさん ....
 ゴミにはゴミの事情がある

 使える筈の物がある日使えなくなる
 とか
 見栄えが悪くなった
 とか
 引越しするんで持っていけない
 とか

 人間が貼ったレッテルは
 使 ....
保守的であることが、お前を駄目にしてしまうと
片手で数え切れる、僅ない友人らから同じ日のうちに云われたので
帰りぎわに籠一杯に酒を、
よりにもよってコンビニで買い込んで
帰宅するや否や ....
{画像=080317232228.jpg}
天は人の上に人を作り、
天は人の下に人を作り給う。

天は人に二物を与え、
天は人に三物を与え、
天は人に四物、五物を与え給う。

だから彼 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
君の舌の上にそっとネズミ捕りを掛けておきます。RT2*08/3/18 19:23
.о.かたくりо108/3/18 19:19
しゅんせつ唐草フウ7*08/3/18 19:11
仮名「太郎」tibet2*08/3/18 17:53
オウムRoid2*08/3/18 16:40
地獄でチアーヌ508/3/18 16:17
とりつかれた者佐々木妖精7*08/3/18 16:08
前向きに妖刀紅桜3*08/3/18 14:42
また逢えるような気がします3*08/3/18 14:34
がんばらない3*08/3/18 14:30
Etuji308/3/18 13:37
過ぎ去った日208/3/18 13:10
春先の痙攣しめじ208/3/18 12:53
美しいお前ら因子4*08/3/18 11:59
『今』片 一008/3/18 10:17
Si!108/3/18 9:32
春あわだつ吉岡ペペロ608/3/18 9:19
ひと炊き佐々木妖精23*08/3/18 5:52
道筋FUBAR6*08/3/18 5:47
恋する童話集桜 葉一208/3/18 5:44
軽さへのあこがれ[group]佐々宝砂45+*08/3/18 5:19
創書日和「鳥」[group]虹村 凌4*08/3/18 4:05
スピンオフ影山影司208/3/18 3:53
_渡邉建志208/3/18 2:44
necessarymaynar...008/3/18 2:43
野良でさえもない松本 卓也008/3/18 0:19
ファイヤーバードAB(なかほ...408/3/18 0:10
ゴミと人間の関係doon008/3/18 0:08
デバイス鎖骨1*08/3/18 0:01
人生の平等さについての考察[group]beebee3*08/3/17 23:22

Home 戻る 最新へ 次へ
4228 4229 4230 4231 4232 4233 4234 4235 4236 4237 4238 4239 4240 4241 4242 4243 4244 4245 4246 4247 4248 4249 4250 4251 4252 4253 4254 4255 4256 4257 4258 4259 4260 4261 4262 4263 4264 4265 4266 4267 4268 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.43sec.