背もたれが
椅子を飲み込んでいく
水槽の言葉で人は話す

たとえ古くても
あなたが好きだ
いつも日なたに
消えてなくならないから

またひとつ閉めらる
ガラスの窓がある
そして代 ....
耳を塞いで閉じこもった
自分の殻はあたたかかった
響く音は反響して次第に大きくなっていく
小さい身体を小さく丸めてこのまま消えてしまいたかった
響く言葉は無辺世界
さよなら 再び会えるなら
 ....
むすばれゆく 点と線

十年前のわたしを
いまのわたしに結んだのは血

いまのわたしを
百年後のわたしへ結ぶのは
思い出

なんてどうでもいい期待


では
千年後のわたしへ ....
美しい夜空を見上げて

今見えている星の名前を

いったいあなたは

いくつ言えるだろうか


ふたりで星の海を眺めていると

モーツァルトのソナタを聴いているように

やす ....
思い出してくれるでしょうか?



別れの時
出会いの時

涙に笑顔

見えていた、未来



私自身は薄汚れていて
それでも寄せ集めれば綺麗になる



 ....
真っ黒いその人の手のフラスコから零れる得体の知れないものを
毒であってものみこみたい
唄うように喉の奥をひらいて受け入れたい
凶暴な意味に焼き殺されたい


美しくなりたい美しくなりたくな ....
幾つかのまことを受け入れて
小さく分かれてゆく夜の
蒼を生む声
語らない声


水の階段
つくりかけの舟
川のはざまの
つくりかけの街


砂の上の螺旋
描き ....
らいめいもそぞろにして
雨が走ろうとしている
つけっぱなしだった 冬が
おやすみの汽車へ

にもつは半々
手からしゅるる
えいえいえおお
らぶはそれ以上
ゆれゆれトロッコ


 ....
またこの季節がやってきた

ぽかぽかの陽気に誘われて

眠気眼で布団から這い上がりベランダへ

春眠暁を覚えずって誰が考えたんだろ?全くその通りだ

少しだけ冷たくて、雨の匂いをはらん ....
わたしの頭にもやがかかってゆく
わたしの目に霞がかかってゆく


何も考えられず何も見えず
わたしはまはだかで歩こうとする
草がからみつき肌を切り裂くのもかまわずに
風になぶられる髪がど ....
人んちの猫を
眺めるのはいいな

溜息で吹き飛ぶ薄給だというのに
ある日袋がずっしり重くて
慌ただしくぶちまけて
猫がキョトンと転がったら
がっかりしてもいいな

孤独という状態を
 ....
昼下がり
のほほんと
うたた寝をしていた

ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
どこか
近くで声がする
ぴよっ、ぴよっ、ぴよっ
もしかして
頭の中
左のほうで
ひっきりなしに鳴いている
お ....
わたしはきみに遅れつづけて、きみは
みずからを
超え出ていく、刻々と
わたしは
きみを連れて行かなければならない、きみが
時間を生みだすがままに
して、わたしの
図式は引かれる、 ....
時間をちぎってちぎって記憶している

雨が降ってなにもない午後

暗い空を窓辺で見つめる

一定な時間ばかりは、区切れなくて

ずっと長回しの映画のように途切れないまま記憶されてく
 ....
この湿潤
灰の空
都市を映した 鏡
限りなく くすむ 灰に

端座し 御本尊に集める
透き通る 純情

そして 己の影が壁に投射できるほど
白光の変容が実感できるまで

祈る 唱 ....
夜になると一段増えるという噂の学校の階段へ仲間内で調べに行ったが、昼間に数えたときと同じ段数で「おもしろくないな」と思いながら帰ったが、来たときよりも人数が1人増えていることには誰も気づいていなかった .... 氷が張る音がしました
睡蓮がその下でそっと開きます
月灯り 星屑 風 そして、僕を
その上に映し載せれば
まるでひとつの世界のよう

輪郭がぼやけて滲んで
それは氷が其れで在ろうとする
 ....
あの春から随分経って
ボクは未だ皆と会うけれど
キミの声だけ思い出せなくて
それなのに何故か
笑った顔とか泣いた顔とか
小さな仕草とか
そんな事は思い出せるんだ

もうボク達は終わって ....
ひとつひとつのご縁を大切にすること
だけども、どうも実際のご縁においては、そう思うようにはいかない
自分がこうだ!と思うように大切にすることが
相手を大切にすることになっていかないというこ ....
時間の音がする

何かと思ったら
雨漏りだった

いつのまに
雨が降ったんだろう

いつから僕は
泣いてたんだろう

雨の旧道を走り去る
一台の車の
静けさのように
彼女は診察を受けにいった

ひさしぶりで居心地がわるかった

昼食べてるとき、わーってなった

おかあさんも先生と話をした

電話の相手はだれ?

先生は応援してくれると言った
 ....
{画像=080326234813.jpg}
際限のない
繰り言の後、
深い眠りの中で、
暗い深淵を覗き込む
一匹の老猿。
その額に光る玉は
甘く、黒く、
涙の透明さに
後悔の苦さをな ....
はにかむ四角い箱を見つめて僕は妄想する

世界中に素敵な音楽を乗せた電波が飛んでいって

派手なあの子の耳の後ろを掠め飛んで

不精なおじさんのおなかの線をなぞって

可愛い 十字路の ....
寂しくて 寂しくて寒くて

待ち続ける私から 白いため息がひとつ

「いくら待っても来ないのはわかっているのに」

言い訳ならいくらでもできるし

体裁ならいくらでも繕えるし

悲 ....
隠さなくてはいけない部分まで
「さらけ出さなくてはいけない」
そんな強迫観念に囚われている
行為、
とそうその情みたいな哀れみみたいな
そんなやつがこうやってあわさって
夜な夜な繰り返して ....
故郷の中学校に
古墳があった

体育館に
おばけが出ると噂があった

体育館の中央に
バスケットボールが置かれた
バスケットボールは動かなかった

先輩たちが
見に来るんじゃな ....
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む

そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる

ひとの弱 ....
薄っぺらい夢を宝石のように抱きかかえて
空虚な真白さに目は眩む

振り返ればそこに横たわっているような気がして
そこに居たのは誰だったのか

人に会わなければ理性は保たれるか?
 ....
海のおもてはエメラルドグリーンで

絶えまなく変化する指紋のように見えた

そこには

際限のない虚無や希望の陰があった

際限のない快楽や絶望の放光があった


届くことのない ....
きょうもまた
むごたらしくも
花が咲き
そして散り
音もなく
忘却はととのえられ
かるくなって
飛んでいき
あしもとのごみは
せわしなく
掃き集められ
きよめられて
そうしてく ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
古事記たもつ1208/3/27 19:32
face less三上あず108/3/27 18:53
点と線餅月兎2*08/3/27 18:50
星空ノートSong I...108/3/27 18:40
さくら三奈5*08/3/27 17:49
無知蒙昧因子5*08/3/27 15:50
終わりにあらず木立 悟208/3/27 14:29
カミング唐草フウ7*08/3/27 14:01
巡り来る陽気テルテル坊主008/3/27 13:59
とらわれの春石瀬琳々10*08/3/27 13:41
T字路佐々木妖精28*08/3/27 12:14
健康的ここ408/3/27 11:38
_こもん508/3/27 11:23
前後七秒間猫のひたい撫...008/3/27 9:35
唱題するアハウ3*08/3/27 8:56
ポケットサイズの世界 (2)桜 葉一108/3/27 2:28
絶望AKiHiC...308/3/27 2:15
海渡008/3/27 2:14
生老病死の川七尾きよし1*08/3/27 1:22
時間の音[草稿]小川 葉2*08/3/27 1:07
ヒーロー吉岡ペペロ308/3/27 0:55
老 猿[group]beebee3*08/3/26 23:47
思い出トランジスタ箱犬208/3/26 23:37
トレモロ気味に笑え008/3/26 23:26
成人幼女ANA208/3/26 23:10
古事記小川 葉1*08/3/26 23:10
騙されるひと恋月 ぴの23*08/3/26 22:20
薄い膜、の幕宵色008/3/26 22:15
蒼天と断崖吉岡ペペロ508/3/26 22:03
飛散[group]岡部淳太郎808/3/26 21:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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