しずけさって つめたいいろ

… ひんやりしたおと

ぽつんとたった まっすぐみた

なんにもない




ゆるやかな こどうだけが

… ひびいてきえて ....
{画像=080406010521.jpg}
激しい自己嫌悪に疲れた
物憂い晩春の夕暮れ、
壁に凭れながら、
眠りたいと思った時、
もしかするとこの眠りたいというのは
死にたいということなの ....
この空のどこかに
きみはいるのだから
僕は丘の上で腕を広げて
知らない鳥と
知らない言葉で語り合う

木にとまったまま
じっとして
少し考えてから
小さくはばたきして
それはゼス ....
夜空を見上げる


君はどれ?


都会の汚い空気じゃ見えないのかな?
交差点の信号待ちで 
ふと見下ろす足元

踏まれた煙草と
俯く僕の影

同じ姿勢で向きあい 
おじぎしている 
僕はなにをするだろう

大きな自然のなかで


いまの悩みをすべてちいさくして

僕はなにをするだろう。


愛したい 愛されたい
抱きしめたい 抱きしめられたい
生きたい  ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる

どうやら使えそうだな

アルミパイプの椅子まで組み立て ....
  首輪のついた犬を見た
  空き地をうろうろしていた
  もどかしい草のにおいに混じって
  撒き散らされた欲望の言葉



  首輪のない犬を見た
  彼はなにかを考えてい ....
左手は吊り革の手錠に繋り 
右手は携帯電話のボタンを押し 
小さい画面をみつめる瞳は
今日も幻の出口を探す 
その色を灰にもさせて

白くも汚して

さくらが蒼ざめていた

それが散っている

空の蒼はふとその刹那

宇宙の闇にも見えた

それは地上の海だった


きょうは清明だ ....
Emは後ろに座り込んで、新しく買ってきた消しゴムの角を使おうか使うまいか

ためらっている。


Emは久しぶりに街に出て、輪郭のぼやけた春の生温い空気に少しだけ辟易する。
 ....
春なのに
鈴虫が鳴いてるようだった
古くて白い建物の
裏の方から聞こえてるようだった

この庭で
子供たちとよく遊んだものだ
木がひとりごとを言って
泣いてるようだった

帰り ....
子供の頃のように
過去も未来も関係なく
無邪気に笑う事ができたなら



きっと君に
好きだって
伝える事ができたのに



君の桜色のその泪
はらはらと散る前に
ほうきぼし
ほうきぼし
ぼくはつかみとる

ほうきぼし
ほうきぼし
油性ペンで名前を書いた
愛しているの

誰よりも貴方を

愛しているの

だから傍にいて



愛しいよ、君が

ずっと傍にいる

愛しいよ、君が

僕には君が必要だ





愛 ....
はら   ほろ り

はらり  ほろり

宵闇を淡い 焔で燃やす
桜花 澄む

幽玄 現前と古木から湧き立ち

しとやかな肌 剥がれるように

はら  ほろり はらり ほろり   ....
私の
心の半分は
麻痺しているので
触れないでね

痛い、とか
冷たい、だとか
そちらの側では
感じられない

ただ
ぴりぴりとしびれるような
ここでない
どこかの空の

 ....
規則正しい点滴の
落ちる雫が
音を見せつけ

皮膚へと流れる緩い粒子
管へと混ざり
音を響かす

耳に響かない
眠りに落ちる瞬間さえ
心地よい鼓動

胎内へと帰化する
温かい ....
あんたが帰ってくる前に
あんたが大好きな
大きなお皿作って
がんばってテレビ見てたんだ

早く帰ってきて
ってカチカチを追いかけなくてもいいように
全部を集中させて
見てたつもりなのに ....
わたしのウルフが遠吠えをしている
その青い瞳で遠く月を射ってしまえ
群青すべてはオマエのもの

気高き闇の王者よ
森の奥深く老木が生い茂る彼方から
瞬時におまえの気配を感じるとき
わたし ....
この気持ちを
どうやって伝えればいい、
好きになってしまった心が悩む
桜吹雪に風に乗って
どうか思いが伝わればいいのに

いくら祈っても祈っても
叶わない思いは一体どこで
消し去ればい ....
君と出会った頃の俺は
服にも無頓着で
流行の歌も歌えなかった

君と付き合い始めて
少し増しになった俺

喧嘩しても
寄り添いながら
たわいのない夢を話してた

今夜の風はあの時 ....
桜の花の咲く頃
僕と君は出会った

黒く流れる髪
花より紅い唇
桜の精のような君だった

僕たちは付き合うようになった
映画もいっぱい行った
ドライブもした

桜のになると
必 ....
淡い色のアスファルト
履き慣れないローファーがなく
緩やかにのびる桜のトンネル
出口は海へと繋がる

祖母は言っていた
この町は桜が多い、と
まるで桜の中に町があるようだ、と

寝ぼ ....
あえぐ芸術に怯えてしまうわ 
わたし




鳥 あなたのように高く飛べるのだろうか
犬 あなたのように歩けるのだろうか
壁 そして白く 
  風化せず、ただ慄然と
  人は立って ....
   いつのまにか入日は焼け落ちていた
     にびいろのざわめきとしじまが
    霊気のたもとでからみあいながら

      青い春の痕跡も堕ちていった
仰向けで腕組みしている「時間 ....
/事実、あるいていた。
海岸線と海岸線の隙間に、隠れるようにちいさく。
裸足で踏んだ熱い砂浜はコンクリイトのように固く。

/事実、みつけていた。
半田鏝で容易にべっとりと結び付けられた簡略 ....
(暁のまだ白染めのころ)

徘徊をしていた鶺鴒は何時の間にか言葉を覚えて、
さくら、さくらと挨拶をする

――――あなた、何処にいらっしゃる?
手許に目を向けてもお返事は三角定規の平行線。 ....
ねぇ。

気付いてる?

君 が 必 要 っ て こ と

ねぇ。

気付いてる?

君 の こ と を 大 切 に 想 っ て る こ と。

だから……


独りだ ....
真っ赤な世界に三味線弾いて鳴いたこねこのおなかしろしろ
やわらかアスファルト
黒いグーグルアースで拡大できないふるさとの景色

夕暮れ 君の料理がうまくなる
(はっかないお味〜)
夕暮れ  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
さくらcaleha608/4/6 2:25
晩 春[group]beebee908/4/6 1:48
ゼスチャー小川 葉408/4/6 1:35
ほのか0*08/4/6 0:55
黙礼 服部 剛1*08/4/6 0:10
宿り木に腰掛けて短角牛208/4/6 0:02
気の早いひと恋月 ぴの33*08/4/5 23:58
人間草野春心108/4/5 23:55
手錠と携帯服部 剛108/4/5 23:53
清明吉岡ペペロ108/4/5 23:51
Emの視界ムラコシゴウ408/4/5 23:50
壊さない人小川 葉3*08/4/5 23:30
桜散るHonest...6*08/4/5 23:17
すいせいゆうと1*08/4/5 22:48
愛故108/4/5 22:46
はら  ほろ  ひらり  ほろり アハウ5*08/4/5 22:24
片麻痺uminek...7*08/4/5 20:12
おとせかいゆきのかけら...2*08/4/5 18:27
お皿が溶ける前につちやしほ008/4/5 18:24
ウルフ西日 茜13*08/4/5 18:19
桜色AKiHiC...308/4/5 18:16
@風の香り貴水 水海008/4/5 18:01
@桜208/4/5 17:59
桜の町緋月 衣瑠香14*08/4/5 17:05
ワルツエチカ1*08/4/5 16:21
失題(四)信天翁108/4/5 16:11
括るaidani...208/4/5 15:52
はる008/4/5 14:59
大切な方々へ蛹梛 雫008/4/5 14:34
ともちゃんのファンタジーともちゃん9...7*08/4/5 13:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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