どてかぼちゃ どてかぼちゃ ぼくは ぼくは どてかぼちゃ
トナカイのー 真—っ赤なー おはーなにー シンパシー
へーやーのー 片隅にー ....
甘やかな
ひとさじの記憶を舐めたので
それにすがって
いまでも背負う
185センチをもてあます
トンガッテ戸惑う魂を
(ウザイ)
(ウルサイ)
五角形のつぶてを
吐き ....
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった
陽炎の丘を歩く少女 青空色のブラウス
液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
....
街を歩いてゆくのは
君が10年前に落とした指だ
かつて、君の右手の中で
もっとも小さな指だったそれが
今では、親や子などという
不条理な力関係から解き放たれ
何に属することもなく
ただ一 ....
あり方、その方向が
きみを
はみ出していく、そのあふれ方
そのもの
もっともはみ出した
もの、彼女と
呼ばれた、夜に
共有していく
ことで、きみには夜が
はらまれて、その
ままの
あり方が
できるように、逆に方向
づけられていった、その
ままの
意味
ぎゅぅってする
照れちゃうからうつむく
うつむいたら
あたしの小さなおっぱいが
君のうすい胸板を不機嫌そうに遠ざけているのが見えた
{引用=夢のおはなし
いつか君と同じベッドであたしが ....
悲しみは、寂しがり屋でいつも頼れる人を探しているよ。
今日も一緒に泣いてくれる優しい人を探して、誰かのドアを小さくノックしてくるよ。
悲しみは、大好きな人にだけ会いに来る素直な子だよ。
....
硬い水と硬い石が
大きな球を廻している
緑の陽の下
川へ降る雪
実り落ちる火
空へ空へつぶやく火
流れのなかに立ちどまり
流れの壁を見つめている
岩と声 波紋に ....
すきだった言葉
嫌いな言葉と
気づいた
犠牲
義理
義務
しかし必要な言葉
裏切りと
隣り合わせ
あめのしずく
いろえんぴつ
たかいおと
いちょうなみき
よる、ひかるほし
ゆうぞら
....
雨が笑うのは
春になった証拠
ぱらぱらと
声を出して笑っている
庭で笑い声がする
覗いてみると花の蕾が
くすくすと
声を出して笑っている
小鳥が跳ねている
風の音に合 ....
それは
きれいなものでしょうか
本来のかたちを
たどって
宙返り
先祖のゆめを
かんぺきなさざ波のなかから
みつけるのか
あなた
ゆびがなぞりはじめる
ト音記号の
曲 ....
彼女がいやなのは
その事柄よりも
それを知らないでいる時間
彼女がいやなのは
戦わずして逃げること
彼女がいやなのは
無視されること
人は傷つきすぎると
誰もが自分 ....
080408
今日も、
わけのわからないことを書いている
わけがわからなくなって
わけがわからなくては困るから
わけがわかるように書こうとして
わけがわ ....
東京は
雨の音だから
なにかにあたる
音だから
なにかに裂かれる
音だから
東京は
雨の音だから
桜は薔薇科
Prunus jamasakura
じゃまさくら、じゃないよ やまさくら
あんな硬い造花みたいな花と
ふわふわほわほわのピントのあわない花と
根っこはいっしょ
自分勝手 ....
ああ 世界はこんなにも夢想に溢れている
めくるめく英雄譚と
燃え上がる恋愛劇と
固く結ばれた友情と
ああ 世界はこんなにも夢想に溢れている
夢想は果てなく
憧れは限 ....
オレンジと
アップルと
互いの唇を結ぶきらきらの細い糸と
つぶして
歯で
たらして
口移しで
かきまぜて
舌で
私は、
冬ワインとする
おはよう
今日も良い天気
ちょっと早い朝
太陽におはよう!
みんなおやすみ
思い切り背伸びして
空さえも掴む力を充電
光いっぱいの朝
小鳥におはよう!
みんなおやすみ
さえ ....
冷たいけれど、やわらかくなった四月の夜風が頬にあたる
あなたにもらったこのカシミヤのマフラーももうしまわなくちゃ
消えてしまいそうな、薄紅
二十歳の春が来て、それはあなたと出会って三度目 ....
春の先触れに咲く木ノ花のように、あなたが愛しい
静かな問いかけにせせらぐ若葉や川面のように、あなたが愛しい
暑すぎた夏を笑う木漏れ日の声
雷が鳴って、雨が降り出 ....
犬が
二匹やってくる
白い犬が
白かった
かつての犬が
僕は白い
家に住んでいる
犬として
犬を守る
存在として
まだ白かった頃
彼等もまた
白かった
僕がま ....
二十代の頃。駅を出てパチンコ屋の横をすり抜け、剣池へと続く緩い坂道の途中の小さな倉庫で働いていました。昼はお皿だけおしゃれなお好み焼き屋とか、ちっぽけな食品スーパーのお総菜とか。定期券を使って駅の中に ....
眠れぬ夜を越え辿り着く時
身からこぼれる無彩色な雫たち
こぼれるほどに身は透明になり
私はついに記憶を失う
この狭間の中で
行き着いたのは鏡の世界
映し出された情景 ....
極論を語るなら
井戸から水を汲んでも
砂漠を歩くには 少なくて
優しさの濃さを 知らなきゃならないのだけど
そうそう汲み取れや しないもので。
花の中においでよ、と
言 ....
直下型地震がくるんだって。
学校にいたら確実に私は死ぬだろう。
おんぼろ校舎ごと全員死亡だろう。
と NHKでシュミレーションみながらぼんやり。
でもどこかで
いやもしかしたら自 ....
胸に染み込む言葉は
とても暖かで
いつも頭でかっちの僕の脳を
愛撫するようです
特に好きな詩人がいるわけでもなく
こうして詩を書くような柄でもないのですが
ただ
....
足元の砂のことは気にしないで、ゆっくりと時間をかけてここへ来て、まるでふたりのあいだにとてつもなく手強いドラゴンがいるみたいなシチュエーションで、この短い距離をあたたかな緊張で満たして欲しい、時刻 ....
見上げるその顔が呆けたように可愛らしかったので
全力で咲いてみました
飲み食い歌うその姿があまりに可笑しかったので
一斉に咲くことにしました
そんな私の過剰な演出は
すべてみ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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