ある朝
寝ぼうした
とりさんは
ふかふかの羽根にくるまれた
とりさんは
夢ごこち
あっちへふわふわ
こっちへふわふわ
風にとばされてしまわないか
ボクは気が気じゃないよ
夢ごこちで ....
ボクは

赤い夕日に恋をした

本気で愛してるよ

そう言って震えてる

ボクの赤い唇

夕日に照らされてるのかな?

君はあまりに綺麗すぎる

ボクには不釣合いだ

 ....
元気ですか?

しっかりと生きていますか?

愛していますか?

たとえ、愛されなくても

思うように過ごしていますか?

わがままばかりいっていませんか?

迷っていますか? ....
あははと踵の硬く白くなったところを爪でぐいぐい押しながらこらえきれなくなった笑いを爆発させる。ここ、ここ、ここ、ここ床一面に広がった牛乳を指差して必死に叫ぶ。その上をつーっとフィギュアの選手気取りで滑 .... おいしいと評判のケーキ屋さんは
有精卵をつかっているという噂だった
怪物みたいな冷蔵庫を開けると
そこには透き通るような殻をした
まだ温かい卵が並んでいるのだと

早朝
こっそりケーキ屋 ....
プール
プールに浮いている罠
ぼくは見抜けない
きみに囚われた



なびく
たゆたう
におい


プール
プールに沈む眼が
ぼくを見ている
空 見透かして
 ....
雨の落ちていく時
私の足音と同じ
ぱしゃりとつながるのが
みえそうな気がして
喜びというものに
出会えたらいいと
信号が車を止めるという
決まりきった約束だけに
心のすべてを捧げていた ....
石畳に膝を折る ぼろ切れを纏った少女

肌は白く 心臓が透けてしまいそうなほどで
髪は黒く 何か重大な光を隠しているようで
瞳は大きく ステンドグラスを見ているようで
手足は細く 成熟した草 ....
何者にも代えられないもの
はじめて知った気持ち
ざわめく事ばかり
変化を求めてばかりいた
そんな僕に

平凡という退屈な束縛すら
愛しく思えるように
離したくないと縋る迄に
変えてし ....
ごらん、あれが銀河というものだ
今日みたいな湿った夜に
こんなにくっきりと見えるのは
とても珍しいことなんだよ

僕は君たちに星は動いていないと教えた
地球の自転の見かけの動きなのだと ....
先端へ向かう
先端にはぎりぎりの刹那がある
意識の
肉体の
先端には果てしない落下への幻惑がある
ありふれた机の先端にさえ
底知れぬ奈落がみえる
先端の先へさしだすのは祈りだ
それが無 ....
仕事の帰り道
遅くなって借りた傘をさすと
すこし前を地下鉄のとおい駅まで
歩いて行くふたりは
みんなにこそこそかげぐちを言われてる

おんなのひとのほうはついこないだ
離婚した
おとこ ....
青白い空に僕が飛ぶ
青白い空に僕が飛ぶのだ
明け方の淡い夢の様に
暮れ方のカゲロウの羽ばたきみたいに
青白い空に
青白い空に



息をし始めてからこ ....
期待して、裏切られてを繰り返してきた人生だった。

それでもまた、期待してしまう。

幸せな日々を。笑い続けられる将来を。
僕が時々
夕食を買いに行くマックに
いつも立っているクルーの女の子

いつもオーダーを取りながらも
唇が乾くのか単なる癖なのか
唇を湿らすように舌を
チラチラのぞかせる

唇から漏れ ....
寝ている隙にブーツの中のにおいを嗅いだ
気が遠くなるという言葉の意味を知った
君を好きな気持ちに変わりは無い

寝ている隙に鼻毛を抜いてみた
殺すぞゴラァと胸ぐらをつかまれた
君を好きな気 ....
頭が悪いから割ったの
罪の意識が芽生えたわ
今じゃすくすく育って森みたい
私の居場所なんて水餃子の側で水餃子を食むしかないから
オルゴールが鳴り終わるまで息を吹いていたのだけれど
煮え立った ....
影なびくほうへ
路を曲がる
前も後ろも
午後になる


花の色と
名前を忘れる
すぐそばにただ
ひとつ揺れる


雨と雪が経ち
かたちは鳴る
すぎてゆく手に ....
すぎてはすぎる
曇のかたちを聴いている
水の名前に
拳をひらく


静かに紅く
夜へ降る曇
さらに暗く さらに静かに
さらに遠く さらに遠く


膝の光 銀の道 ....
みじめな欲望じゃけえ、今目の前で失うても構わん。ヒクヒク鼻を近づけて臭てもろても構わんけん、その代わり腰をくねらしたシルエットはきれいやと言うて。朝ごはんに作る味噌汁に何の具を入れるんか考えることだけ .... {引用=
                           あるんだ、
                           のお前は、
                           ....
 コトリとした
 小さな違和感を
 いつもいつも大切にして
 彼女は生きてきました

 胸の中で
 コトリと鳴るたび
 どうしてだろう
 と問いかけてきました

 どうしてだろう ....
世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いを理解することも
やさしかっただろう

世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いに対して
やさしかっただろう

世界がもう少 ....
朝の一時
アップルパイと
グレープファンタ
出勤の男性

新芽が元気
明りの消えた電灯
新たな気持ちで
今動き出す。

鳥の声
朝日が暖かい
笹の音
アマリリスの笑顔
見えないように 幾つも隠していった
触れないように 何度も遠ざけていた
光よりも 陰よりも 離れた場所に

君にだけ 教えてあげる

ふたつにひとつ 秘密をひとつ
守らないで 背負わない ....
旅人は
暗い雲が垂れ籠める中
追いかけて
追いかけて
どうしても手が届かなくて



ついに追いかけるのを止めた
地球がまあるい事に気付いたから



雲の笑顔の隙間からは
 ....
春の日に 知らない色を びりりとやぶり
ただあかく塗り潰し
集めて君に突き立てて

これでも浮かれるかと問う

君 くろい髪ばさりと落とし

あか くらり 

うすらいで

は ....
 
いつか みた 写真

 花を食べる 仔猫

ねぇ 君。
その花は甘いの?

 例えば
 毎年花開く 木蓮の
 絹のように白く肉厚な花弁

 例えば
 夏の百合たちの
  ....
聖火ランナー達の映像

聖火を運ぶということ

かつてこれほど人類が


外灯のしたその青白いカップル

感情は何枚もコピーされている

幽霊みたいなおまえの写メール

それ ....
点線に沿った生き方を始めて
今年で二十年になりました
僕は曲がりもせずに、1ミリもずれないで
同じ道を歩いてきました
 
時折吹く
雨の香りの混ざったぬるいぬるい風は
行っては行けない方 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夢のとりさんここ708/4/20 0:59
sunset in lovecass2*08/4/20 0:56
手紙短角牛3*08/4/20 0:26
夜。笑い。にて。なかがわひろ...0*08/4/19 23:59
或るケーキ屋さんの話吉田ぐんじょ...608/4/19 23:54
夏、刹那ゆうと0*08/4/19 23:45
雨鏡砂木8*08/4/19 23:37
石畳の光灯兎208/4/19 22:36
開く扉ゆきのかけら...1*08/4/19 22:01
「光砂の海」ベンジャミン4*08/4/19 21:19
先端Etuji108/4/19 20:50
雨のものがたりふぁんバーバ...5*08/4/19 20:17
青白い空(悟ったからって別に)ホロウ・シカ...2*08/4/19 20:11
期待燕(ツバメ)008/4/19 19:53
彼女の唇から舌が漏れるとkauzak6*08/4/19 19:09
ブーツの中のにおいを嗅いだ。もののあはれ8+*08/4/19 18:12
その情景が既に損ねキリギリ008/4/19 16:51
ノート(離歩)[group]木立 悟408/4/19 16:02
夜をわたる308/4/19 16:01
駄話なかがわひろ...2*08/4/19 14:55
どうでもいいほど愛しい/067[group]ピッピ108/4/19 13:29
コトリ伊那 果108/4/19 13:09
「世界がもう少しちいさかったなら」ベンジャミン3*08/4/19 12:39
朝マックペポパンプ4*08/4/19 11:34
ひみつ蒼穹7*08/4/19 11:24
いつの日にか、きっとHonest...4*08/4/19 11:19
ねたむ割る惜しむnaho108/4/19 11:03
花喰らいちぇしゃ猫0*08/4/19 10:37
革命前夜吉岡ペペロ308/4/19 9:38
あめあがりゆるこ208/4/19 8:24

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