中央の樹が鬼の顔に見えることで有名な雷雨公園

土砂降りの中 何十人もの人達が
傘も差さずに遊んでいる

僕は大きな滑り台の上で
いつまでも順番を待っていた

ふと手すりに電流が走り
 ....
近くの。通勤の途中にラブホテルが3軒、軒を並べてるんだけど。

まわりがふつうの住宅街なのでおかしな感じだけど、もとはといえばこのあたり、細い路地の入り組んだ下町だったからね。もともとからあるんだ ....
眩いばかりの、障子の向こうを染めた光
君が閉めた切り取るような音
断片的な記憶は、まだこの胸に色鮮やかです。

深爪のゆびで突き放された夜明け
あの人のゆびはいつだって、私に触れるときは深爪 ....
{画像=080504235430.jpg}
満員! 
定員オーバーだよ!
でも

山手線の中でも
五月の風は吹くんだ。
赤ん坊の髪の毛が揺れている。
ふわふわ遊ぶ髪の毛を見ていると
 ....
ねぇ君
過去の出来事で
くよくよ悩むのは止めようよ



今日という日が
すべての人にとって
これからの未来の
最初の日だとしたら



きっと君は
貴重な経験を重ねた分
 ....
うたうことに
しおれて
よこからさす
たいように
すねて
ねむくても
ねむくても
いつだって
うたうことを
おもいだすの

かなしみに
みたされても

よろこびで
は ....
汗と若葉、土地の震え、生々しい野原
肢体を投げ出し翠緑に溶け合う
ねばりつく湿地、からまる草叢
瑞々しい野性の緊縛、ほのかな痛みの中で

焼ける空を肺に入れて
きらめく吐息、静かな放熱
 ....
魚の眼は
青いモノしか通さない

体の奥に届く
酸素の色を知らない

かわいそうだと
言ってくれると
こころが安らぐ


ここはどこの海ですか。


寂しさばかりが
何か ....
楽しいのと
楽しくないのは
たぶん同時にやってくる


表裏


くるんと回って
楽しいことが嫌になる


何やってんだよって
自己嫌悪
かっこ悪い
楽しいだけの
楽し ....
ゴミ集積所に、おにぎりのかけら
落ちていたごちそう。
いちばん最初にすずめが見つけた。
2、3羽やってきて、米粒をひろう。

そこに、あらたな来訪者。
1羽のカラス。おにぎりの近くに降り立 ....
朝の目覚め
微かな光の束
霧が立ち込める森
虫の声

泉が湧き上がり
空気が気持ちが良い
木々は朝露に濡れ
生き物達が再び蘇る。

年が経つにつれ
人との関係が強くなる
年が経 ....
糞は飼い主が持ち帰ることになっているので
俺は俺の糞を持ち帰らねばならぬ。
あるべき場所に
それは置かれている

拒絶ではない
豊穣のはての
姿なのだ

そっと手をあてれば
年月のぬくもりが
在る。
静かな夜に
とけ込むのは
喉を鳴らして
響く声

追憶の波際で
鳴り響いては
なんとか
つなぎとめている

窓から見上げた空
あの星に
届きそうもない距離を思い
見上げた角度 ....
ハートの女王は節操ないふしだらなおんな、
スペイドのスフィンクスは真実の口、
浮気のクローバーの若い股を探り、
ダイヤの破片でその首が飛ぶ
とらんぷいゆ、パントマイム、揺れるサーカス、泣くピエ ....
      にびいろの空がうつろに泪をためている
                      とき
              散策する縮んだ隻影は
          賛歌を忘れて灰色の血を吐 ....
幻のビル群が立ち並ぶ 
都会の空の彼方から 
沈む夕陽の声がする 

( わたしはこの国を、
  お前に与えよう・・・ ) 

群衆に紛れた彼は 
空虚に覆われた日々から 
脱出する ....
かってなおねがいですが

あんまりとおいと
さみしいので

あんまりちかいと
せわしないので

どうぞそのへんで
うろうろしててください

かってなおねがいですが

ぼくはひ ....
ふいに
あなたは苦しげな表情

しながらその

裏で

屈託のない笑顔を孵そうとするのだろう



混乱するじゃないか
混濁するじゃないか

感性が
僕の



 ....
やさしい豆腐と銀の猫
はからずとも はかなくとも

浮かべた鳥の苦笑い
つまづいても たそがれても

夏の香りと数え歌
うそぶいても 風ふいても

きみのせかいと僕の檻
とべなくて ....
ミズキの花の咲くころとなりました。
山はすっかり初夏の様相で
合間合間に咲く藤が
いかにも淡く
涼しげです。

山がようやく
山らしくなる
今日
こうして筆をとりましたのは
以前あ ....
手の中の白が震えて
私の涙腺は崩壊した


白の機械に届いた
メッセージ


「ちゃんとみてるよ」って、ありがと。


(慰め)の気持ちが1ミリもない
(何気ない言葉)が何より ....
昼すぎにお母さんから「何が食べたい?」と聞かれて「オムライスが食べたい」と答えたから、僕は今日の晩ご飯はオムライスじゃないかなと思う。 桜の花も散って
曇り空に雨が降ったり止んだりで
夏みたいに湿っぽい

桜の花びらもほとんど片付いてる
濡れて砂利とかどろのついたのがまだ少し落ちてる

鳥のさえずりが
心地良いとは言わ ....
きもちのわるい不愉快な
温かさが支配する
恐らく俺は恐れている
これは、紛れも無い、恐怖だと
俺は思う



赤い携帯電話がこちらのほうに
意識を飛ばしているように


 ....


雨を遮る為に差していた傘を
あなたに突き刺した
雨水と血液が混ざって
傘の先端から私の手元に届く
傘をまた開こうとしても
あなたの骨にぶつかって開けない
私の両手は真っ赤
頭か ....
恋愛 恋愛 恋愛
星降る魂
岸壁から落ちた時の記憶
顔面を
小麦色に溶かす
溶鉱炉に包まれた
男女の策略
もしくは
妄信的な一神教信者
劣悪な環境から逃れる為に
毛糸 ....
人身事故開脚
あなたなんでバレエ
電車の中で眠って
あなたなんでドア
辞めても辞めても連結する車両
ふと目を覚ますと汗だくだくで
額を拭う
何かが剥がれる
あなたなんで肉 ....
僕の姉さんはすぬかんと謂う。
僕にとってもきびしい姉さんだ。
まず御風呂に入るときは
てを先に洗えというんだ。
そのくせあがったときは
つめを切ったのかは必ずチェックする。
僕がアイスクリ ....
ネオン街で同僚と飲んで
赤い顔ではしゃいだ夜遊びの後
やけに寂しい帰り道 

終電待ちのホームに並び 
線路越しに見える 
広告募集中の真白な看板が 
自分のこころのように見える 

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雷雨公園[group]1486 1...4*08/5/5 0:18
花という花をあなたにあげようuminek...8*08/5/5 0:11
柔らかな残像水島芳野108/5/5 0:01
満員電車と赤ん坊[group]beebee708/5/4 23:54
今日という日Honest...11*08/5/4 23:48
うたとうげ玉兎408/5/4 23:22
汗と若葉jin708/5/4 22:35
サカナノメオレンジ208/5/4 22:27
過ぎ去ってしまえば綺麗になる過去真琴3*08/5/4 22:23
ものみな、食欲を感じるとき寅午108/5/4 22:00
サンライズ(日の出)ペポパンプ7*08/5/4 21:04
むずかしい散歩道若原光彦0*08/5/4 20:37
Etuji408/5/4 20:19
未完成のアンサンブルこゆり9*08/5/4 19:54
とらんぷいゆaidani...208/5/4 19:50
微吟(三)信天翁108/5/4 19:27
地上の楽園 服部 剛208/5/4 18:54
かってなおねがい餅月兎8+08/5/4 18:42
波動と交感kauzak9*08/5/4 17:44
やさしい豆腐と銀の猫くろね108/5/4 17:02
拝啓亜樹308/5/4 16:15
車内で三奈7*08/5/4 16:08
オムライスがん608/5/4 14:52
3時間は2秒だREMING...308/5/4 14:35
初夏榊 慧508/5/4 14:05
「 青春ピリオド 」狩心308/5/4 12:19
セーターの綻び108/5/4 12:04
人身事故開脚6*08/5/4 11:39
僕の姉さん。すぬかんなが...308/5/4 11:38
白い看板 〜週末の夢〜 服部 剛508/5/4 11:15

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