あの町に寄り この町に寄った
その街に行き その街から去った

幾日もの歩みを 無為に過ごし
幾多もの景色を 眺めた

感動は できなかった
それでも 無感動ではいられなかった

い ....
key:C


(前奏)Am、F、G

Am、F
綻んでく日々
繕った縫いぐるみ
ツギハギだらけで

投げ棄てた全て
「甘え」と呼んだ昨日
間違ったのかなぁ
 ....
Key:C

G、F、G
「はかなく散って
可哀相だね」
二度寝に勤しむ
君が言う

G、F、C
千個の瞳で
睨みつけて
「余計なお世話」と
僕は言う
 ....
最近白い羽根が降り積もる夢をみる

手にとって眺めるの

白い鳥の羽根じゃないみたい

複雑な模様でふわふわやわらかいの

近くに小さな天使か妖精みたいな

羽根に包まれた生き物が ....
その日は
たくさん緊張していました
一日、心臓が早く大きく打っているのが
わかりました

夜になり町は静寂に包まれ
ほんの少しの居酒屋の
灯りだけがぽつぽつと

昼から何も口にしない ....
糸が切れた
僕は虚空を垂直に
落ちて落ちて
また落ちてゆく

天藍石の闇
一面に敷き詰められた
煌きを忘れた鉱石
光も差さない暗い世界
悲鳴だけが木魂して
遠く近く
僕はどこまで ....
おばあちゃんが 届きものをしばっていたたこ紐をほどいて
大事そうにまとめていた

「この糸使えそうだから、巻いてとっておこう 便利なのよ」
「なんでそんなことするの」

昔の人だからこんな ....
見えないものが
ほんのわずかなそれが
あなたを侵している

それはきまって
夜に
ひどく湿度の高い
月がかすむような薄明かりの中で
増殖する

「眠れない」と
呟く

そう
 ....
小さな まぁるい
金魚鉢の形した器
浮かぶあなたはビー玉
ぷかぷかくるりん
今にも融けそうだ ねぇ あなた
助けられないの
 あなたはすっぽりはまっていて
金魚鉢を独り占めするあなた
 ....
空の器に、水が溜まりすぎたのだろうか。

ぽたぽた、と。

零れてきた。

少し暖かくなってきたけど、

冷たくて、ちょっと重かった。

零れてきたから、手で器を作ってみたけど。
 ....
そこにあなたは
いるいない
いるいない
どちらにもまばゆい

花があり
なぞる
花になれない
指のしずく

そしてあなたは
いないままにいる
いないあなたい ....
音楽を聴きました
パンクだロックだ
ボーカルの人が叫んで何を言っているのか分かりません
ここだけ聞こえた
あい

次に体を動かしてみました
フリフリ腰を
巷で流行っているというアキバ系 ....
なにものにも覆い隠されること
なく、きみは
ある

そのようにあるはずの
夜に、ほんとうの
ことが分からない
まま、損なわれて、分からない
まま、傷つけている、
そのように、きみ ....
ひたひたと波
わたしの側を通りぬける雪
布一枚の盾で身を守り
声ひとつの剣を構え
この足はあなたの紡ぐ文字を踏み、
手は己の言葉を振り払う

籠の月は美しいのですか、
声はもろい剣のよ ....
蓋を開けたオルゴヲルの回転軸につかまって
羽の付いたお人形の足が
ルラルラ踊る


君に会いたくて
君に 会いたくてね
手を離して
一緒に飛んでしまいたい


箱の内側には白 ....
独り暮らしの古家から 
週に一度 
玄関から門前に出て 
杖を手にワゴン車を待つ 

「おはようございます」 

ドアが開いて下りてくる 
孫のような青年の
腕につかまりながら
車 ....
ちくたく ちくたく

魔法の呪文となえてみるの

貴方の一番近くにいられるように



ちくたく ちくたく

綺麗なものや不思議が大好きなの

吸い込まれちゃう様なkissみた ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
300円で借りられるコインロッカーの中に
入るだけ心を押し込んで
しっかりと鍵をかけたまま
私は逃げた

 一日目には300円
 二日目には3000円
 三日目には10000円……

 ....
                 080516




偶然と書いて
ぐうぜんと読ませる
ぐうぜんが生まれ
ぐうぜんが目覚める
ぐうぜんが欠伸をする
起きろ!
朝だ! 起きろ!
 ....
目を覚ますと
ベッドの上にいた

白いシーツがどこまでも広がり
睡眠中
あつくてはいだのか
山のように連なる毛布から
上昇する太陽が
まっすぐわたしを照らしてる

もう三日歩い ....
息つぎは上手じゃなかった
あるものないもの欲しがって
白く滲んだ指の隙間から
空をめがけて投げてばかりいた

例えば優しくしたくって
だれかに優しくしてほしくって
地球が ....
風のバラ
とはわたしの愛した詩人
の五月
をうたう冒頭のことばだ
しかし
肉厚の花びらをかさね
内部へ密度を増す花は
きみに似合っていない
むしろもろい花弁に
あざやかな色彩で
緑 ....
初めは小さな湧水だった

流れの始まりは
始まりの音
川の変奏へと

流れる川の音を
聴いていると
行く先々で
音が変わる

一人
 佇んでいる
二人
 柔らかなやり取り
 ....
少年が瞬きをする間に
世界は始まって終わった

髪の長い女の睫毛の下には
よく潤った泉がある

古くから伝わるやり方で
劇場の赤幕を閉じた

背中を丸めた老人が
その前で立っていた ....
大雨で
強風で
桜の大木が
折れる。

栄枯盛衰
古いものはすたれ
新しいものが
栄える。

若者は
老人を
馬鹿にする
何も知らずに

カッコをつけ
人を傷つける
 ....
男には戦わなければいけないときがある!

男には自分の強さを証明しなければいけないときがある!

男には暴力に訴えなければならないことがある!

男には心に浮かんだ疑念を振り払う必 ....
 


 
まるいかたち
ぱすてるなおれんぢ
やらかくはねて、すいてき
 
ゆびで
かるくつぶすことも
くちびるで
つみとることも
わるいこ、にしない
やさしさ
 
 
 ....
思い出がスライドしていく
綺麗な言葉でくるまれて
一点の曇りもなく磨かれて
愛しているよと
愛していたよと
優しく思いを投げかけるばかり


君の瞳の中でも
あの光景は映 ....
ぼくが
わるかった
あやまっても

なおらない
きずもある
せめて

うらんでは
くれないか
そのかちすら

ないらしい
ばっしてさえ
くれなかった

ろうをつくって
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
丘の上で涙する影ひつじ雲208/5/17 11:54
『bug』/歌しろいぬ008/5/17 10:56
『蜉蝣』/歌008/5/17 10:50
白い羽根 ☆白い羽根108/5/17 10:13
告白REMING...2*08/5/17 8:44
LostAKiHiC...008/5/17 3:13
モノを愛するということever008/5/17 2:08
「ウィルス」ベンジャミン4*08/5/17 1:22
創書日和「器」 金魚鉢[group]そらの とこ5*08/5/17 0:44
創書日和「未完成。」[group]狠志208/5/17 0:25
ノート(ひとつ しずく)[group]木立 悟508/5/17 0:06
きょうはっきょうしたいのでそらの とこ1*08/5/16 23:44
_こもん508/5/16 23:35
湖月2*08/5/16 23:29
清月の薔薇千月 話子8*08/5/16 23:15
踏み台 服部 剛508/5/16 23:06
「★ダリのチクタク」(小池房枝さんのお題)白い羽根008/5/16 23:01
五月の香水吉岡ペペロ1208/5/16 22:29
コインロッカー亜樹508/5/16 22:13
ぐうぜんあおば11*08/5/16 21:52
長い朝小川 葉408/5/16 21:41
かなしみにしずむ春日8*08/5/16 21:27
五月音阿弥花三郎108/5/16 20:29
野川フクスケ5*08/5/16 19:39
幕役小禽208/5/16 19:31
若者ペポパンプ6*08/5/16 19:26
勝って兜の緒を締めよ六九郎1*08/5/16 18:54
あんず山中 烏流5*08/5/16 18:31
スライド相田真理子108/5/16 18:31
【ろ】 ろう[group]RT108/5/16 18:22

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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