今宵もまた

月が美しく下界を照らしている

その穏やかな光は、

万人に微笑む

その月が欠けし時

人は、夜に恐怖を覚える

また、月の満ちし時は、

人の夜への恐怖は ....
桃色の四角い顔で
素朴にほほえむ 
ぱすも君 

無数のバスや電車にのりうつり 
街から街へ今日も走る 

今日は職場の老人ホームで 
婆さま達に囲まれて 
歌って踊ってすごした   ....
しゃりしゃり 音をたてて
ぼくらの素足は歩いてゆくから
つま先で輪を描いた。

どこからか流れ着いた
すかすかの
流木の端っこ「のぞいてごらん?」って
言うから 見てみたら
 ....
 眠たくなったからが先か
 眠ってしまうからが先か
 どちらにしろ 人は眠りにつく

 人が言葉に出会った
 生み出したか
 生まれたかの違いで
 人間は使い始めていた
 息をする ....
今夜、あいつの幸せを願う。
流れる涙は勘違いの味。
俺の想いなんか勘違いでしかないから。
あいつは幸せになるんだ。
なんで悲しいんだ。
それすら勘違いだ。
全部勘違いだ。
勘違いだ。
俄かに浮かぶ朧月を掴もうと三歩前に出る。連なる街灯の明かりの明かりを反射する路側帯と横断歩道。肩に降り積もる湿度と温さを含んだ外気。霧の様に光の中をうごめく蜻蛉の群れ。
小さな虫の声と、靴音と、風が ....
夢をみた

影のない夢

脈絡もなく

断片ばかり

夢の最後は

あさっての新聞を手にして

冷や汗をかいている自分

不安な焦燥に身を焦がして

紙面に目をやると ....
空―。


丸みを帯びて広がる この澄んだ青が
とてつもなく大きなひとつの目だとしたなら
その目はどれほど大きな世界を見ているのだろう

その目をもってすれば
果てしなく広がり ....
                 080524




スーパーハイビジョン映像を眺めていたら
後ろの人が溜息をつく
地デジ対応のテレビを
薄型液晶を買ったばかりなのに
もう次は ....
ほっとして、心地いい
でも、いつものばかりだと退屈しちゃうから
たまには思い切って、新しいいつものを探す冒険に出よう
好奇心と不安が入りまじって
すこし落ち着かない気分だけど
そんなこと言っ ....
僕は僕のままでいたかったから何もしなかったのにいつの間にか僕は僕でいられなくなってしまった

それはとてもとても怖いことのように思えるけれど、お母さんから言わせてみれば当たり前のことのようで、その ....
まだ生まれたてのかさぶたを
引っ掻き 剥がしてしまいたかった
もう傷は治ったの!
もう歩けるの!
そう言いたくて
無心で 膝を 引っ掻いた
ペロン とめくれた ソレは
放射線を放っている ....
こうふくを
くださると
いうから

れつにならび
こうして
まっているの

せんとうは
はるかかなた
うしろもおなじ

すこしあきて
ふとみると
れつからひとり
 ....
都会はいつも決まってドブ臭くて渦巻いていた
歓楽街の路地裏にある一軒のバー
いつの時代もこういう場所には需要がある
男はいつもと同じようにカウンターの席に座っていた
俺はまっすぐカウンターに向 ....
南国の話
  冷たい鉄の火事
  ホーム えき 斜体
  今時新品の歯車
  油を塗っている鉱夫
   忘れている
   何もかも知れ
  オリーブからオイルは取れない
を聞く残された ....
囚われる
囚われる
今 あなたに囚われている。


囚われている
囚われている
あなたのやさしい瞳に魅せられて。


あなたの希望はなに?
自分のしあわせ?
それとも、わ ....
朝食を終えたファーストフードを出たら 
偶然、夜勤明けで店内から出てきた私服の君が 
駐輪場からスクーターに乗り 
アイスコーヒーのストローを咥えて 
立ち尽くす僕の前を走り去っていった 
 ....
それは風の通り道の家で
けっして目立つでもなく
景色に溶け込んだ家で

見つけにくいようなら
赤い郵便受けを見つけて下さい
それはそれは、目の覚めるような赤で


つい最近、
満月 ....
淡いブルーの
ツメを乾かしたら
出かけよう
サンダルをはいて
軽やかに
白いプリーツを
ひるがえす


出会いはいつも自由


風を探しに
電車に乗って
どこまで行こう
 ....
したためた言葉の数だけ
私は、知ることを
赦されている
            滴
            り
            落
            ち
            る
五月の終わりの静かな夜の暗闇は遠く無限 ....
 無表情に首を傾げた 
 自転車の整列する駐輪場の上 

 線路に吊り下がる 
 モノレールは監獄の面影で走る 

 昨日の重たい疲れを残し 
 眠りながら吊革にぶら下がる人々 

 ....
人にたどり着くまで
僕はいったい
何億年待つだろう

その田舎町に生まれるまで
僕はどうして
生きながらえることだろう

生まれてもないのに
生きてきた
時があったんだろうか ....
16のころ読んだ

大江健三郎の小説を

古本屋で文庫で百円で買った

道を渡った喫茶店で

39の俺が読んだ・・・


墜落する物体を見る興奮

幻のように確かな手触り
 ....
                   080523


99と書く
次は100だと思うとそれ以上書けなくなる
思い切って進め
そんなこと言っても可哀想だと思う気持ちがあり
迷っていると
 ....
小さな箱に体は収まる
膝をかかえ頭を下げ
それは体に張り付くように
少しでも体を動かせば骨が軋む
箱から外れるな、と

箱が割れる日がくるときもある。
そのときは皮膚が外へ出るのを嫌うよ ....
動悸が激しい
息切れも止まない
これはきっと病気に違いない

アイツのせいだ
昨日アイツに頭を撫でられた時
変なウイルスに感染したんだ

それ以来アイツと話すと目眩がする
それ以来ア ....
紫煙の記憶が折り重なる木枠 
スピーカーに雑草が繁茂する
煤けた天井から黒い茎が垂れ
席のすぐ上で円錐の花が開く
ここは暖色の蜜であふれている
白い蜜に沈む 緑の無邪気な囚人たちは
小さな ....
この手が嘘をついたのか

この手が汚い言葉を吐いたのか

いいえ。そんなこと知りませんよ。

嘘だ 嘘だ

そうじゃない
君に知ってほしいんだ

ここにいます ここに ここで
 ....
 
遺影のある家に行くと
線香の良い匂いがして
羊羹を一口食べた
奥さんがずっと昔からのように
右手で左手を触っている
側では子どもたちがわたしの名前を知っているので
窓から外を見ると
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
月光M-flo008/5/24 8:40
ぱすも君 服部 剛2*08/5/24 7:15
らくがき ひより11*08/5/24 7:00
パーフェクトワールドdoon108/5/24 5:29
勘違い戒途008/5/24 3:30
三歩龍二208/5/24 2:11
あさっての新聞ジム・プリマ...7*08/5/24 1:59
虹彩青の詩人1*08/5/24 1:44
あさっての新聞あおば0+*08/5/24 1:05
いろいろな、いつものここ408/5/24 0:47
今でもそれに違いはないがん208/5/24 0:45
生まれたてそらの とこ1+*08/5/24 0:34
【れ】 れつ[group]RT408/5/24 0:33
ダッチとアンゴudegeu...2*08/5/24 0:23
名もない家族による集団供述カチリカチリコ笑い声黒川排除 (...208/5/24 0:17
あなたの花はるこ208/5/24 0:15
硝子の破片 服部 剛3*08/5/24 0:00
HOMEシュガー・ソ...5*08/5/23 23:47
風がやさしくキスをするこゆり6*08/5/23 23:20
創書日和「器」 器[group]山中 烏流108/5/23 23:02
暗闇[group]beebee7*08/5/23 22:53
「 新しい家 」服部 剛408/5/23 22:33
人にたどり着くまで小川 葉208/5/23 22:15
幻のように確かな手触り吉岡ペペロ708/5/23 22:08
99の次は100あおば6*08/5/23 21:54
ハコ湖月1*08/5/23 20:19
1486 1...2*08/5/23 19:56
かすれたフルート氷水蒸流508/5/23 18:46
めらんこりっくぱにっくそらの とこ2*08/5/23 18:03
遺影のある家たもつ1908/5/23 17:20

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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