空は夢

キッチンは消極的

猫のほっぺをひっぱたいて

香水の瓶をベランダから落とす


指は透明

黒板はいつもそう

アリスの背中を突き刺して

足取りは軽快な
二時十七分三十六秒
止まったままの時計の針
盤面のひび割れた傷
刻み付けられたあの日の悪夢

赤城山のドライブの帰り道
運転よりも会話に夢中で
対向車線にはみ出した車は
カーブを曲がっ ....
一足 一足と 雨が近づき
一つ 一つ 我々が浄化され

雨 雨の日に崩れゆくビル 
舗装道路が湿り気を帯びて腐乱してゆく

人が人として輝くために全ての物質は滅び

雲が押し寄せて
 ....
束縛する権利ないよ

束縛される権利もないよ

でも束縛されたい

束縛するより強く

嫉妬する理由ないよ

嫉妬する価値ないよ

勝ち目もないよ

でも嫉妬されたい

 ....
人格のスーパーマーケットにて
宇宙の漬物を買う
星と星とが交際している
水生のマクドナルド
切っても切ってもくっつく血液
ピクルス硬貨でお支払い
学校の墜落を授業参観
騒ぐな貴金属ども
 ....
くぼみに合わせたように
はずむ はじく
その球体
まつ毛の先に

手の中に落とすと
水たまり
手相は小さな 細い川
まるで地図帳の
一角


屈することなく
落ちて  ....
ワタシタチハ、烏賊ノヨウナモノ
タダオヨイデイルダケ
モクテキガアッテモ
オシツケラレタダケ

ワタシタチノ正体ハ
ミズノ濃イトコロニ
カルシウムガアッテ
ミンナデサワイデイルノデス
 ....
昨日は雨のそぼ降る神保町の 
古書店の並ぶ街並みを 
地図を片手にさまよい歩いた 

みるみるうちに地図は濡れ 
丸めた白い魂にして 
ポケットに入れた 

翌日ポケットから取り出し  ....
頭の中鳴り響いた

急げ

低い囁き声

微かに鳴り続ける警告は

日陰に捨てられた危険信号


絡み合って

ほつれた毎日

手の届く距離の光を見落として

ひたす ....
誰にも与えられる命と

自分が勝ち取った富

どちらが重いだろう。


誰にも与えられる命と

自分が守り抜こうとする信条

どちらが重いだろう。


誰にも与えられる命と ....
やっぱさー、女王様は欲しいでしょう?
鞭とかさ、蝋とかさ
バンバンでさ
専用じゃなくてもいいんだけど
新品は作るのだるいから
ある程度完成品?
で、それ崩すんだろ?
まあ、普通に遊べば崩 ....
エンピツ書きの創作日和
ギャグマンガの売れ行きが気になる
不自由な?値が転がる丘の上で消しゴムこすって
真か偽かを問う無駄な労力

荷物につぶされそうな透明な1秒間が過ぎたら
明け方の記憶 ....
ダイヤモンドが燃えた
白い皮膚で
月が燃えているという
小さな嘘で
笑い飛ばしてしまおうよ
わずかばかりの白い炎が
燃え尽き果ててしまう前に


穴のあいた靴下を
霧雨のより糸で繕 ....
金持った命なんていないさ
札持った命なんてないさ

温まる廊下 広がる廊下

金持ったヒドなんてないさ
札持ったヒドなんていないさ ハハン

見た みた 油 ブラ 羊水
 ....
君がいなくなってから

はじめて君を探した

君が離れてからは

他の幸せを探した


一人ぼっちでいじけた僕は

空を見上げることも 意外と忘れていて

久しぶりに見上げて ....
正でも負でもない0

0は虚数のようなものだ

実存から自由な

観念とは

0や虚数のようなものだ


ぼくはきょう

あるひとが美しいことを

発見したんだ


 ....
きみは暗闇を

見つめてた

かたくした枕

濡らしてた


こころは化学だ

蓋をあけよう

言葉はきみに

化学するのかな


きみは暗闇を

見つめてた
 ....
 
きっかけなんて
なんでもいいんだよ
 
たいせつなのは
いまのきみのこころなのさ
 
{画像=080522023223.jpg}
口に出した言葉が
石英のように凝って、
カチリと落ちたら
いいだろう!?


ぼくはお喋りに夢中になって、
なにがなんだかわからなくなって、 ....
爪よりも薄いガラスの箱に
僕は閉じこもっている
時々ガラスの表面に傷をつけては
そこから流れ出るどす黒い粘液を舐め
その苦さに顔をしかめる

これまで膨張と収縮を
繰り返してきたガラスの ....
かあさんに あかりをあげたい

めくらになってしまう かあさんに

あかりが そこにあるかないか だけは しっている

盲人になってしまう かあさんに



わたしは
 ....
文明の傾斜地を走るのだ
逆さまの政治学から唾液が垂れる
花々は全滅した
茎はただ茎のために根を垂れるぞ
雲との契約など
どうすれば思い出せるんだ
神々が粉になればとても呑みやすいが
依然 ....
似かよった街の
似かよった道の行きつくところに
友人の建てた家があるという


何年も何年も借りたままの
いろんなものを返しにゆく
川辺にはワニがいてこちらを見る
 ....
海の下に玉子焼きがあり
みんな食べたがっていたが
ペンギンが持ち帰って布団にした
関係ないから


道を曲がるたび
違う名前で呼ばれたが
みな背広と笑顔しか見ていなかっ ....
目が覚めて 部屋を出ると
廊下に父が薄目で横になっていて
足音で起こしたことを詫びると
笑いながら母のそばをすぎ
洗面所で顔を洗いはじめた
母が
何を見てるの と言うので
 ....
Mixiの長方形の空白に 
パスワードの黒点を打ち込んで、 

ログイン。 

「今日のニュース」をクリックすれば 
ベンツの車内で美人のアナウンサーが 
運転席に{ルビ項垂=うなだ}れ ....
なんとなくって
あまり好きでないことば
でも毎日使うことば
なんとなく好き
なんとなく幸せ
なんとなくつかれた
意味なんて考えたことはないし
意味なんて
どうでもよかった

き ....
今日は焼肉だ。
待ってました。    
好きな料理
どれほど待った事やら

牛に豚に鶏が
オンパレード
野菜は食べたくない
デザートはイチゴ

おろしのタレをつけ
至福の時
ジ ....
仕事帰りで我が家の門を開き 
玄関まで5mの並木を通る 

「 うわっぷ! 」 

木と木の間のくらやみに 
はりめぐらされた蜘蛛の巣に 
ぼくの顔が引っかかる 

(そそくさと、{ ....
お世辞が欲しいなら磨けばいいのにね、って
それは顔の整った少年が言ったんだよ

そしたら彼女は
わたしにゃ布がありません、ってさ。

{引用=
あてどない天井の奥行きに目を奪われ
僕ら ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
_ANNA008/5/28 18:43
形見の腕時計1486 1...1*08/5/28 17:52
雨のゆくえアハウ6*08/5/28 16:27
消息不明 と 音信不通うめバア108/5/28 16:26
help I need葉leaf608/5/28 15:49
したたる唐草フウ7*08/5/28 15:30
午後の呟き海野小十郎008/5/28 13:19
すがたに 服部 剛5*08/5/28 9:07
前へ2*08/5/28 8:26
戒途0*08/5/28 3:50
プラモ的な母と何か秋也008/5/28 3:14
300万部突破!西日 茜2*08/5/28 2:02
炭素の道程しろう508/5/28 1:21
ナメラカ十二支蝶108/5/28 0:59
夜道の一幕〜青春編?〜短角牛208/5/28 0:58
美しいこと吉岡ペペロ908/5/28 0:22
言葉208/5/28 0:21
31次元☆★108/5/28 0:21
言葉が石英だったら[group]beebee14*08/5/28 0:08
ガラスの箱tanu108/5/27 22:21
不自由な健常者るるりら9*08/5/27 22:13
go to zone葉leaf608/5/27 22:04
ノート(しずく)[group]木立 悟408/5/27 21:42
ノート(関係ないから)[group]108/5/27 21:40
ノート(二年半)[group]208/5/27 21:37
「 ログイン 」服部 剛4*08/5/27 21:24
なんとなくアイバ シュ...408/5/27 21:17
焼肉だー!ペポパンプ8*08/5/27 21:15
蜘蛛の糸 服部 剛208/5/27 21:00
お喋りなボクから彼女に助言。水島芳野208/5/27 20:53

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