あなたは フワフワした 不思議な雰囲気の 人
その 気配を感じるだけで、ハニャーンとなって しまいます
がんばり屋 さんで いつも人のことを 考えてる 人
やさしくて 涙もろい 人
うっかりし ....
携帯電話から母が出てきて
べつになんでもないんだけどさ、と
なんでもないことをしゃべり始めた
この「なんでもないこと」というのは
父が発明家になってしまって
サラリーマンのほうが都合が良いの ....
君のその叫びに
私は ポツリポツリと
涙落としてしまうかもしれないよ
けれど 話してほしい
君がラクになるなら
聞く耳は
時折 痛む
聞く心は
時々 痛い
けれど ....
死神のノックする音が聞こえて
ハンブルグのように黒い霧が立ち込めて
ベルリンのように赤い雨が降ろうとも
俺は死神の喉笛をデリンジャーでぶち破る
その銃声は街中に ....
言葉なんて糞さ!
単なるインクのしみさ!
もしくはドットの点滅さ!
とめはねはらいのくねった線さ!
言葉なんて嘘さ!
単なる喉の震えさ!
大事なことなんか何一つ言えやしないさ! ....
時は飛び 分は飛び
秒はわずか手のひらにある
両肩と指を結ぶ三角
降るものたちを受けとめきれない
かがやきにあふれこぼれるかたち
響き少なに揺れる影
オンドマルトノ ....
氷山にぶつかった豪華客船が
冷たい海に沈んでいくのを見ていた
世界中が感動した名シーンに肖って
キザな台詞を吐いてみた
「もしこれと同じ状況になったら
命を捨ててでも君を守る ....
生まれ落ちて何年だ? 今この手に何がある? わからない。 別にいいだろ? みんなそうだろ? ....
諸事情でどうしようとトーシロは笑止
格子越しの孟子&導師頼ってご意見伺い「ご機嫌いかが?」
度し難ェバカが 場違い墓飾って葬りな
おい待てバカが 基地外空回ってもう無理だ
「〜だ ....
ジャンキー、ジャパニーズ、群れるドミトリー
一人になれないやつが集まり
つまり どこに行ったって同じさ、
自分からは逃げられない
万物、世界の広さにひれ伏した俺は
大都会背後か ....
空港は透明な香りがする
人がみんな笑っているし
香水の香りがあちこち漂う
ここで無表情なのは
出国審査官だけだった
飛行機が飛ぶのを毎日見送る
地上で働く人たちの気持ちを考える ....
何年前から愛してる
とか そんなことより
どれだけ愛せるか
の 深さだと思う
あなたの深さ
心の深さ
愛の深さ
あなたの深さ
淫らな言葉で埋め尽くす
ずっと続くはずのない人生
脳を焦がす衝動
嬉しさに似た哀しさで
つつがなく騙してよ
あたしは いつか貴方の
忘れる景色になりたい
僕の手は小さい
他の誰よりも小さい
色んな人に支えられながら
色んな人の助けを借りながら
ここまで大きく育ってきた
それでもまだ僕の手は小さい
本当は色んな人を支えたい
本当は色んな ....
行ってきます
、、、。
車の中は静かで
目の前のコンビ二のわきには
納品のトラック
から荷物をすばやく降ろす
作業員がいた
静かな夜だった
....
雨は嫌いだけど。
アスファルトの濡れた臭いは、嫌いじゃない。
雨は嫌いだけど。
荒れた雨粒の弾ける音は、嫌いじゃない。
雨は嫌いだけど。
押し潰されそうな雨雲は、嫌いじゃ ....
さあいよいよ
螢の季節が近づいて
探し始めるのです
はかなく綺麗なものを
風景に重ねたいと
螢を狩る人が
暗闇にうごめくのです
もうそっとしておきませんか
いのちの営みの輝きは
....
コンクリートの地面の穴から断続的に棒状の水を宙に吹き上げる公園。
今の俺には水は必要なかったから、ブランコを揺らしていた。
空中に放り出されそうになるのがこんなにも怖いものだとは、子供の頃はまだ知 ....
路上に棄てられた
くしゃくしゃのちり紙が
一瞬
白い薔薇に見えた
一人の同じ人間は
{ルビ涎=よだれ}を垂らした顔にも
後光の射した顔にも
なれるだろう ....
こんなにボロボロになったのに
なぜ捨てない
昔
青とピンクをおそろいで買った
青とピンクで色々な所に行った
映画館
遊園地
温泉
ピンクはいまごろ
どうしているだろう ....
久しぶりに僕を飲んでくれた
うれしいね
青い切子の小さなグラスが
宝石のように光る
飲みながら
思い出しているんだね
あなたは
すぐ怒るのが
悪いところ
でも
とて ....
もらいものの
高級なシャンパン
「ドン・ぺリニオン」
色彩のない部屋で
金の液体が光を放つ
あなたは
まず
お父さんに乾杯
そして
お母さんに乾杯
最後に
あ ....
ここはそのむかしパパの書斎だった
むかしといっても2年ほど前までのことだ
その部屋
の真ん中
パパの回転椅子
の上のドーナツクッション
の上に
足をひらいてすわってし ....
からからから
バスの車内の床を
なすがままに転がる
誰かが忘れたコーヒーの空き缶
かーん
いい音立てて
優先席の爺さんの
杖にぴったり止まった ....
面白い冗談で笑わせてくれ
出来れば流行の三秒で笑えるレンジなお笑いがいい
シャツに小汚い染みをこれ以上
増やしたくは無いグレイト・ジーニアスを
知っていたらここに電話してくれ
彼は待合室 ....
福祉のある国
子供の教育
老人の世話
障害者の支援
食うのに困らず
寝場所がある。
衣服がある
仕事がある。
互いを愛し合い
信頼して助け合う
心を一つにして
心が打ち解 ....
一週間の疲れ
一部の人の評価
人に目立たず
消えてゆく
コツコツと
努力をして
チャリンと
貯金をして
人の下になって仕え
人に幸せの種をまき
見守る
「いいんですよ」と ....
福引きに当たるほど
運がいい訳じゃないし
才能とか魅力とか
なにか秀でてる訳でもない
だからって私は不幸せじゃない
小さな小さな幸せを
思いっきりかみしめてる
....
まるでもう梅雨が明けたような日だった
絡みつくような熱気
三番線のアナウンスが陽炎に揺れる
横ではサラリーマンが
つまらなそうに電車を待っている
僕はただ
いつもの青いタオルで
額の汗を ....
想いが素直にことばになったときは嬉しい
けど
あなたにちゃんと伝わっているかどうかはわからない
だから ちょっぴり不安です
ねぇ
ちゃんとつうじていますか
私 の{ルビ 詞 = ....
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