(たった) ひとつの恋が終わった
幻のような希望(ゆめ)だった
輪郭のない花のように 靄のかかった
触れても 最早響く筈もない……時代錯誤の旋律のような それは
調律師の手元離れて久しい 幻影 ....
わたしはあなたのこととっても
気にしてるよ。
下手な言い訳でごめんなさい。
円盤来襲
円盤来襲
機銃砲弾
一身に受け
防衛手段
既になく
退避
退避
指揮系統は
支離滅裂に
あふれかえった
避難民の群れ
炸裂 ....
{引用=
いつからか
きみは
かえらなくなった
そのことに
気づいたのは
つい最近だった
雨がまた
降り出したよ
ぼくはまた
歩き出さなきゃ
}
君を追いかけ
探しては帰る
どうしようもない夜をくぐり
街灯りが遠ざかる
ポリバケツの上でくつろぐ猫がにゃあと鳴いた
抑揚のない
ふざけた鳴き方だった
さようならと
フリー ....
あなたは泣いています
あなたは泣いています
緑の雨にずぶ濡れて
ただただこの世がいとしいと
あなたの頭上に垂れ下がる
電線の雫がぽとりと落ちて
ひとつひとつが世界を映してる
あな ....
一昨日から降り続く雨のせいなのか
それとも空気を察したからなのか
観葉植物が申し訳なさそうに
リビングの隅で縮こまっている
子どもには駅に着いてから話すから
新しいアパートも借りてあるか ....
振り返れば、蒼ざめた空
眩しすぎる光が、あたしを責める
光が、眩しすぎる
5年もの歳月
あたしはずっと
ひとりぼっちで
部屋のなかで暮らした
外に出ることは極稀で
....
電車を降りたら
小雨が降っていた
セブンイレブンで傘を買った
駅前の商店街を抜けると
道は一気に暗くなる
細い道の両側から漏れる
家々の明かりがメインで
わたしは足早に家路を急ぐ
朝
....
栗の花が、匂う
あの子のスカートは
本当に秘密だろうか?
(あ、あ、あ、暗転
時折
飴玉が降るらしい
都会のような片隅
私の ....
たとえば真夏の海岸で
きみの目は水平線を映し
螺旋状の呼吸をする
……たどり着けない
{引用=(あれはいつの事だっただろう
あの記憶がきみを過去へと誘う
だがあの場 ....
雨は崩されてゆく
透明の灰が静かに積もりゆき
アスファルトの水溜りに雨音の波紋ができた
土地は湿り気を増し
ビルディングは地階から 灰に埋まった
飛び散る 雨
しぶきが足元を濡らし ....
君 そろそろ 思わせぶりな態度を 改めよ
君 そろそろ 詩人のフリは よしたらどうだい?
君 そろそろ 本音を言ってごらん?
君 そろそろ 悲しみの淵から 離れる時だ
君 そろ ....
メソッドなど存在しない
ボロネーゼにちーずをかけますか
ええたっぷりめでおねがいします
山盛りのチーズをすぷーんで掬ってかけてくれるのを
にこにこ見守った
もあ? のーもあ?
もあ ....
お返事を、とても嬉しく読みました。
君の日記で薔薇の写真を見た時、
「 あ・・・にてる・・・ 」
と思ったのでした。
出逢う花ともかけがえのない「縁」が
あるのかも ....
心音をメトロノームに
できるなら埋もれていたい
いつか来る安寧のなかに
誰かの投げたボールが
もしも飛んで来たならば
投げ返すよりも
よけましょう
( いずれ背後に、ボールは消える )
誰かの投げたボールが
もしもよけきれなかったら
胸 ....
一日が32時間あればいいな
12時間眠ったら
8時間頑張って働いて
12時間好きなことができれば
毎日楽しく過ごせるのになぁ
最近は仕事から帰っても
夕飯を作る気になれない
休み ....
今でも言葉書いてる?
詩でも、小説でも、なんでもかまわない
って言ったら
ここだよ
って言った。
僕らを繋いでるのはいつもそんなで
こんなだから繋がってる。
はじめまして、ゲ ....
水族館でみた大きなさかな
ゆったりと動く大きなさかな
ガラス越しに見える大きなさかな
水族館に連れて行ってくれたお母さま
あの白い手で私を育ててくれたお母さま
今はガラス越しでしか会えな ....
絶望が押し寄せてくる
僅ない、身近に感じられる感じてくれる魂からの
顔を見合わせることが怖い
視線が口元が僅かに動く音も
踵を返されたら、その背中が投げる最期の一瞥を ....
080605
三丁目は二丁目の先です
一丁目は通り過ぎたので
覚えていらっしゃらないかもしれません
四丁目はありません
しかたないので続を加えます
....
あめなんかふんなきゃいいのに
まぶたがおもい
でんしゃのとびらがひらくと
いろんなかんじょうがほほにぶちあたって
みみもとでわんわんないてはおちていく
ここまではいってくるな
ここからはい ....
I'm flying in my head for a week,
To forget exchangeing greetings for you,you,you and...
My mind ....
笑うな
あたしをわらうな
口を開けて{ルビ哄笑=わら}うな
目を開いて嗤うな
鼻の穴を開いて{ルビ嘲笑=わら}うな
あたしがわらいたい
お前をわらいたい
....
雑草という名の草がないことを
承知でヒメジオンを抜く
カラスノエンドウを
クローバーを
タンポポを
抜く
自らの菜園に
みずみずしいトマトが実るよう
花園に大輪のバラが咲き誇るよう ....
満ち満ちる
そうして、あなたは
ほの暗さと等しく
すぐ先のことを知る
生温さを聞くのなら
灰色は
多分、味方なのだと
そう言って
私はいつもより
....
自分の穴を
誰かにつつかれると
前は眉間に皺を
寄せたりしたが
今はもうどうでもいいのだ
面白がる人は
面白がるにすぎず
わたしの隠し持つ
孤独など
知りはしな ....
青梅を庭先でつみました
いいにおいにだまされて口に入れてはいけません
氷砂糖を舌先で転がして一緒に梅酒でも飲みましょうか
簡単なことは嫌いですか
そう
もっと複雑なことをお望みですか
....
私のまわりのきまぐれ君 あなたに あなたのすぐそばでお話したいことがあります
「ほら、聞き耳立ててるのがわかるんですもの」
ええ あなたはいつもそう 何の前触れもなく降る通り雨みたいで
雲みたい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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