饒舌になる必要はない
ただ一言
がんばっているね
と伝えられればいい
沈黙するだけではだめだ
きちんと説明し
理解してもらわなければ
必ず言葉は応えてくれる
必死に君と繋がる努 ....
おわりが終わり
はじまりが初まる
夢も希望も失った今こそ
私の宇宙が脈動する時
人さらいは恋をした
ころころとよく笑う少女だった
人さらいは少女をさらい
自分の家に閉じ込めた
他に愛し方をしらなかった
人さらいも同じ様に育てられたから
その日から少女は笑わなくなっ ....
お正月に私は父と母とで
私が生まれ育った町へと車で向かった
何年ぶりのことだろう?
十年・・いやそれ以上?
どうなっているのかな?子供の頃に行った
デパートのレストランはあるかな?
....
いつも適当な友人A
お互いからかいあってばかり
真面目な話も軽く受け流すから
たまに本気でイラっとくる
そんなアイツが急に「悪かったね」
しまった胸を火傷してしまった
いつ ....
心を撫でる光景
美しいものばかりじゃない
思いのほか 裁判官が多いので
不器用なコメントには要注意
怪我してみて 初めて分かる痛み
経験してみて 初 ....
秒針を刻むソレを止めた午前零時
頭痛がする程の静寂が支配した部屋
このまま全てが止まればいいのに
{引用=私の時だけ止まればいいのに。}
夢に逃げることもできなくて
現実 ....
俺はカツ丼になりたい お前のカツ丼になりたい
お前がカツ丼大好きだから 特に富士そばのカツ丼が最高と言うから
俺は富士そばに勝ちたい 世界一お前に喜ばれるカツ丼になりたい
誰もがゲンをかついでカ ....
海へ行った
病気の母を連れて
もう一年も前
秋の始まり
懐かしい
海岸線
生まれた町
揺れないゆりかご
籐の編み目の
飴色の海
その色を
ずっとみていた
ゆっくりと歩いて
波 ....
あたしが一枚ずつ脱ぎ捨てるたび
視線があつまるのはわかってる
そうやってあたしはお金をかせぐし
そうやってお客は悦びを得るのだから
ギブアンドテイクってやつでしょ
あたしがステージの上で ....
幼い頃はトカゲのちぎれた尻尾を大切にするような子供だった
今や部屋の中を横切るコバエにさえ鳥肌が立ち殺虫剤を携帯する始末
時は絶え間なく流れ僕はとめどなく変化している
田舎の母は未だに生活費 ....
瑞々しい裸体を
武装した少女
その眼差しは
凛々しく 強か
おどけた拍子に
合わせて踊り
毬のように
飛んだり跳ねたり
そして猫のように
慎ましく
笑う
墨書 ....
ゆめのとちゅうがいまならば
ねむるわたしは
だれだろう
ゆりかごのなか
ことばのいらないせかいで
わたしをみまもるのは
だれだろう
めをさまさないように
あくむにうなされないよ ....
私は
灰色であり
黒であり
白である
そしてまた
私は
紫であり
青であり
赤である
その明確な境界を
私は知らない
『季節へのまなざし』
という詩を歌って ....
日曜日雑踏
街は喧噪
祭の爆破予告
車の激しいクラッシュ
辺りに満ちるフラッシュ
眩しすぎる照明に映える紅
心地よく吹く風に舞うように
鮮やかに凄惨なHero
まるで作り物
主人 ....
プール清掃の前 ヤゴ捕り大会があって
捕まったヤゴたちは巨大なペトリ皿に移される
ヤゴはそれぞれの教室に置かれ、トンボになるまで観察される
子どもたちが最初に目にしたのは、なんと共食いだった ....
夕べ好きだと
しゃがれている
透明な
ロックンロール
心のなかで
心たちが
みっともないデモ行進
泣くなよ泣くな
オレンジの沿線を
ぽつぽつゆ ....
つめたい湯につかる
それが
湯であった痕跡は
柔肉や
匂いで感じられる
追いだきは
追憶に似ている
それが
かつて湯であったこと
エネルギーの再現 ....
朝を待つ人は
髪を枝葉のように広げて
目を瞑ったまま夜を探る
どこかに昼のきれはしが落ちてやしないかと
どこかで夜がめくれて光が漏れてやしないかと
暗い空が屋根でよけてもまだ重い ....
ふとく
みじかく
かがやいた
夕暮れ
海に
太陽の道が
ふとく
みじかく
かがやいた
まとめて出した紙屑の中に
一つだけ色が違うのが混ざっていて
翌日あれは愛ではなかったのかと、惜しむ
急いで探しに出たものの
それはもう燃やされていて
真っ白な灰
見分けがつかない
....
You are always gentle.
あなたはいつも優しい
私にそっと寄り添っていてくれて
そして私の近くで静かに夢を描いています
だから私も寄り添っていたい
もっと近づきたい ....
・・・うん。
君を今更思っても
何も始まらなくて
何も終わらないから
心に一粒の種を抱いて
風に身を任せてみる
お日様に挨拶をして
風と友達になったら
どこまで ....
あのひとの住む一丁目に
背を向けて
眠る習慣
隣にある二丁目が
うらやましい
私の住む三丁目は
海沿いにある
教室で
「俺、海が好きなんだ」
という会話が聞こえ
うろたえて ....
夜空を越えて
きらめく星空
箒星が瞬くあいだに
胸の奥に秘められた
小さな鼓動は
紅くかがやきながら
燃えている
Over the
Sentimental Memorial
....
むこうで
ねむたそうな
きみが
いる
こちらで
ねっころがっている
おれが
いる
次女夫婦が
ぷれぜんと
する
きみと
おれとの時
テレビ携帯で
不如帰が
二 ....
くるりくるり かざぐるまが廻る
柔らかな風に 音もなく廻る
綺麗な和紙でつくられた かざぐるま
夕方が よく似合う
廻れ廻れよ かざがるま
どんな時にも ....
あなたとの別れが訪れて
どれくらいの月日がたったでしょう
別れをあなたに告げられて わたしからあなたの元を去ったとき
涙は流れず
―あなたをののしる言葉ばかりが浮かんでは消えた―
―その ....
愛してるなんて言わないで
虚しさが吹き荒れるだけ
苦しみのナカ
僕はここに眠るんだ
右手に君の心臓を
左手に涙の雫を
喉には優しい飴玉を
詰らせて息できないよ ....
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