天国には行きたくないな
規則が厳しそうだから

天国には行きたくないな
真面目なだけで面白くなさそう

良い行いをした人だけが
天国に行けるという
心の中身はどうなのか
 ....
この広野の緑
太陽と空

黙ったままでこの手で触れられそうな
あれは黒雲 これは白雲

青空の透明な胸から
まるで物語のように
ナイロン糸で吊るされた 雲の形態

君に確かに語って ....
真っ白になりたいから
ゴシゴシゴシゴシ
汚いものを洗い流した

真っ白になりたいから
ゲロゲロゲロゲロ
汚いものを吐き出した

真っ白になりたいから
プースカプースカ
汚いものを放 ....
不思議なことに気がついた
今日はお昼にスパゲティを食べた
コンビニで売ってるやつ
海老とホタテにだまされて
生パスタに踊らされて

やっぱりコンビにはコンビにクオリティなんだよ
ホタテは ....
僕は椅子に腰かけ
四階の窓から
町の景色を見下ろしていた

窓枠の中では人や車が
あらゆる方角へ規則通りに行き来する
木々の枝葉は透明な風に揺られ
ビルは巨大な存在感で立ち尽くしている
 ....
ふくろうを売りに来た人は
中年の腹が出た女だった
彼女のお腹の中には
不満や悲しみや欲望が
脂肪の姿をして蓄まっているに違いない

ふくろうなんて飼えません
と断ると
玄関に置いておく ....
愚痴や泣き言を言うつもりはないけれど
一つ、また一つと 朝な夕なに
不意打ちを掛けて棘を持った出来事が
半ば憂さ晴らしのように突き刺さってくる

梅雨の無いはずの北海道の
濡れない程の霧雨 ....
―あたためますか?


コンビニの店員から言われた。


恋をあたためてくれるなら
それはどういうものなのか
 ....
               080616




牢屋があったんだよと
声がして
電車の床も明るくて
地下の大地を
ゆらゆらと
隣の町に急ぎ足
からころからころ
駒下駄で
真っ青な血脈の層が 極限のうすさではりつめ
未到の境地が 静脈を経過しながら
うつらうつらと沈静していき やがてそらへと
暗く澄んでゆくのです。

架空層の仄暗いうちがわにある
華の蒼 ....
べろんべろんに酔っ払い 
狸のつらでゆれる地面を千鳥足 

今夜の{ルビ塒=ねぐら}のねっとかふぇの 
個室のドアを開く 

うつむいたスタンドの頭に 
貼られたシールに書かれた
「  ....
 プランターに大根が育つ
 セッセと蟻のように虫を爪弾きした成果だ
 その蟻も我が物顔でプランターに通う
 家に入れば味噌汁が待っている
 買ってきた大根の味噌汁
 母が汗水たらして買っ ....
「ひつうち」



午前二時三十九分、
携帯電話が鳴った
たまたま傍にいたので
素早く出ようとした
それより前に電話は切れた
着信履歴には
音声不在着信/非通知設定
と表示されて ....
 
 
 
 
玄関を覗くと
見知らぬひとが
まるで、見知らぬひとのように
寝そべっていて
会釈で挨拶を済まし
扉を開くと
そこには黒い影だけが残り
あとは色だけだった
 
 ....
失敗しなくちゃ分からないこともある
そんな日だった
至らない自分が悔しくてどうにも疲れる

鉄の心のつもりが
決壊しそうなのを
必死で補強してる

変わり映えのしない
どちらかといえ ....
零れ落ちる砂を拾い集めて
4文字の言葉を呪文のように
何度も何度も繰り返す

砕けた砂時計
戻せない時間
後悔だけが積もってゆく

季節外れの海に来て
浜辺をひたすら歩 ....
「目的のために手段は選ばない」
のか
「手段のために目的は選ばない」
のか
どっちがどっちだったのか自信が無い

結果が全てなのか
結果より過程なのか
どれほど考えても分 ....
(サンタマリア)

あなたが女神だと
何かの本で読みました
あなたが女神でなくとも
その名前はきれいだと思いました

(サンタマリア)

いつか人は人の汚れにまみれて
いくつかの罪 ....
ふしぎな
ずっと
ふしぎな

きみのあくび、つたわると
こっちまで弱いんだ
あくあくあく

 (うさこちゃんのだきまくら・・・)

アンテナとおして
でんせん
リラックスの色水 ....
陸に上がった魚
窒息する
声が出ない
仕方がないので
しっぽでモールス

{ルビ−−−=ツーツーツー}
{ルビ−−−=ツーツーツー}
{ルビ−−−=ツーツーツー}
{ルビ−−−=ツー ....
歌詞をわすれた歌手が
案山子になって
仮死してる

観客は稲穂になって
空をからすが飛んでいる

沈む夕日に
染まれずに浮かぶ
くろい雲がひとつある

産声をあげて
案 ....
人は皆薄情で冷酷だと思ったあの雨の日
人は決して神にはなれないけれど
悪魔には簡単になれると知った それが始まりだった

心の窓は何時だって閉じたまま
窓の外はあまりに寒くて それを開けて生 ....
梅雨を横切る
あをいそら
濡れた地面を蒼く染め
少女が被った麦藁帽子
雨をなみなみ閉じ込めた
水玉模様リボンを掛けて
口ずさむのは夏の風
海面アスファルト
踊る靴音五月 ....
アイラブユー アイラブュー アイラビュー
もう歌うのは止して
きみがあの子を好きだってこと 分かったからさあ

アイニードゥユー アイニドゥュー アイニーヂュー
もう歌うのは止して
そんな ....
夏がわたしを冒していく




(おかあさんのつくったごはんには)
(毒がはいっている)
(でもわたしはおかあさんがすきなので)
(死ぬとわかってたべている)


そう思い続けて ....
高原を渡り始めた
透明な夏の風が

秘密の小道を過ぎてゆく

爽やかな空気と小川は流れて
僕たちの秘められた池へ続く

清楚な美しさ
清々しい山々

空気に宿された力
水の記憶 ....
Sは、たった0.1グラムの薬を飲んだ。
ソクラテスが口に入れた薬って甘いんだろうね、って言葉を思い出した、
シラフじゃなかったからという理由で、冗談と片付けた、
しかし、Sはたった0.1グラムの ....
図書館で資格の本の頁を閉じ 
色彩を失った日々を嘆いた 
長い手紙を書き終え 
疲れた腕をしろい机にのせる 

(机の下に潜むかみさま)が 
ぼくの重さを支えていた 

ふいに後ろを向 ....
あいつが私を殺そうと追いかけてくるので
私はウサギを捕まえようと追いかけます


私はウサギが逃れようとするほどに
必死にウサギを追いかけるのですが
あいつが私を殺そうとするほどには
 ....
蝉の抜け殻を
村で一番集めていた村長が死んだ
彼の亡骸は
蝉の抜け殻に埋められるようにして
荼毘に付された

それがみんな燃え終わる前に
新しい村長がやって来た
新しい村長は口ひげを生 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
GO TO HELL1486 1...1*08/6/16 17:50
大きな雲の切れ間からアハウ2*08/6/16 17:18
純白かいぶつ108/6/16 16:08
あまりにも無駄な逡巡相良ゆう1*08/6/16 15:27
許容かいぶつ208/6/16 15:11
ふくろうと胡蝶蘭小原あき10*08/6/16 15:07
牡牛座O型六白金星板谷みきょう0*08/6/16 14:21
ある日の手記より・・・mokomo...3*08/6/16 13:34
小伝馬町あおば1*08/6/16 12:26
時の青玉こしごえ3*08/6/16 10:26
「 ふれてください 」 服部 剛708/6/16 9:52
食す時には思わないdoon4*08/6/16 2:56
「ひつうち」ソティロ3*08/6/16 2:39
[group]山中 烏流4*08/6/16 0:14
弱さ蒼木りん5+08/6/16 0:12
砂文字1486 1...4*08/6/16 0:01
エンスージアストmaynar...008/6/15 23:36
「サンタマリア」ベンジャミン3*08/6/15 23:13
ふしぎなでんせん唐草フウ6*08/6/15 22:50
SOS亜樹108/6/15 22:48
たえがたくうたわれたうた小川 葉3*08/6/15 22:03
人は結局悪魔になる運命鋼鉄漢008/6/15 22:00
嗤う梅雨朝原 凪人6*08/6/15 20:56
あいそらの とこ4*08/6/15 18:04
夏が因子4*08/6/15 17:58
純粋抒情アハウ008/6/15 16:07
 P-51つぐこ308/6/15 15:35
宛名の無い手紙 服部 剛408/6/15 15:01
美しき醜悪蜜 花108/6/15 14:50
村長吉田ぐんじょ...1208/6/15 14:21

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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