傷をなめあえば



特別になると思っていたかも
愛されたい、と
嫌われたくない、とは
ちがいます

勝ちたいことと
負けたくないこととも
ちがいます



 反することと
 似ていることとは
 同じであって
 ひと ....
大地に白糸のような雨が降りしきり
その花は静かな雨垂れを聞いている

丸くて 弾みそうな華唇の群れ 
たおやかな雫が留まり留まり 大地に帰る

良い羊のむらがりの曲線美
パステルカラーの ....
 女は男を見ていた
 男が何を持っているかであって
 何ができるかを見ていない
 鋭い視線
 男は体毛をたくさん生やして
 怖がって
 体毛が生えない人は一目散
 町の端
 ビルの ....
きみに反するものに
触れる、それは生かされるように
殺されて

必要とされない
星が、
黒黒としたきみの手に落ちた(白いチョークが
ひいていった線に沿って、
きみの世界は
退いて、き ....
 
ブルースがうたわれた街角で
夜の真ん中あたりで
さみしい人がさみしいと言う
足音は皆、孤独で
渇いた風に乗る
 
渋谷の路上で猫が轢かれて
同じような誰かが
弔いとは何か、問う
 ....
帰宅と同時にパソコンを開いて
お互いの近況を報告しあう
なんてことない平凡な出来事だって
それを聞いただけで安心できる

遠距離って大変じゃない?
友達はよく聞いてくるけど
 ....
あの夢を描いていた頃から
背を伸ばして手を伸ばして
掴んだものは
恐れを抱き武装することだったり
索敵し疑いと言う憂いを絶つことだったり

進化なのか成長なのか
退化なのか老化なのか
 ....
青のジャージ、歯の抜けたおっさんが、にへにへ洗濯機回り、ゴミ置き場周辺を回っている。


アパート備え付けのランドリーな所で変質者はいつでも登場し、不動産屋が不正な自転車が置かれてないかと見廻り ....
川を見ると飛び込みたい私は終わり、ただそのゆらぎに見習いたい。

褒められて伸びる私は卒業し、缶コーヒーの絵柄が渚カヲルであることに笑う。

着物を着ている今の私では簡単にトイレに行ける ....
グミやチョコレートの海に
どっぷりと浸かりたい俺は

荒れ 狂っても
あれ 叫んでも

半透明に存在して
目まぐるしく点滅する 奴

ほんとは憎い

気が付けば
頭の中に化け物 ....
芳しく麗しい賢人の集うコロッセオ
体臭も性器も擦り傷も隠さずにほくそ笑む
踊るオルフェ、まるでオブジェ、それは夢幻
カラカラに渇いた心臓が見せる一瞬の
どうしてそんなものを?
奴 ....
桜桃を美味いという人の気が知れない
身が小さい割には種が大きいし
小振りなスモモの甘さしかない
驚くほどに痛みやすくてすぐ腐る

果物屋で売り物にならなくなって
処分に困っていた変色した桜 ....
サクラメント セメント ラメント
哀切に切れたがっている
身体身体どれも空だからだ
初めっから無い中身を
切ってくれる誰かを探して?




サクラメント ....
目の前の
バイパスも閑散とし始めたら


フライを巻く


錆びだらけになったバイスに
フックを挟み
鹿の尻尾の毛やら
孔雀の胸毛やら
アルミのテープやら
色々合わせて ....
そっちはどうですか?

元気でやってますか?

楽しくやってますか?


いつか
あたしもそっち行くから
それまで待っててよ

また友達になってくれますか?

またいろいろ話 ....
入場料を奢って貰ってラムバックで吐く

あたしは恐らく悪いことをしたのだろう

入場料まで奢ってもらって夕食まで
あたしは悪いことをしたんだろうラムバックでラムバックでラムバックで吐く

 ....
コイするのが恐くって、
でも コイ、 してみたくって、
あなたのするひとつひとつに
どきどきしたり、 がっかりしたり。

そんな自分がなんかスキになれなくて
ちょっと離れて逃げよ ....
あなたの揺れる水面が
まるで涙のように見えたので
やさしくなだめたくなりました

あなたは水際にたたずむ
一羽の渡り鳥のようでしたから
どこかへ行ってしまいそうで不安でした

あなたが ....
天体観測の途中なのに君が芋虫に夢中だから、
少しでも気を引きたくて僕は梯子を駈け上る。
ぐんぐん縮んでいく背丈に優越感を感じながら、
僕は見上げた天上で赤い星に唾を付けた。
さて、どこから戴こ ....
まだ夢のなかで
ココナッツ畑の
果実を収穫するときみたいに
静かなバスルームで
のどかな夜明けは
すでに始まって
まどろみは甘くかおり
水滴となり流れ出す

  ∽

たっぷりと ....
僕はものごころついたときから
自分によく似た大人を見てきました
それはずっと
父親だと思ってましたが
本当は自分の息子かもしれないと
最近では思うようになっているのでした

息子はまだ ....
 


1/4

あしのした と うなじ と あばら に
くものすがはっているので うごけません
女の子だから くものすを
やぶるようなおいたは いかんのです



1/5
 ....
タマゴ焼き
ふわりふわりと
足取り軽く
タコのウインナーと
ダンスする

揚げたばかりの豚カツが
レモンのギターをかきむしる

ちょっと嫉妬な
千切りキャベツ

箱につめて
 ....
他人の体温もなく、ひとり
 
影ができる 夕暮れ時

文字盤の無い時計の刻む、音

呼吸の音のひとつぶん、重なる



鈍色の空に溶けた残像

夢現に かすかな足音をきく

 ....
優しい歌になれ
赤子をあやす
母親の子守唄のように
美しい旋律を奏でる
きみの笑顔よ
優しい歌になれ

孤独の闇に眠る誰かの
あるいはそれはきみの
その心に届くのは  ....
ゆらゆらと、
たゆたう海の真ん中に澱む
水の温きに抱かれて
小さな魚達は
大きな大きな夢を育む
故郷遠く旅をして
辿り着いた大洋の真ん中で
ぷかりぷかりと浮き沈み
ゆらゆらゆらと漂いながら
日がな ....
狂えてしまえれば
逃れられるだろうに

面影の無い残骸は
夢の端々に散らばり
短く浅い夢の中でさえ
仕事をしている姿がある

何度問い続けただろう
幾年振り返り続けたろう
半年後に ....
晴れわたる太陽の下
仰向けになって寝ころんだら
辺りの陽気に包まれて
心の中の芯まで
温かくなっていくようだ


じっと動かず静かに浴びて
始めて気付く
太陽の光の温かさのように
 ....
あのね

いやさ

しようがないよ

ていうか

いいじゃん

まってよつまり

すきなんだって。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
一詩言(ヒトシゴト)2[group]桜瀬ろろ3*08/6/20 11:21
スタンス千波 一也5*08/6/20 11:11
あじさいアハウ108/6/20 10:52
しあわせdoon008/6/20 9:29
retreatこもん508/6/20 6:11
街角の貴方黒子 恭108/6/20 6:00
リンク1486 1...4*08/6/20 2:45
stare into vacantmaynar...008/6/20 2:21
1階のコインランドリー山内緋呂子2408/6/20 2:04
『スキンレス』1208/6/20 1:58
この目でしっかりと確認しておきたい神様にん げん008/6/20 1:57
coda鎖骨1*08/6/20 1:30
桜桃忌に捕まえて木屋 亞万7*08/6/20 1:18
理想主義の化石鎖骨008/6/20 1:14
濃密な五分間北村 守通0+*08/6/20 0:39
‥‥‥ほのか2*08/6/20 0:39
あたしは悪いことをしたのだろう山内緋呂子908/6/20 0:20
スキのきもちはるこ108/6/20 0:10
「あなたの水面が揺れている」ベンジャミン10*08/6/20 0:07
『星を食べる』東雲 李葉3*08/6/20 0:03
朝のピアニッシモ[group]りゅうのあく...7*08/6/19 23:37
桜桃小川 葉408/6/19 23:37
巻頭 一月縞田みやぎ11*08/6/19 23:36
しみじみと舞狐5*08/6/19 23:35
サナトリウム梨玖0*08/6/19 23:12
優しい歌になれ朝原 凪人5*08/6/19 23:03
故郷。遊佐3*08/6/19 22:56
雨に塗れる松本 卓也208/6/19 22:22
温もりとよっこ7*08/6/19 21:48
いいわけ亜樹008/6/19 21:36

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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