きもちわるいおれ。
きもちわるいおれ。
ふみんしょうで、しんや、まちをあるいていたら、みちばたでおじいさんがわかものになぐるけるのぼうこうをくわえていた。
つよいなー。おじいさん。
せんそうけ ....
あなたが小さく手を握った
私は小さく微笑んだ
あなたが小さくさよならを言った
私は小さくうなづいた
あなたが小さく振り返った
私は小さく瞬きをした
あなたは小さく微笑んだ
私 ....
暗闇の夢
暖かな夢
闇はやさしい
すべてを平等に包み込む
闇はやさしい
そこでは君を思う事も
そこでは青空を思う事も
みな同じ様に
溶かしてしまう
闇はやさしい
そこは ....
電車が駅に止まると
外国人の男女が乗車した
二人の素振りを見るからに
おそらく恋人同士だろう
二人は母国語で仲良く
楽しそうに会話をしている
僕には何を話しているかなんて
さっぱり解 ....
木漏れ日を、流星だと言う
夜空だけのものではないよと
青空に引く、軌跡を追い
それはいつのまにか笑顔に重なる
視線
漏れ出した輝きは燃え尽きる星じゃない
鍵盤を叩いたときにできる段差が ....
桜の花の咲くころ
おれは嬉々として
この職をさろう
そして
この
木の香りのする
おれたちの
新しい住みかの
ペアガラス越しに
ゆったりと
ゆったりと
桜の花をみよう
きみ ....
十年後の僕が 笑っているために
いま僕は 別れを選ぼう
十年後の僕が 笑っているために
いま僕は 寂しさを選ぼう
十年後の僕が 笑っているために
いま僕は 悔しさを選ぼう
そし ....
薔薇をちぎるのに夢中になって気づいたら朝日でした。
「嘘つきめ」
「はい」
少し焦臭い髪の毛をかきあげながら、枯れた薔薇を差し出した。
彼は、手でいらないというしぐさだけでそれ ....
鳥たちは渡りをする
翼があるので
北から南へ
冬から春へ
ゴイサギたちは
昼から夜へ
いつの頃からか
五位の位と夜目とを得て
ゴイサギたちは
夜に漁る
語彙とか
語意 ....
緑に溶けよう
空へ還ろう
小さな蟻の亡骸
土に還るまで
あと、何時間?
緑へ溶けよう
空へ還ろう
緑のお洋服を着て
うつ伏せに寝転べば
土の匂いが身体中を駆け ....
お前の這う地べたを
はるか高みから見詰めている
雑踏、
誰も私なんか見ていない
お前の這う地べたを
はるか高みから見詰めている
蟻よ、
お前は私を見てはくれな ....
大学の友達とスキーに来ていた
中学の頃は滑れなくていじめられたけど
大学の友達は下手でも平気だと言ってくれるから
自分のペースで滑ることができた
練習のためにみんなと別れて
初 ....
空は青くなかった
よもぎをもいでおばあちゃんにあげると
緑色の団子をつくってくれた
おいしかった
風の音が邪魔をしていた
小野くんはズル剥けだった
佐川急便のふんどしを触る ....
神様を探しにいきませんか
願いごとはたったひとつ
この恋をかなえてくださいと
風のにおいが好きで
水のおんどが好きで
土にふわりからだをうずめ
空には目を細めて頬を染めて
青いこ ....
揃いの浴衣 鼻緒の赤
ミルクの河に浮かぶ きっと螢
源氏と平家が 仲よく飛び交うなんて
霊的な 絣の紺みたいです
(アトミックボムのランドマーク
鐘楼流し と間違えた外国人の夫婦の涙 ....
今、今、今、今、今、今、 今、今、今、
1つ目
は
い
つ もの電車
車能 ....
死んだわたしの
腐りかけた体に
たくさんの赤ちゃんが
やってくる
死んでぶよぶよに
腐りかけた体を
舐めて
舐めて
穴をあけて
ちゅうちゅう
ちゅうちゅうと
吸ってくれる赤ち ....
ジョギングをして
白 い 息
....
姉は鏡を持って出てきた
お母さんは?
と聞くと
買い物に行った
と言った
彼女は看護士をやっていて
だから、医者とは絶対に結婚しないそうだ
まだ、結婚に可能性のある姉が
希望をひと ....
080625
(ろくろの革を膨らます)
騰貴マネーが
ブリリアントな
ダイアモンドを
投げるのだとさ
どこでと問えば
とろろとろろと
....
それって大した問題じゃないけれど
ピアノが弾けない
ほ の音も ろ の音も知らない私は
いいいー と口ずさんでは
猫を踏んでしまった男の歌が
倍速で流れる
頭の中
やっぱりピ ....
公園の木々は
真っ黒な影を映しだし
セミの鳴き声が
コンクリートに反射する
コンビニまで全員ダッシュ
ラーメン屋から野球中継が漏れてくる
この汗は熱気のせいじゃない
自分でもよく ....
地球テスト
蓄積、蓄積、一気に出した大地の声
竜門山の断層帯で地球がテストする
恐竜時代からずっと活動していたから
知られていないとか
ただ気付いていないとか
....
ありがとう
僕らの朝食
光あふれる幸福な食卓に
小型の爆弾は落ちた
ばらばらになって美しく輝く体を
ひとつひとつ拾い集め
元に戻していく
どちらのものかわからないところは
昔のよう ....
午前中 やるべき事を済ませたなら・・・
軽い昼食と読み止しの本が本棚から取り出され・・・
午後は街に出る
見慣れた商店街
人通りが心もち多いのか
気候が良い分 空気と肌の触れ合いを楽 ....
きみの空に悲しみの雨が降るとき
ぼくは傘になろう
きみの空を晴れにすることは
出来ないかもしれないけれど
せめてきみのそばにいて
雨が止むまで
虹のような
笑顔が戻るまで
少し精神を病んでいるように
いつも 奇抜な化粧をし
当時 流行していた黒尽くめの少女
あたし
ダンサーになる為に上京するけど
あんたの歌が
あたしの住む街でも聴けるかしら
くねく ....
ぼくはそう、
そのまんまでいるから
きみもそう、
そのまんまでいいのさ
そのなみだが
いつか希望に変わって
生きることにつながれば
いいなあと思うんだよ
きみには
....
今日は雨に打たれていたい
雫が胸の傷にしみるけれど
僕の心にへばり付いた泥を落としてくれるなら
我慢しよう
いくつ夜を越えたら
雨粒のような涙が
強さに変るのだろう
いく ....
私は嫌われることも多いのですが
不思議と私が好きな人でした
ビニール傘に落ちる雫を
楽しそうに見て
音を聞いていました
あなたの
一番の理解者
今はどこでどうしているので ....
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