月に向かったロケットは
「必ず帰ってくるよ」て
笑顔忘れられないのに
空はこんなに晴れてるのに

見上げた空に浮かんだ三日月
うさぎが食べてだんだん欠けてく
全部無くなる頃にはきっと
 ....
大変なこと、これからいっぱいあるよ

そのたびにおまえは

幸せだった今日のことを思い出すだろう
この国では
常識という名の良識は
もはや死語となり
それを
語る者は
アウトサイダーを刻印され
片方の唇を軽く歪めたかれらに
まったく相手にされない

そうとも
この国は
もう
 ....
ゆっくりと回転する火の輪が
時間を飲みこみ
星を凌駕し
空間を閉じ込める
彼は絶えず動き
絶対的であることを畏れ
凍えた完全停止を頭にチラつかせる
輪の中を焼かれながら這いずる
トカゲ ....
彼女は普通です

眼球で真っすぐになりますが
理想郷が洗われている状態でそれを拭いて
左の頬をそうする     私の菖蒲です

または塩の髪は
私の指紋を使用することでいつも流れ出ます
 ....
 ?
 昨夜は哀しい夜でした。それはもう蒸し暑くて。ひとりの老人のための美しく孤独な死が訪れていて月灯かりもありませんでした。ずいぶんと重い雲がたなびく夜でした。人を乗せた列車も走らない深夜に、貨物 ....
{引用=
***

ブラック・ジャックのエピソードに
すきな人が帰宅するのをずっと後ろから見守ったり
雨降りにさりげなく傘を置いておいたりする場面があって
それに気づいた想われ人さん ....
もし過去というものに 
{ルビ遡=さかのぼ}れるなら 
初めて母の胎を出た 
あの誕生の日に還ろう 

まぶねに寝かされた 
幼子のまんま 
理由も無く 
天に向かって泣き叫ぼう 
 ....
ひたちなか
友人とふたりで
谷津田に向かって 声を発していた
ふとその時、季節にはまだ早いホタルが一匹
なんだか人魂のようにフラフラと飛んできた
声に誘われたかのように
何かを伝えようとす ....
この手紙を読んでいるころには
私は世界から消えているでしょう。
これは遺書なんかじゃありません。
残したい言葉なんかなにもありません。
ただ、このまま消えるのもくやしいので、
理由 ....
にゃっ、にゃっ
にゃっ、にゃっ
窓の外から子猫の鳴き声

にゃっ、にゃっ
にゃっ、にゃっ
遠慮深げな、物問ひたげな


「先生、夜分に恐れ入ります」
子供の神妙な声がする
「母が ....
ひとりでに白熱する夜にまたがる
こんなときは
陽は昇らないものだと思い込んでいた
あらゆる許しを請う前に
あらゆる罪を犯したがる
あの人もわたしも
どうしても何故と思わない

夜は夜だ ....
裂いたスカートの行方は
右の親指だけが知っている

布を食卓に磔刑して

右手に
左手に絡めて引き裂く

これが誰かの髪であったら
どんなにかいいだろう
ちりぢりになった悲鳴の
 ....
誕生がある
触れずとも知るかたちがある
ざわめきの道のかたわら
夜を照らす骨に集う


晴れの下の輪
飛びたとうとする硝子には
溝を泳ぐ矢印がある
従わぬ背のまたたき ....
煙草が、じりじりと、音を立てて、燃える。

確実に少しずつ、煙草は短くなる。

それを眺めている瞬間も、確実に時間は流れ、

社会は、わたしの居ないところで、動いている。


煙草が ....
唾液の海に日が沈み

骨が口笛を吹く

また今夜も身体の音楽が

震える後肢で

下手にミュートされ

味覚の恋人は

錆びた鉄棒に愛されている
人工的な酸素で生きる
擬態 岩石 時には呼吸を止めてでも
揺らめく水草 漂う生命
光合成も食物連鎖も青い水で営まれている
弱った体をついばむ口々
硝子越しに指差す空々しさ
群がる 群がる  ....
不安定について考えていたら

どん底まで体力を消耗してしまった



べたっと横になる

べたっと横になる

そのまま50分



不安定について考えていたら

どん底 ....
涙は心の汗だ って
人はよく言うけど

だとしたら

僕は汗かきかもしれない…
だらしがないのは
知っていた

それを
やすやすとは
止められない理由など
どこにも無いことも
知っていた

首筋に
金属めいた
未熟な匂いを漂わせ



夢中に ....
ゆらめく炎は
貴方の心
飛び込む羽虫
あでやかな終焉

見つめていた
貴方の横顔
修羅におちた
貴方の横顔

助けさえ焼いてしまう
心の業火は
まるで堕天使の笑み
止められぬ ....
飛んでみたら?

笑顔で 空を飛ぶ

僕に 笑って 声をかける

飛んでみたら?

朗らかで 暖かくて 優しい笑顔

空中で分解した身体から流れる 体液

優しさの中 眩しくて ....
穴を掘る

沈んでしまえるほど
掘りたいのに

ところで
もう覚えていない
あっちもこっちも忘れたという人が
川岸で待っている
らしい

どうか
思い出さないでね
そうしたら ....
いつものように社宅を出ようとしたら
隣の部屋から唸り声が聞こえてきた
心配になって訪ねてみると
同期の知り合いが中にいた

なんでも課題が終わっていないらしい
しかし見てみると三 ....
俺はまだまだこんなもんじゃない
お前はまだ俺という人間の中身を開封していない
開けてビックリ玉手箱だぞ
いやお前は浦島太郎よりもビックリするだろう
お前はきっとガキの頃ビックリマンチョコを買っ ....
 
路地裏で立ち止まる@新宿。


「俺、生きてるのか?」

誰に聞こうか...
いや、信じたいけど。

あぁ 忘れてしまったよ、
大切な約束を。
こんな俺を許してくれるかい?
 ....
{引用=刻む秒針の 大時計の音が気になるので
夜中の階段を昇るのだ

光る猫や人形の目を避けるように
しずかに しずかに 足音たてず

針はとまる


真夜中に僕の亡霊は 音のないダ ....
ピュリータン的なじゃんけん
マリアがグーでぼくもグー
あいこでしょ
あいこでしょ
あいこあいこで
ねえしよしよ

新人類が築き上げてきたピシャの斜塔を
新々人類のぼくがマスコミュニティ ....
かわいいものたちはすべてベッドの上に
潤滑油のなくなったコンドームの詰め合わせ
ジャガイモと玉ねぎとにんじんの皮の詰め合わせ
アイルランド産のインストのベースとピアノの詰め合わせ
写真立てから ....
イマジネーションを爆発させろ
ベルリンの壁は一九八九年に破壊された
これは情報であって知識ではない
偉そうなこと言ってごめんなさい
だからぼくはペテン師です

二〇〇七年四月十八日
・  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
深爪の月にゃんしー108/6/26 23:15
今日。108/6/26 23:13
地の声草野大悟308/6/26 23:03
ドロップバニッシュ秋也1*08/6/26 22:59
鷹と音叉井岡護3*08/6/26 22:10
蟻塚[group]りゅうのあく...5*08/6/26 22:10
aerial acrobatics 12mizu K5*08/6/26 21:24
誕生の日 服部 剛3+08/6/26 21:12
蛍火      guchi_...008/6/26 19:37
殺人事件1486 1...3+*08/6/26 19:15
おくりもの三州生桑4*08/6/26 18:52
灼熱する楠木菊花208/6/26 18:24
メリメミゼット3*08/6/26 17:31
夜と羽木立 悟508/6/26 17:23
煙草燕(ツバメ)208/6/26 16:15
野良犬のマーチかいぶつ008/6/26 16:06
『水槽』東雲 李葉008/6/26 13:47
フアンテイ フアンテイ フアンテイNOEL108/6/26 13:40
small ...1*08/6/26 12:43
かかとを踏んでいた千波 一也6*08/6/26 9:25
ゆらめく炎HiroYa...108/6/26 9:14
校庭[group]佐藤伊織1*08/6/26 9:03
川岸で待つ人チアーヌ608/6/26 8:13
9時5分[group]1486 1...1*08/6/26 7:10
眠れる天才新守山ダダマ108/6/26 4:57
感覚で。Izm1*08/6/26 3:36
ダンスホール[group]もも うさぎ25*08/6/26 3:26
ピュリータン的なじゃんけん土田008/6/26 3:20
パブロフのクイックルワイパーウェットシート008/6/26 3:19
ペテン師の脳みそは広がらない108/6/26 3:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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