ふと気配を感じた。とろりとろりとしたみずあめの海の奥深く、おおきな生き物の影が、ちらと見えた。息が苦しい。水が欲しいな。いっそあれに捕食されてもいい。おおきな生き物はそんな思考を察してか、ゆっくりと .... 君を傷つけたくなかったんじゃない

傷ついた君を見て
自分が傷つくのが怖かったんだ

君を傷つけたくないからと
自分に言い聞かせては

君に伝えたかった一言を
どれだけ置き去りにし ....
枝をつまんで
口にはこんで
種を
枝につけたまま
残して
きみは

二十五個の
さくらんぼを
おいしい、おいしい
と、むせもせず
たべたんだね



今日の
さくらんぼ ....
                080628



明日は大雨ですから
透明なビニール傘ではなくて
しっかりした傘でお出かけ下さい
天気予報が告げる大雨の予測
雨が降るから傘をさす
 ....
メールが来た
日付けはなく 差出人の名前もない
蔵書を貸してくれという

家の居間から出ようとしただけで
不意にさびしい海岸に出てしまったなら
どうする?

まあ
椅子でも出して座っ ....
対流圏の天辺に住む生き物は
そこからさらに上のほう見上げて
あぁ空だなぁと思うのだろう

成層圏のその色は
地圏の天辺、気圏の底から
見上げたそれとは違うだろう

対流圏の天辺に住む生 ....
右目からビームが出るのはいいけどその間見えないんだよね
ほいで別にビームといっても熱かったり痛かったりしないんだよね
しかも自分で制御出来なかったりするから若干だるい
朝ご飯を食べない日はあんま ....
夏が来て
ちいさな歩道に
気のはやい病葉が舞いだすころには
わたしはもう
いないかもしれないけれど
いまはやわらかい
光のなかを飛んでゆくわたしを見てください

(きっとあなたは
  ....
牛タンゲーム イェーイ!
そんなことを一人でつぶやくようになったら終わりだ
わたしはとうとう終わってしまったのだ
朝から晩までそんなことを一人でつぶやいているのだ
ぎゅう たん ぎゅう たん  ....
何の前触れもなく 
私の 
頭の中で、
光が 
生まれる瞬間がある。

あなたのまなざしの
中心から
少しずれた
小さな部屋の中で 
聞きなれない羽音が
響い ....
アヒルにオセロで完敗した
俺はアヒル以下のくず野郎だ
もう二度とアヒルとはオセロなんかしない
アヒルとオセロをするくらいなら
ケツからビールを飲んだほうがましだ
そう言い残して家を飛び出した ....
その喫茶店には
時計の音がいつも聞こえていた
チクタクという音とは逆に
時代から取り残された様な
ぼやけたオレンジの明かりの店だった

その喫茶店のテーブルには
温泉の記事の切り抜きが
 ....
星が消滅するのは
とてもはやくて
とてもとおくて
とてもゆっくりにみえた

ぼくたちは
死にゆく生き物です
だから
いまここで
おもいっきり
深呼吸をしたい

まばたきをし ....
定刻どおり
バスがまだ来ていないので
画用紙のうえには
バス停にいる人々の
シルエットが
壊れかけた
目覚まし時計の
秒針のように
記されていて

バス停で
麦藁帽子を
深くか ....
街路のはてに
遠吠えの声がたつ
土と風
空が放つ夜のにおい
わたしは月に
月がわたしになる
精霊がつかのまに
生をみせて消える
いまだ
途上なのだ。
眠る前心が不安になるのは
無意識に闇を恐れているから
このまま夜に取り残されれば
僕の世界の時間は止まる

今日まで大きな怪我も無く
平穏な日々を繋いでこれたけど
神様は時に ....
おんなのこになりたかった
わたしずっと
おんなのこになりたかった

からだはおんなのこ
おんなのこになりたい
こころはどうだろう
おんなのこになりたい

おんなのこに ....
教室の窓から
くもりぞら見上げて
君はつぶやいた
「雨のにおいがする」

君の予言を受けて
ほどなく雨は降り始めた
放課後
よくわかったね、と言いたかった君の
姿はもう、教室になく
 ....
お前はそれでいいのか?
にやりと笑ってやり過ごす
そのやり方に迎合するか?
疑問符は胸の奥底へ追いやって良いのか?
否定は悪じゃない 無意味な肯定はよせ

それでいいのか?
それでいいの ....
常識に縛られ お前の心は何処行った?
あーあ あくび ひとつすりゃ幸せだ
イカレタロックを叫べば 「まともじゃねぇ」
退け 退け 俺様のお通りだ
聴きたくねぇなら 耳栓でもして海に飛び込みな
 ....
ともかくその日いちにちは
みんなで音を出す日という決まりだ
なんでもいい
大きな音を出しまくる
金だらいをラッパでたたく
スリッパでエレキギターをはじく
屋上からドラム ....
伏臥の悦楽がやってきて

無音の法悦に浸りながら

大気の肌に触れたなら


読みかけの「ジャンクリストフ」
どんな偉大さでも、偉大なものはすべてりっぱである。
苦悩もその頂点に達す ....
海へ行こうか 人魚に逢いに

森に棲むことしか 知らなかったから
見上げた空から降る 見下した雨に打たれていた

虚偽の満ち引きの 浜辺を 彷徨いながら
脚萎えの君と 出逢えたことが 救い ....
そんなにきれいに泣けるのは
君がまだ子供だからなのか

黙した瞳から
その瞳と同じくらいにまるい
ぽろりと転がるように頬をかける
涙が

辛かったんだ
辛いって伝えるた ....
雨が抑えている
気持ちにふたをして
重くのしかかるのは
度の強すぎる眼鏡のよう

咳こんだところで
深く吸ったところで
するのはただ、土のにおい
しみてゆくしみてゆく
こころもぬれて ....
なぜか多くの人が
血も流れないのに怪訝そうな顔をする
雨降りのような男

どういう訳かほとんどの人が
怖くも無いのに目をそむける
梅雨入りのような男

彼は雨の日が嫌いだ  ....
{画像=080627011741.jpg}

思いついたら
机に頭をぶつけてみることだ。
硝子板を敷いているので
本当に
ゴツン ゴツン 
と音がする。
就職を前にした
五月の終わり ....
埃にまみれた卒業文集
将来の夢はパイロット
無邪気な瞳が描いた未来は
希望の光で満ち溢れていた

いくつもの挫折を経験し
いくつもの現実を目の当たりにし
妥協して生きるコツを ....
ねぇ、キミは生きてるのって楽しい?
巷に溢れかえった笑い声は心地良いかい?
その中に悪意が紛れていると
知っていながらにしてさ
どうしてキミも笑うのかな

次はキミが標的かも知れない
集 ....
滅亡の指向から逃げるようにして

のびやかな想像力を獲得しようと試みる

拡げた羽の先端は輝きはじめ

人々は各々感謝したり祈ったりする

絶やさず燃やしつづける

関係のない空で ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
涅槃こんぺき13...508/6/28 23:13
僕の優しさsmall ...6*08/6/28 23:11
晴れ、今日はさくらんぼ草野大悟408/6/28 23:02
雨の日の庭、傘から聞く風景あおば16*08/6/28 22:47
手紙「ま」の字6*08/6/28 22:17
微塵の空とミジンコの湖海里108/6/28 22:12
右ビームセガール、ご...608/6/28 21:42
もんしろ「ま」の字4*08/6/28 21:42
永久機関セガール、ご...508/6/28 21:40
むらさき5*08/6/28 21:39
アヒルこわいセガール、ご...708/6/28 21:37
喫茶店プル式4*08/6/28 21:18
星命ゆうと5*08/6/28 21:00
麦藁帽子のある白と黒のオマージュ[group]りゅうのあく...4*08/6/28 20:44
Etuji108/6/28 19:58
心臓1486 1...2*08/6/28 19:56
pink蜜 花508/6/28 18:43
雨の日にいっぱいの、におい大会RT208/6/28 17:36
サイレン電脳ノコギリ008/6/28 17:10
イカレタロック008/6/28 17:06
もうひとつの耳のすませ方ふたば508/6/28 16:56
読書の姿勢アハウ6*08/6/28 16:28
海へ行こうか板谷みきょう1*08/6/28 16:17
「pain rain」ベンジャミン5*08/6/28 15:39
抑制雨唐草フウ18*08/6/28 14:58
rain manmaynar...008/6/28 14:27
状況 / 五月の痛み[group]beebee7*08/6/28 12:48
こんなはずじゃなかったのになぁ1486 1...4*08/6/28 12:19
蜜を吸う蜂は花を探すAKiHiC...108/6/28 11:52
地平線udegeu...1*08/6/28 10:44

Home 戻る 最新へ 次へ
4102 4103 4104 4105 4106 4107 4108 4109 4110 4111 4112 4113 4114 4115 4116 4117 4118 4119 4120 4121 4122 4123 4124 4125 4126 4127 4128 4129 4130 4131 4132 4133 4134 4135 4136 4137 4138 4139 4140 4141 4142 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.27sec.