そのころ、エインスベルを訪ねてきた者があった。
それは、誰あろう、ハザック・アザンであった。
「一体、わたしに何の用か。
 祭祀クーラスとは、すでに縁が切れているのであろう?」
 
「さすが ....
いちにち単位で
暮らしている私だ

知った
忘却に希望を見いだすよ
忘れわすれて煩わしくはない、
明日も待ち遠しいよ


絶望はもう詠わない
きっと
エゴ―が見せている錯覚 ....
肉体労働者の人生を正当化する売女のフェラチオ。
努力した学者の人生を正当化する様々な栄誉。

そういったものにもまして、ひとかけの愛が、疲れた人類の労苦を正当化してくれるのだろうか。

あれ ....
もしも僕が
好きなだけ食べて良いよって
言ったら
きみは黒豚ヒレカツの特上を
四人前頼むに違いない
それにたっぷりの辛子と
ソースを付けて
白い飯にワンバンさせて
食べ続けるんだね
 ....
自宅の近くにあるスイーツ店
昔からあり娘が受け継いでいる

和菓子が専門だった
今では洋菓子も作る
世の中の流れ

良いアイデアが次々と浮かぶらしく
新作スイーツが次々と並ぶ

甘 ....
風が吹く
青空が落ちて来る
ゆるやかに
初めて開かれる瞳のように
巻き込まれる、夢の兆し
うねり透明な時が訪れ
大地から外される、天へのきざはし

此処で踊り此処から突き破る
此処で ....
真夜中の冷蔵庫には
大切なものが保管してある

賞味期限のとうに切れたチョコレート

芽が伸び放題になってしまった玉ねぎ

炭酸が抜けきる手前のコカ・コーラ

そして冷凍庫には
あ ....
作曲者はプーチン

指揮は
もちろんプーチン

演奏はロシア軍
演奏会場はウクライナ

連日演奏される
残虐さが特徴のその曲は

WW3序曲

でも
その名前は

作曲 ....
一面のチューリップをそよがせよ

春に かなしみに
あまりにもふるえ 透きとおってしまう
心臓のために
言い訳のように長く伸びた鉄塔
前の季節の影を踏まないでおくれ
きみは軽くステップする
なびいた前髪がまた元に戻る前に
青空の中で見た雷のように

不衛生なものが溶け出していくんだ
ぼくの ....
ピンクの花びらが舞う風の冷たさを
両の頬で受けて流した涙の乾きを覚える
暖かな陽射しが降り注ぐ癒やしを
否が応にも受け入れる
項垂れてはしばしの抵抗を誇示し
成す術のないことを思い知る
や ....
「え~~本日はぁ、天気日頃もよろしゅう、氏神様のご祭礼によりぃ、
これより大節分豆まき大会を開催させていただきます。皆さま万障お繰
り合わせのうえ、ご家族お揃いでご参加下さいませ。なお~、お子供 ....
北はあじ変わらずミサイルそば。

東はロシアで冷酷プーチンそば。

西はキンペイちゃんの中華そば。

南はタイワン有事で戦場そば。
○「防衛」
北朝鮮のミサイルが日本に落ちたら
日本はどうするようになっているのだろうか
落ちてから協議するとしたら
平和ボケのような気がする
是非知りたいことである

○「言葉主義」
 ....
歩幅の中に
夕陽が落ちて
夏を蹴った  

影にしか見えない場所で
誰かの花火を消していく

匂いや響きは
何となく残るけれど

賑やかな街は
黒い紙で包みたい

幸せの形に ....
静けさが
夜底深く
沈んでいく

すべてを受け容れ
すべてを首肯し




窓辺には花が揺れ
均衡を保つ時が
匂い立つ花の香に
震えている
ただただ震えている



 ....
奴隷みたいに働いてる
壊れたものを直してる
いつまでたっても時間はなくならない
終わらない時間の果てで
思考する空間になる

奴隷みたいに働いてる
僕にはすべてが人間に見える
壊れ ....
わたしが生きているこの場所は
冷え冷えとした哀しみと
沸騰する歓びと 
あなたの透き通るその声が
夜な夜な交差するところ

離して、離して
遠退けず
ノイズまみれの花が咲く
花咲く脳 ....
死霊のように空を彷徨う俺そのものの幻を、置き去られたように見上げている一二時間、彼方に佇んでいる雨雲は、ある日突然自死を選びそうな誰かの微笑みによく似ていた、朝食の後味は奇妙に歪んでいて、つまり、 .... なぜかマルチチュードが、開示している。

スラヴの内戦の渦中で。

弱者よ、犬死するな。

これは革命かもしれぬ。

ひるむな。

権力を無化せよ。

知を超越するのだ ....
いまよりも
やさしい気持ちになりたいな
ひとにやさしいひとになりたい


べつにいま
幸せなのかはわからない
だけど不幸ぶりたくはない


もし僕が
綺麗な鳥なら照れなが ....
俺のことなんて忘れてやるさ
だって俺なんてどうでもいいんだ
しょせんちっぽけな俺さ
俺様様だけどな
どうせなんてこたぁない俺なんて
人様には見向きもしてもらえない俺だけど
だけれどもさぁ俺 ....
ぼくは宇宙の一過性のノイズに過ぎないが
きみも深海生物の末裔に過ぎないではないか

とりあえず会話は成立するが
ちっぽけな男が地球を見降ろしている
この世界の現状に最後まで抵抗する民衆であり ....
桜の開花の翌日に
冷たい雨が雪に変わり
雪の東京、白い息
コンビニの軒先で
二人並んでホットコーヒー

神さまの耳くそみたいだねと
空を見上げて君は言った
ロリコンの僕はモハメッドのラジオを聴く
モハメッドは神託をもとに新しい世界を提示する

でも新しい世界には僕は居ない
絶対零度のユートピアに自生するメタセコイア

水深3000メートルの暗 ....
男の本当に嫌だと
思うことは
つまるところ
殴って黙らせるしか
知らないからだ

懲罰的な意味などない
GMに不具合報告
対処、治らない
不自由抱えつつ過ごす
更新と共に治る

 ....
今までが無ければ
今もありませんね。
さまざまな今へ
ごめんなさい
そしてありがとう



私の人生も
天の見る
夢ね
よかれ
あしかれ



昔のフィルムカメラは
 ....
8月に、おのれを見てから死ね
あわせた視線がそれて
さっきまで二人ついていた
食卓が無意味になる前に
無駄な予言が現実になる前に
唇をかすめてこぼれる水滴
待って待って、待ちわびた
 ....
別々の星で生まれたわたしたちは
別々の星に帰ってゆく
何の不思議があるだろう
それぞれの星にはそれぞれの神が棲む
岩場で昼寝していたり海底で欠伸していたり
だからわたしたちは
それぞれの理 ....
暑い日も寒い日も
生きていかなければならない
調子のいいときも悪いときも
生きていかなければならない
ワイフと口論したときも
隣人とトラブルになったときも
生きていかなければならない
病 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
来訪者(一)[group]朧月夜1*22/3/25 22:41
自由詩「光りの方を目指す」 2022.03.25(金)田中恭平322/3/25 21:37
心にしまった青い宝石viraj122/3/25 20:23
僕の豚はきみの豚花形新次222/3/25 20:08
スイーツ店夏川ゆう122/3/25 18:57
初めて開かれる瞳のようにひだかたけし722/3/25 17:30
真夜中冷蔵庫やまうちあつ...222/3/25 13:03
WW3序曲st122/3/25 12:03
春の指令[group]塔野夏子7*22/3/25 11:32
春のように生きよう微笑みデブ622/3/25 3:12
繰り言は今日もまた坂本瞳子1*22/3/24 22:55
イグアナのご遺徳を偲ぶ壮佑2*22/3/24 21:18
四面そばナンモナイデ...4*22/3/24 20:42
独り言3.24zenyam...0*22/3/24 20:24
お中元ミナト 螢022/3/24 20:23
顕現ひだかたけし322/3/24 18:38
爪なんていらない竜門勇気1*22/3/24 13:38
わたしが生きているこの場所はひだかたけし6*22/3/23 18:25
亡者の先導、沸点のブラッドホロウ・シカ...0*22/3/23 15:22
無知革命ナンモナイデ...2*22/3/23 13:50
だからありがとう秋葉竹222/3/22 23:52
俺様のブルース坂本瞳子1*22/3/22 22:18
信仰マークアーモ...922/3/22 18:44
神さまの耳くそひだかたけし3*22/3/22 18:42
風景マークアーモ...222/3/22 18:14
情念でなくりゅうさん122/3/22 17:09
※五行歌 四首「青空よ」こしごえ1*22/3/22 15:59
あなたが書いた絵をみてます竜門勇気1*22/3/22 11:48
それぞれの星やまうちあつ...122/3/22 10:30
人生百年zenyam...2*22/3/22 8:36

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