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風が通りすぎる
通りの梢が静かにゆれていた
梅雨が上がって空は青く
雲ひとつなくて
高く青く澄んでいた


いつものイタリアンレストランは
 ....
車が好きだ。

それも改造車が。
一般的には嫌われる
改造車が好きだ。

親父も
そんな改造車に乗っている。

うるさいエンジン音。

本人は気持ちがいいんだよ。
好きなものに ....
また新しい朝に、自転車でくだる、長い坂道で
To moreover, a new morning 、It goes down by a bicycle.、 . On a long slop ....
蝶は虚構の中で
自在に飛び回り
隙を狙い天国に
紛れ込んでいく


根の支配する地底
ないまぜの死体が
植物に甘い粘液を
いくつも咲かせる


夏の風に膨らむ帆
高すぎる ....
生きることを諦めたら
死にも辿り着けないのに、

あたしは 今も
虹をさがしてる。

君は 今、
空を見てる?

明日の空を知らぬまま
灰色の街を歩いてる...

そうか、 ....
あまりよく、覚えていない

ふらふらと適当に帰りついた夜
白く重たいドアの先で
お父さんが
ガチガチに冷凍されていて
あれ、しっかり保存されていたんだ
そうドアの前の過去に
気が付つい ....
この闇に留まるおくびの飛ぶ
片手は上手に動ける

目頭のした 深く凍える蛙
この闇に留まるおくびの飛ぶ
片手は上手に動ける
すばらしい天井は天井に穴を空け
すばらしい天井は天井に穴を空け
月曜日
仕事から帰って
メイク落としシートで顔を拭いた
ゴミ箱に捨てる瞬間
シートがため息を吐いたような気がした


火曜日
上司に怒られた
理不尽なことが世の中には詰まっていて
 ....
吉祥寺をブラリ
カラオケガンガン
ビールギンギン
ヤキトリガツガツ

髪結屋
カフェスタンド
ストリートライブ
ドイツパン

回転寿司
メンチカツ
献血スタンド
自然食品の店 ....
キスマークつけてしまった代償に

なまでいれなきゃならなくなった

たった十五分のカプセルのなかで

くちゃくちゃ暴れるだけなのにさ


暗闇でひとつの蒲団

そのリスクヘッジ
 ....
あなたは私の体を
アイスの当たりくじを探すように
一生懸命舐めるんだね




はずれ
ディスプレイに “助けて” の文字が浮かぶ

このメールを 受け取った日
わたしは夢で あなたの骨を拾った
手のひらのうえ わたしの皮膚を あなたが焦がした
突きぬける 痛みが あなたを喪っ ....
夕立は、ぼくのことなんか忘れてる。
低い声で、かみなりが鳴いている。
さっきまで明るかった空が、とたんに表情を変えた。
なんだろう、よくない雰囲気がする。
まなざしが暗い、落ち込んでしまっ ....
雪の降らない夏は
やさしく壊れる背中が丸くて撫でた
ソフトクリームより黒髪が甘くて舐めた

去ったり去られたり
さらわれたりしながらも
おれは海に拾われたグニャグニャのあめふらしで
また ....
独り
寂しく眠れぬ夜に
勇気を出して
ゆっくりと
目を
閉じてみる


私は静かに耳を澄ます


電化製品の電子音
車の走る音
風の音


目を開けたら
窓から月明 ....
熱い帯にタイダイの笑い声が響く
電気工事のおじさん
駐輪場のおじさん
建設現場のおじさん
交通整備のおじさん
ペンキ塗りのおじさん
たくさんのおじさん
設備工事の父さんも
あんな風にタ ....
だらしない服が
花のように香る
からだの線が
浮かんでは消える
あなたは
無言にたなびく


降る曇
くちびる
とじたまなこ
うしろあたま
ひとつかがやく
 ....
携帯電話のカメラモードを
セピアにセットして
梅雨の晴れ間の街を歩く

写り込む世界は

春まだ浅い砂浜で風に吹かれ
総てをなくしてしまったことを悟った
あの時のまま止まったように
 ....
プロミネンス、
追いかけてみろよ/思い出すのは音/蝉/sem
i/miserable/定義したのはだれだ?/dare?
bear/心のまずしさは見えない/

プロミネンス、
 ....
きみのはだけた地図を

わしづかみして

通ったおとこたちを

ミキサーにかけたのだ


はやく爆ぜろ

たましいを

すりあわせていた

もうすぐ何処からか

鈴の ....
ホワイトノイズは
部屋で夏空を包みながら
白壁に掛かる孤独な
仕掛け時計の秒針が
いつのまにか
こつぜんと沈黙している
とても古い悠久にある
哲学をゆっくりと紡ぐ
みたいにして

 ....
知っている

野生の生き物たちが
自らの意思で立ち上がれなければ
どうなってしまうのかを

ふるえる膝を押さえながら
重たい身体を支えようとするとき
昔見た象の瞳を思い出した

陸 ....
 愛されたい
 
 愛されたいと
 
 愛されたいと叫び続けた

 寝ても覚めても

 愛されたい

 愛されたことがなかった

 
 どんな季節の中でも

 どんな街に ....
たゆまず あせらず 回り道
オブジェクト指向 ずーん ずうん
急ぐな 休むな 回り道
それが春夏冬 ずーん ずうん
春夏冬二升五合 五合
目指せ 春夏冬ビト 
そうれ 春夏冬ビト 
 ....
夜の池に
落ちた星達が沈みゆく

あこがれは
しろい石となり

ざりがに達の
洞くつとなる
太陽の熱で
宇宙には太陽風が出来る
太陽風はとても熱く
地球をも巻き込んでしまう

星々は熱気にやられ
散り散りになってしまう
彼らの涙は遠く
地球にも届く
北極などでは空を埋め尽く ....
正確に言うと
「わからない」

未来のことも
現在も過去も。

真剣に考えていない
そうかもしれない
深く考えすぎてる
そうなのかしら

わかんないのっ
だから
わかんないん ....
メールに添付された
君の写真ばかり眺めていたけれど
「さっきはごめんね」
そのメッセージが 愛おしい そっと
撫でた

そうやってぼんやりしていたら
ノートパソコンはいつのまにかシャ ....
紫が染みだし跡を残した
眠りかけの紫陽花は
次々に色を手放していく
雫に色が宿り
すがりつくわたしを紫陽花色に染めていく
柔らかな土に倒れる体
内側に眠る紫が
わたしを飲み込み根 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
幼児と前菜の関係 / いつものイタリアンレストランで[group]beebee3*08/7/13 0:33
ちいさなエンジン音xたろおx308/7/13 0:25
題 未完成夏休みこめ308/7/13 0:17
Eastern stamp木屋 亞万2*08/7/12 23:49
虹の向こうIzm4*08/7/12 23:41
二瀬16*08/7/12 23:35
レモン十二支蝶108/7/12 20:49
産流008/7/12 20:43
メイク落としシート小原あき22*08/7/12 20:39
ジョージブラペポパンプ3*08/7/12 20:24
カプセル吉岡ペペロ108/7/12 20:08
アイスくしゃみ3*08/7/12 18:12
悪夢池中茉莉花1*08/7/12 17:41
創書日和「音」 夕立[group]ゆうと2*08/7/12 15:18
猫背のあめふらし[group]しろう208/7/12 14:55
眠れぬ夜にとよっこ308/7/12 13:48
タイダイのおじさんたちばなまこ...22*08/7/12 13:03
海辺木立 悟1108/7/12 12:58
ヨウ素液世界kauzak12*08/7/12 12:08
プロミネンス春日408/7/12 11:27
吉岡ペペロ408/7/12 10:47
仕掛け時計のある風景[group]りゅうのあく...5*08/7/12 10:35
「流線型」ベンジャミン4*08/7/12 8:37
一緒に山崎 風雅208/7/12 4:57
たまもの日雇いくん◆...1*08/7/12 2:50
あこがれ[group]かとり308/7/12 2:46
太陽と月とカメkei99008/7/12 2:44
でも好きだ。Izm308/7/12 2:22
Happy Birthdayくま出没608/7/12 1:49
暗闇れもん408/7/12 1:20

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