何かにつけても
茫洋として寄る辺のない
暗い淵が見えるにもかかわらず
湿りを含まない
重さのない空気を吸い
吸うばかりでそのために
くらり
反転した写真のような明るさと笑顔の中
街を歩 ....
鼻の頭に絆創膏を貼った少年は
違うものを見ていた
どんなに目を凝らしても
その私が何を見ていたのか
もうわからなかった
葉に翳る白桃の
香に透き通る憂い
青く伸びやかに
移ろう若き眼よ

白墨の粉に指を染め
唇は今日も弛緩する

午睡の夢に残り
紙の切れ端に
忘れんとする戸惑い

まだ熟れぬ実よ ....
月明かりのない夜に 捨てた嘘
風が鳴りやまないように
ゴミ箱の中でわめいている

自分の下にはりつく影が嫌で
白いペンキをぶちまけた
塗りつぶすことは  どこか後ろめたくて
明かりのない ....
大切だったと
気付いたりするのは
随分と
経ってからのことが
多い

あの感触は
不快でしかなかったりして
そんな風に 
思えてたことに気付いたのが
昨日のこと

生暖かいその ....
母よ
今 貴女を
たかい たかあいしたい
他界しないで
たかい たかあいしたい

私の初恋の貴女よ
しわしわの掌でいつまでも私の心臓を左胸に保っている掌よ

これからは玉葱は私が刻む ....
アスファルトを背に仰向けに倒れると
まだじんわりと残る太陽の熱が掌へと伝播して
ざらついた小石が髪に纏わりついた
熱の匂いは潮の香り。
地平線を越えた先の白熱灯が
曇天の端を赤紫の薄闇に色づ ....
そばにいてくれたのは
あなた


誰にも言えない
鉛の心を
抱えている時も
止めることのできない
血と涙に
自分失いかけた時も


呼び声が
私 変えてくれた
だから「あり ....
むかしの歌をきいている

おれがこの歌をきいてから ずいぶんの時が流れた
ほんとうに多くのなかまが死んだ
生きることは 闘いだとは 誰もがおもう

むかし おれと いろいろ小難しいこ ....
あの頃我慢できていたことが
この頃はもう耐えられない


 硝子越しに向日葵を見る
 あの熱い暑い夏
 やかましくなく蝉が
 庭の木に止まる
 あの熱い暑い夏
 直下する日の光は
 ....
どこでもドアがあったなら




ダイエットして
新しい服を買って
メイクをして
キレイになって


君の街まで。


きっと、君の街は広いから
簡単には会えないだろうけ ....
らぶ らぶ らぶ

どこへいった

らぶ らぶ らぶ

どこかいった

ぶら ぶら ぶら

と きみの こころ

と おもっていた それは

ぼくのこころ

らぶ らぶ ....
手探りで歩くことの恐怖が
大いなる躍動に変わるとき
広々とした都会の中でも
絡めとられてしまいそうな木々の中でも
辿り着きたい場所というものが
現実には存在しないくせに
まぶたに浮かぶ ....
 *灯台

   かすかにまだ
   光っている
   間違えたままの、
   やさしい思い出
   わたしの幸福な思い違いを
   あなたは
   そのままにしてしまったから
 ....
雨の匂いに誘われて
夏の雨傘心地よく
浴衣の裾に滲む柄
季節に遅れた紫陽花の
色鮮やかに溢れ出し
世界は少し傾いている
だから僕は少し方向違いな
君の斜め45度右に言葉を投げる
ほら、上手く届いた
だけど君は45度左を向いて
誰の言葉か探している
僕だよ、と言っても信じない
だからも ....
幸せは飽きる

不幸は慣れる

飽きもせず慣れもしない

今日が、楽しい
まゆに包まれて いくようです
あなたも わたしも

目をつむると
おくるみに くるまれた あなたが聴こえる
全てが崩れ去ってゆく
全てが消え去ってゆく
今まで築いたものが
無になる。

寂しい事だ
喜びも悲しみも
苦労も皆水の泡
思い出だけが残る

心の隙間
できる限りの事はした
悔 ....
ペットに名前を付けるように
感情にも名前を付けたらどうだろう
俺は苦しみをポチと名付けた
ありきたりだがわざとかわいらしい名前にしてみた
そうすればこの苦しみの苦しみらしさがいくらでも和らぐか ....
感受性は
時に
人を殺す
温度になる

プラスチックケースの中に
俺の夢はないよ
薄いブラウスの中にも
俺の愛はないよ

スリーピースのあいつらは
ギターの中に押し込んだ
強盗 ....
最初はそれなりに期待していた
散々魅力的な話を聞かされたから
小さな希望も胸の中で芽生えていた

だけど現実は思っていたより味気ない
大人だって思っていたより大人気ない
それは惰性で噛んで ....
清らかな波を重ねて作られた
海は上質なつづら折りのキリム

潮騒 風の音 ウミネコの泣き声
響きあうハーモニーはadd9

空の映写機に投影された
夕暮れのスクリーンを背景に

僕は ....
新入社員のボーナスなんてたかが知れてる
有給休暇も簡単に使えやしない
悔しいな こんな時は旅行雑誌片手に
つかの間の脳内バケィション



夏はやっぱり南の島がいいな
焼け付くようなエ ....
Aメロ
晴れた日はすがすがしくて
The fine day is fresh.
どこか遠くに行きたくなる
It comes to want to go far away somewhere. ....
本来ならこんなG
内側から掛かるはずないのに
掛からないはずなのに
Aメロ
遠くを見つめていて、
The long distance is gazed at.
自分の現在位置を確かめる
My present location is confirmed ....
路上の
トランペッターと
テナーサックス

割れるような
張るような感じの
音色

その独特な渦に
耳を澄ましながら

考えるのは
彼のこと

今頃
どこかの大通りで ....
ときめく鐘 辺りに鳴り響き

ちぎれがちなウロコ雲
ピンク、パステルカラーに色づく


流れる空 流れる距離

やがて染まる ネイビーブルーに
人は、花としてつくられた。 

翼を広げる鳥の旋回する 
空が 
地上に立って見上げる人を 
咲かせよう 
咲かせようとしている 

花の顔をひらいて 
人は 
空を、見上げる。  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
こんな堤防の上をあるいている水町綜助1108/7/14 0:36
モザイクここ208/7/14 0:29
実守る日々唯浮408/7/14 0:28
ジェンガアルビノ208/7/13 23:28
分娩台のシュプレヒコール板谷みきょう1*08/7/13 22:46
産卵詩くま出没408/7/13 22:41
夜、アスファルトを背に空を見上げるとyuma3*08/7/13 22:21
そばにいてくれたのは春日野佐秀108/7/13 21:59
おれは いまも 人を殺し続けている第2の地球008/7/13 21:38
遠い夏のあの影亜樹108/7/13 21:13
もしもの話三奈8*08/7/13 21:09
らぶ らぶ らぶショボクレス...008/7/13 19:22
鳥瞰図をなくしたとき茜井ことは5*08/7/13 19:16
海辺の詩集嘉野千尋49*08/7/13 19:15
夏の雨プル式5*08/7/13 12:30
斜め先。2*08/7/13 12:27
いちにちにゃんしー208/7/13 11:46
池中茉莉花4*08/7/13 10:31
崩壊ペポパンプ7*08/7/13 8:45
苦しみのポチ新守山ダダマ6*08/7/13 7:09
感受性kei992+08/7/13 6:35
ガム1486 1...11*08/7/13 5:45
キリム2*08/7/13 5:21
グァム008/7/13 5:14
素晴らしい日こめ308/7/13 2:03
[group]長谷川智子0*08/7/13 1:15
ウェ〜〜〜ブこめ208/7/13 1:06
ゆるむ[group]長谷川智子2*08/7/13 1:06
浦上天主堂通過1*08/7/13 1:04
花の人 服部 剛5+08/7/13 0:36

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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