時計を買おうということで
愛人とふたり
時計店めぐりをしている
ロレックスはアニキに貰うことに
なっているからやめた
バーバリーは俺の手首を巻き取る
サイズがないか ....
くやし
くるおし
わがこいは
いつでも
はたんの
みちたどり
{引用=ばたん――
ドアがしまるような
収穫の音がして、巻きあがる
走り去ったランナーの
一陣の風
よみがえる
まなざしの白さ、
青い息
ゆらぐ光彩に
ぼっ
と一点とどまる
....
幾重にも連なった言の葉-pain- 災の種と
誰かの唇が語る 悪夢も白昼夢の内也
終焉を待つ民に幸は在らず 背徳の華
水を待たずして咲いては 狂う声に
恨む的も 最早 誰か何か判らん ....
目を開けても
何もかわらない。
口をあけても
なにも出てこない
朝が来る
光につつまれた
心を開ける
見えない光
本当は
なにがかわるんだろう
雲が太陽にやかれて
もしそうにしている
我の美は完成したか
逞しい声を持つあなたの
輪郭の確かな言葉
私のか細い声も存在も
綿毛の如く吹きとばし
私の頼りは土の温もりだけとなった
私に備わっていないものを
自然に身に付けているあなたを
私は心 ....
去年の朝の
球根が
臓器のように
どしんどしん、と
土の表皮で呼吸した
高く鳴る
拍動に
ためらう闇が
蒼く余韻し
彼の路を隠しゆく
慣れぬ夜を呼吸して
水路を拓き
彼 ....
人肌が
恋しくて
輪郭がなくなるくらい
とろけて
‥満たされた。
ふいにかすめる不安混じりの溜め息
....
伝えたいという気持ち
これに嘘をつく必要があるだろうか
春にまいた種が
いつのまにかもう
つぼみをつけていたことに
気づいていなかった
「先生と会えるのは今日が最後なんだよ」と
ひとりの生徒が言ってきた
本当は
知っていた
....
――すべて、断片。断片・・・・
・・・深海へ。本当は降りてないし今までもなかった気がする
いまは、ふわっと浮いてる感じ
かるくなったりおもくなったりそのくりかえし
....
ギター弾きはラクダを連れて
砂漠を歩く
荒野を歩く
ジプシー
シンドローム
ライラック
金色のライオン
民は息絶え
民は言う
お前の何処に
真理がある
ギター弾きは弾く
....
{引用=
あのこは
おいしいとこだけ
奪ったね
ドーナツの
半分かかった
チョコレート
みたいな感じさ
ぼくが好きだって
知ってての
ことだったんだろうか
なあんて
....
枯れた葉っぱと
緑の葉っぱ
白い蝶が
おぼつかなげに
境界線をひいていく
繰り返されるふらい始末 塗り替えられる白き本樹
微笑みが並べられ挟まれ
うう悔やしまう満面の薔薇 突き破り生え抜き取り溢されぬ
やはり犬が白き国の歯ね
あなたにとって生きる事が
誰か ....
ゆれる
ねんだいがゆれてる
かこたちが
こおるこおり
ぐらすにひとつ
とけてゆらゆら
しずむまで
ひみつ
わすれたふりして
レディオから
あの日もたしか
げつようび
....
雲のない、風のない、
夕暮れの山の静かな尾根に、
連れ合いをなくした龍が、
孤独な炎をあげる。
ぼんやりとけむる色彩は、
何色と定めることもできず、
ひらりひらりと空に拡散し、
おぼ ....
Tho' somthin's broken
Keep your eyes open
Tho' somthin's broken
Keep your eyes open
Huh!
Keep ....
できない計算が済んで
さっき
クーラーの部屋から
階段を降り
寒さが通り過ぎた町並みを
通り過ぎていった
どこにも行きたくない風が
止まりたくない
止めてほしくなくて
離れていく
....
六月のうちに、
してしまわなければならないことがあった。
思い出そうとして思い出せないまま、今、雨を見ている。
湿気が増して空気が濃くなると
呼吸しにくくなるからね
だけどそ ....
Aメロ
英雄は平和の為に
hero is the sake of peace.
日々戦っているけど
Though it fights every day
人間は己の為しか
Ma ....
歯ぎしりをしながら
指先に体重を預ける
命綱もつけずに
会いに行く、クライム
すこし、愛することのよう
好きとかって感情じゃなく
歯ぎしりをしながら
名前も呼ばずに
後悔しない ....
昨日喧嘩した彼女と小川へ
蒸し暑い中で何時間
喧嘩したっけ
汗をかきながら
小川は澄んでいて
透明な絹が川底の小石をなでているみたい
彼女の足の指はまるで
ボタンに見える
きれいに ....
今何時?
そうね大体ね
待ってくれ
もう遅い
ガガガタリカ
真四角の机が僕らの明日をかき混ぜて吐き出す
ガガガタリカ
曼荼羅模様の机の上で僕らの明日が刻まれる
紫色の暗雲が立ち込め ....
とけそうと
ひとがいったので
そのとおりですねと
ひとがいったら
そのとおりになって
かたちをとどめながら
ひとはなみだがかわくまで
そうしていた
とけていく
....
そこからしか生まれない
ただ音を出すのは簡単だけど
誰かに気づかれるのは
とても難しい気がして
こぽこぽと
水中でピース
雑誌の中でダラー握った赤んぼが目見開いて水の中を飛んでいるから
....
僕の彼女は3つ年下
おおきな瞳で見詰められたら誰だってフラフラ
小さい身体のくせして意外と豊満な胸元
太モモちょっぴり太いけどそこがまたチャーミング
髪型ころころ変えるからプリ ....
080714
ゆれる
木の葉
イソギンチャク
財布の中身
人でなし
この野郎表に出ろ!
喧嘩するので
騒がしい
ヒトゴロシ
....
遠くそびえ立つビル群
人間が高さを競うように
草木は深さを競い合い
私の横たわるこの下で
取っ組み合いの陣取り合戦を繰り広げている
負けるのも勝つのも好きではないと
酒のない酔いに飲ま ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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