彼とは反対方向の電車に乗って別れた。

最寄り駅で降りると残酷なほど朝だった。
光がいつもより白く見える。
わたしは歩道橋の階段を上りながら、彼のひとことひとことを思い出した。
夜の言葉 ....
{画像=080717222808.jpg}
ぼくは所在なく佇む
夜が好きだ
そんなとき
梅雨の終わりの
雨が降っているのもいい

屋根を打つ雨の音
軒を伝う流れの音
樋を落ちる水の音 ....
鼻で涙を消してしまった 
もうここからニ、三年進んでください
見知らぬ動揺にミンミンと向く
耳辺の体重が体流が穴を埋めて溢れてゆる

きだんだ 吃る蝋灯
希世な曇り音

流汗した身体を身体のうえに乗せて
うえに乗せてなだれるイメのうえを

見知 ....
いつものことだが
ノートの一ページ目は
かなり緊張してしまう

まだなにも記されていない白紙に
私のような人が
はじめに記していいのか
朝の雪景色のときと
どこか似ている

あるい ....
くらいくらいくらいくらいで
浮遊できるんだ
さびしさばかりが先行する
夜はまったくの白紙で
波打つ鼓動だけを聴いている





口を開くと
言葉がこぼれ落ちて
かた ....
排他的な女の子は空を所持している。
その底のほうには、白くてきれいな宇宙船や、手垢できたない算数の教科書、軍隊の格好をしたキューピー人形や、プラスチックのマニキュアの瓶が、ざくざくとはめ ....
「ここはどこなんだろう」
と苔むした薮を歩いてると、湿ってすべる。
裸足ではないが靴底にはもう穴があいていて、リストカッターたちのように深く浅くあらゆる皮膚に傷がついている。
透明の液体が世界の ....
吹き抜ける風のなか
あなたの声がする
もう、どうしてもつかまらない過去のなか
あなたの笑いさざめく声
いつしか、あの高みにまで飛べるまで
待っていてくれた、あのなつかしい声

時がながれ ....
駅構内の 
床に剥がれた 
薄い矢印の上を 
僕は{ルビ往=ゆ}く 


( what's going on


階段を下りた出口の広がりに 
裸足のまんま傘を差し 
どしゃぶ ....
透明水晶の信号柱から
七つ先の林道をかけあがると

ずいぶんと見晴らしの良い高台に
ブナの木が一本立っている
木の実を転がしながら

その細い林道をしばらく行くと
もう帰ってはこれない ....
ましろい机の上に便箋をひろげて 
君に「はじめまして」の手紙を書いた 

カーテンのふくらむ隙間から 
{ルビ朧=おぼろ}な日が射し
視界のぼやける 



  一瞬 



 ....
美しく咲き誇る瞬間を切り取り生け花にして
その命を縮めてしまう人がいる

蝶を眺めるだけで満足できない人が
採集して永遠に自分だけの宝物にしてしまう

今夜も安らかに眠れる生き物は ....
遠く離れた二人だけど



今ある障害は
僕が経験したことのある
障害に比べれば
全然対したことはない
だから

ほら
夜空を眺めよう
僕が月をまん丸にしておいたから
決し ....
とある文献、Saussure & Linnaeus 1913、によりますと言の葉森に住む同じ穴のムジナことアナグマ・アナグラムはコスモポリタン。ある程度の群れで生活し言葉の常として夜行性。互いに互いの .... 羊とシーソー遊びをすると
いつも重い方が沈みました
両方が沈まないでいるのは
とても難しいことでした
わたしはまだ
言葉をよく知らなかったのです
 
 
+
 
 
眠れないとき ....
  こんなとこ咲いたって
  咲いたって
  無駄だってわかってるのにやめれない
  光合成なんか後ですればいい
  今は暗闇を裂いて裂いて咲いていたい
  時々照らすライトが眩し ....
人生をブッ飛ばしていきたい
でも車のように突っ走りたいなどとは言わない
車より人間の方がいいんだ
車は渋滞するからな ガソリン代も上がってるし
エコの時代って要は人間の時代なんじゃないか?
 ....
僕はいつも笑っていよう

君がそれを知ることはなくても

僕はいつも傷を受けよう

君がそれに気付かなくても

君が少しでも楽になれるなら

僕は君の為に生きる

いつか気付か ....
師匠に誉められた
一門は大切にされる
言葉の大切さを
再確認する

師匠に誉められた
信用してくれている
愛されている
守られている。

師匠に誉められた
仕事の事を話す。
凄 ....
酸素をなくしてしまいそうなのです
溺れるしか能のないワタシは
呼吸をわすれてしまいそうなのです

  例えば、
  水溶液に浸っているような気持ちのままで
  ワタシが意識を失ってしまった ....
ひとりで食べる朝食が
どこかさびしく感じた
それはちょっと前に見た夢の中に
君が 
居たからなのかもしれない

溶けかけたコンクリートの階段を
少しずつ上るその姿は
最終的に
そう  ....
鰯雲が砂丘に斑な影を落とし励起する
空中分解した未来
ヴィヴィッドなゼラニウムが更に産む
我々のものではない今

空の色なんてどうでもいい
愛の性質は満ち足りたりするものではないこと
ニ ....
ありのまま、
あるがままの姿であれと
ひとは口々にいうけれど


 途方もない約束を
 捨てたくなくて
 潰れてみたり

 飾りのつもりが
 汚れてみたり

 だれかが ....
もしも今生きている地球が

4つ目の地球だったとしたら

わたしは・・・


『4つ目の地球』


次元上昇だとか

別宇宙だとかに興味を持っていた君は

一冊の本を読 ....
ポテトチップスは無駄遣いなんでしょうか
主婦向けの雑誌を見ながら
(雑誌は、読む、というより)
(視覚からの情報が、その、)
(まあ、今はそんなことどうでも良いんだけど)
疑問がまたひとつ浮 ....
時計は過ぎる
歩き回れば
何度描いた未来から遠ざかるだろう

動画サイト
SNS
音楽携帯
blog
ネットサーファー、予測しなかった未来

紙とペンからキーボード
Word E ....
きみを、
やさしく殺そう
ゆっくりゆっくり
ナイフを抜いてゆくのだ


I LOVE YOU
という言葉は
何の意味ももたなかった
いいや、ちがう
ぼくが逃げていたのだ
 ....
私を此処から出して
貴方の傍に置いてほしいの
ずっと、よ

壊れてしまった心では
貴方だけを見る事
それだけしか出来ないから
他の女性とは仲良くしないで
妬いてしまうでしょう
ねぇ、 ....
 
 
 
 
力の及びそうにない
 
その場所で戯れる
 
 
 
 
屈折した七色が
 
途切れる顕在感にぼやけて見えるよ
 
 
 
 
眠ってる夢を見る ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
横断歩道雨傘208/7/23 0:52
七月の雨の光[group]beebee1608/7/23 0:34
花に花束を十二支蝶108/7/23 0:20
生洋媒険之 イタアダラキ108/7/23 0:18
ノートの1ページめmokomo...5*08/7/23 0:04
浮遊する言葉ゆうと1*08/7/22 23:27
そしてシグナルタワー、女子しもつき七5508/7/22 23:09
迷い森モリマサ公8*08/7/22 23:08
ピエロいすず4*08/7/22 22:22
Ranbo 〜21century〜 服部 剛408/7/22 22:20
「迷い森」ベンジャミン4*08/7/22 22:05
伝書鳩 服部 剛5*08/7/22 21:59
「眠れない夜」白い羽根108/7/22 20:47
遠く離れた二人だけど夢乃 綴喜208/7/22 20:40
アナグマ・アナグラム海里108/7/22 20:35
たもつ3208/7/22 20:26
「夜顔」白い羽根108/7/22 20:18
ウォーク新守山ダダマ208/7/22 19:26
影少年愛心3*08/7/22 19:17
グローリーマスターペポパンプ3*08/7/22 19:13
そうして溺れ、浮遊してゆく笹子ゆら408/7/22 18:25
虹製造機m-rod2*08/7/22 18:21
ヴィヴィッドなるアポトーシス[group]しろう0*08/7/22 17:40
等身大千波 一也10*08/7/22 17:34
4つ目の地球セルフレーム108/7/22 16:14
無駄遣い小原あき9*08/7/22 15:39
表現ツール相羽 柚希4*08/7/22 14:17
君を忘れるゆうと5*08/7/22 13:25
壊れた人形AKiHiC...408/7/22 12:31
θ北斗七星1*08/7/22 10:35

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