満月の夜は眠れないの
ううん眩しいからとかではなくて
満月の夜は眠れないの
どうしようもなく心臓が跳ねるから

 満月の夜に
 眠れないのが
 あたし一人であるのなら
 ええそれはしよ ....
睡眠、不足
よだれ、たれ
たまらない、ポチ公
部屋、片隅
凍る水蜜桃、嗅ぐ
月兎模様、紅色暖簾
ハサミ、刻まれ
切り絵、描かれ
暖簾、風穴
埋めてけ、隙間
切り子細工
音高く、風 ....
手のひらが薄く重なる波紋から沈黙を知悉すると夜だった
前進には時間がかかり
余計なものはすべて困惑した埃にかわった

焼けた手紙の匂いをかいで
あたたかさが口角をしめらせた
とおくの発光は ....
波の匂いがする。

まぼろしはわたしをさらうことはしない。

やさしさという風が、角のコンビニエンスストアに入っていった。思わず後を追う。ああ、ここにはいつも、誰かがいる。自動ドア ....
大海原
ただ海だけが広がる海に
降り注ぐ日差し

何処から渡ってきたのか風
今ここで
生まれたものか風

まどろんで
飛沫
ふと舞い上がってしまう
水蒸気たち
塩粒たち

 ....
細長い一日の側面には
たくさんの出窓が一列に並んでいた
窓枠には下手な絵が嵌め込まれていたから
僕は脇目もふらず
いったりきたりするしかなかった

細長い一日の両端には
それぞれにひ ....
おれの妻には
感心する
女の共通なんだけど
純粋なんだね
演技なんて
全然ない
嫌いと好きが
はっきりして
俺のこともぼろくそに
言うが
時にはめっぽう
褒めてくれる
計算もな ....
女の子の水着のパンツを
全部ハサミでちょん切りたい
そしたら本当の夏が来る
泳がず浸かる今の僕は
頬のゆるみが止まらない


無駄に駅の階段に座る
汗ばかりが噴き出るけど
ちょっと斜 ....
下書きの段階ではまだ消せます

道が曲がっても
顔が歪んでも

納得がいかなければ
まだ消せます

色をつけてみました

青空のつもりが間違えて
黒い色をのせてしまいました

 ....
生きるために
命をいただく とは
こういうことか

無心で
はらぼての小魚に食らいつく
わが子の風景を眺めながら
しみじみ 思った
愛をもとめてるの?


憎悪に染まってゆく白い羽を
何も出来ずに唯見つめる僕
醜い人間の波に呑まれた
少女を救い上げる手はもうない



愛をこばんでるの?


まだわずかに ....
誰かが死んだんじゃなくて
誰かが死んだんじゃなくて
構いだす 風

誰かが死んだんじゃなくて
誰かが死んだんじゃなくて
誰かが死んだんじゃなくて
構いだす 添う風

誰かが死んだんじ ....
ああ 悲しくも
プラスドライバーで マイナスネジは回らない


どんなに冷たくされたとしても
きっと何時かは回ってくれる

どんなに首をかしげていても
きっと笑って回ってくれる

 ....
夏という季節は
ひとつの国のようなものだ
無慈悲な王が支配する灼熱の国だ

蝉の声が轟きはじめると
おまえたちはまるで
夏という国に力ずくで連れて来られた
哀れな奴隷のようになる

 ....
{引用=

さびしがりやのきみには
花をあげよう
はにかむ顔が
ぼくはすきで
ちょっとやそっとじゃ
きらいにならないよ


だいじょうぶだと
言いきれるのは
勇気とか そんなの ....
ドッグフードをなめつくし
ジャーキーを食べつくし
きたる時代の波
ガソリンの高騰

雷がとどろき
雨がどしゃ降りだ
停電し
風が窓を叩く

わたつみが怒り
船をのむ
教会に雷が ....
 
 
 
 
 
尖ったように見える
そのてっぺんに登ってみよう
と思います
 
くだらない場所と言われてる
そこへ自分の目で確かめたくて
登ってみようと思います
 
 ....
まっすぐ向かってくる
まっすぐ向かってゆく
まっすぐ向かいあう

曲がってくるものは
ただ見るだけ
流れてゆくまで待つ

まっすぐなものだけ
受け止める

そして
わたしも ....
虚ろな気だるさが
重い腰をあげて支配し始めている

大気が大きな欠伸をしながら
そっとこの地に潜り込み
寝息を立て始めると

羽毛に柔らかく包まれた小鳥が止まり木でさえずる

大地に ....
きょう手紙が届いた
とおい山のホテルの便せんと封筒
差出人はぼく
自分から発ち自分へ帰ってゆく旅人の
孤独な手紙だ

恵那山トンネルという
中央自動車道の長いトンネルを抜けた
恵那山の ....
幸せになるために
不幸が少し
足りませんでした

不幸になるために
少しの幸せも
いりませんでした

それなのに
幸せになりたいとは
誰ひとり
言いませんでした

幸せになる ....
いくらでもある
吐き出しきれないぐらいある
それにとらわれて夜も眠れないこともある


水滴、集中豪雨と雷光
ガラス越しに映るだけだから 怖くない

どころか
向こう岸の出来事に ....
虫醋が喉を刺す
透け入る妙なる{ルビ馨態=せいたい}
背後に黒き旋律
絞らるゝ雑巾の如く{ルビ縒=よ}られ
渦巻く無数の惡夢白{ルビ晝=ちゅう}夢
幾度までも呪殺せる輩の{ルビ屍體=した ....
君は眠るのだろう
鳥の泣きながら帰ってゆく夕暮れに。
山に抱かれて人に抱かれて
遠く、重く、長く、射す陽に染められて。
閉じられた目はしかし覚めていて
幼かった日々の空の高さ、貴さ
 ....
すべり台の一番高いところで断続的に爆発しながら
ガチャピンが存在しない耳たぶを震えさせる
そのときの高音域の伸びは
誰にも真似できないほど抜群だから
ガチャピンは何度も何度も爆発を繰り返す
 ....
終電に揺られながら
車窓へとため息

様々なものが纏わりつき
雁字搦めにしていく

ただ、生きていくわけにもいかず
とかく社会というやつは無関心に 其処に

主張も理念も ....
今は何でも許される時代だから、ここは誰でも受け入れる場所だから、だから、生きることは困難だと感じてしまうんだね、言葉について、僕は語りたい、言葉と、言葉が象る事のできるあらゆる事象について、とりわけ、 ....   僕の右手が、
  僕の右ポッケ、
  まさぐって、
  10円玉ひとつ。



  目には映らない。
  皮膚にはふれている。
  そんな裏表も、
  あるもんだねぇ。 ....
彼とは反対方向の電車に乗って別れた。

最寄り駅で降りると残酷なほど朝だった。
光がいつもより白く見える。
わたしは歩道橋の階段を上りながら、彼のひとことひとことを思い出した。
夜の言葉 ....
{画像=080717222808.jpg}
ぼくは所在なく佇む
夜が好きだ
そんなとき
梅雨の終わりの
雨が降っているのもいい

屋根を打つ雨の音
軒を伝う流れの音
樋を落ちる水の音 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜道を散歩亜樹208/7/23 21:25
ポチ公木屋 亞万4*08/7/23 21:05
空井豆腐1+08/7/23 20:51
ひとつなぎ凪ぐ夏紺野 夏槻1808/7/23 19:58
まだ生まれない台風海里308/7/23 19:45
細長い一日nonya9*08/7/23 18:51
つま生田 稔508/7/23 18:32
夏は朦朧とフクロネヅミ4*08/7/23 18:24
人生を描く酒井夕鶴008/7/23 18:16
ししゃも明楽608/7/23 17:36
交わる翼008/7/23 16:02
夏の春十二支蝶008/7/23 15:57
【ねじまわしの恋】つむじまがり3*08/7/23 15:02
奴隷[group]大覚アキラ408/7/23 14:55
星座ゆうと2*08/7/23 12:52
ペポパンプ4*08/7/23 12:02
では北斗七星2*08/7/23 11:37
まっすぐyangja...108/7/23 11:21
鎮まる地と沈める空アハウ3*08/7/23 9:53
山の手紙yo-yo4*08/7/23 7:21
いらないもの小川 葉4*08/7/23 4:45
許せないこと[group]長谷川智子4*08/7/23 4:13
彷徨、巡航(草書、推敲中)2*08/7/23 4:02
潮時鎖骨308/7/23 2:16
ガチャピン大覚アキラ608/7/23 2:16
消費と言葉の狭間で紫音2*08/7/23 2:12
シンクロニシティrabbit...9*08/7/23 1:15
コイン草野春心108/7/23 0:53
横断歩道雨傘208/7/23 0:52
七月の雨の光[group]beebee1608/7/23 0:34

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