今日から明日明後日へ
先は長く途方もない
不安だけが襲い掛かる

僕らは今しか見えないから
恐怖し逃げたくなる
逃げない人は悩んでる

答えなんか見えなくて
導き出せも ....
感覚

時が経つと薄れゆくもの



片目を閉じて過去を取り出そうと
点滅する記憶に合図を送る
庭に咲く朝顔を摘み
瓶に入れる
反射する青い光
色水を作り
窓際に並べて置いておく
部屋中が夏色に染まり
いつのまにか
私にさえも夏が宿る
どうしょうもなく渇いてしまえば
身軽になるものだというように
からから笑いながら波打ち際の
空き缶の口元を叩く
浜辺の砂

  ※

昨日までわたくしは海の中におりました
かつては地 ....
私と一緒に生涯を共にする貴方よ
あなたを愛する欲望が寝る前に激動の猛りとなって私を震えたす
ちぎり、だ。
結婚式で神に誓う必要がない揺るがない愛でてを繋いで生きていこう
今も未来も貴方と共に変 ....
何も終わらない
明日はつづいていく

あたしが目を閉じても

ありきたりな
表現しか出来ない

それでも何も生まれない
それでも何も消えない

だからあたしの瞼は
塞がれた ....
  予定地
  なにかの



  駐車場の?
  マンションの?
  銀行の?
  予定地……



  夜 予定地に
  電気が光を落とす
  朝 予定地に
 ....
舞えよ振袖 振袖よ舞え
舞わねば紅蓮に焼きまする

三畳の座敷牢で狂女は歌い踊る。
小女が運んできた膳は手つかず。
ただひたすらに歌い踊る。
母の嘆きも父の憤りも知らず。
寝食も知らず。 ....
お縄にかけられた女の姿を思いだし
娘は静かに下唇を吸った。

宿下がりのたびにあのおぐしを勝山に結うたはわたし。
江島どの、
かほどにあの男が愛おしうござりましたか。
さればわたしも。
 ....
 地に伏していた。身体の自由が効かない。目を開けると、そばに灰色の蛾の死骸が見えた。風でうすい翅がゆらめいている。翅の鱗粉がかすかに光る。蛾の数本の細い脚が、宙をつかみ損ねていた。顔をずらし視線を先に .... ずっと忘れていた気がする
夏は何より朱いこと
日差しがこんなに眩しいから
かざした手中に映る疾走

『朱夏』

海の音が聞こえてくるのは
遠い遠い昔の記憶
彼方の空に見えるのは
旋 ....
誰一人見向きもせず

枯れた井戸のように忘れ去られ

声を上げることすら忘れたのなら

私が静かに側にいよう

背と背を合わせて

手を握り

あなたがここにいるこ ....
かわらぬひがよどむ

みずのそこへ

ふかく

しずむ

なくこえも

わらうこえも

もとめるこえさえも

とどかないほどふかくしずむ

ただおわらないいのちのしるし ....
やりたい事が沢山ありすぎて
命が一つじゃとても足りないよ
だけど百万回人生を生きたら
途中で飽きてしまうんだろうな

道行く人々は無表情で
心の内を曝け出すことはない
上辺を ....
小銭をじゃらじゃらさせてる
オジサンは
時代は買えないが
切符は買える

路線図に目を凝らしてる
オジサンは
時代には乗れないが
電車には乗れる

ホームの端で背中を丸める
 ....
そっと抱きしめてよ

あんまり強く抱かれると

心がジンジン痛いから
表面張力にゆれる
視界に

夏の 影が 
すうと足元から伸びて


あなたにもあるのだろう
この証は


重なり 離れることしか
できないと

叩きつけるよう 、に
平面的な世界で
とりとめもない海に落ちて
塩酸の刺激を浴びて
それでもいいとおもった

あなたの右の瞳に残っているはずの
硝子のかけらが今も痛いので
海岸線に伸びるガードレールに供えたあ ....
わたしのバッグは黒色で
いつもぷくっと膨らんで
それで非常に重たいです
いつも利き手で持つ為か
右腕だけがだらりと伸びて
地面に付くほどになりました

バッグを持っていないと均衡が取 ....
田舎に来た
星空が綺麗だ
何でこんなに違うのか
数が全く違う

私は変わった。
ハンゴウで飯を炊き
魚を焼く
虫たちの声

花火をする
線香花火を〆にして
水をかけ
来年も来 ....
あたしは

君に

『あたし』という存在に

気付いていてほしかった



そう



いつまでも途切れない

音のように

{ルビ雑音=メロディ}のように
アセチルコリンが足りなかった。

君に心はない、とお前は宣告される
君は脳にも血が足りない

焦ったお前は青ざめる。
蛇を殺して血を飲むべきだと考えた。
だけど飲む気がしなかった

 ....
この星に来た事が
あなたの罪になるように

のんびりあなたに食いつくわのんびり

大きく息を吸い込んで 深く澱もうと焼ける
深く水海で乱されて 私は人にまもられている

身体から血が流 ....
黄昏に雨のタンクを
抱えた雷様は

うなだれた朝顔に
でかい杓で
冷えた御馳走を


空を蹴散らし

どかどかと

太い腕に
太い足


毛むくじゃらの ....
車に轢かれた「ただいま」があった
この持ち主はきっと
今頃帰る家がわからなくて
公園のベンチに体育座りしているのだろう


蒸し暑いこの季節になると
「ただいま」がそこいらで車に轢かれて ....
微かな音だけになって

宇宙に放り込まれたみたいに


地上の星屑が
夜を点滅させる
   (七色の輝きの物語りを
    伺うことはない)

    ただ
    静かに

 ....
電線を流れる夕焼け



僕の身体には巡って来ない
風を起こす君

私の髪がなびく

駆け抜けるのは一瞬

奪い取ったのはもうずっと
アスファルト
誘う
アスファルト
瞬く
水銀灯に照らされて


   ちかりちかり
      ちかりちかり


星座を忘れた
空の為
空を仰げぬ
者の為
何度も
何度 ....
ひとつの温度に
肌全部が包まれる


水の中は
ひとときだけ僕の存在を許し


水の中は
ひとときだけ解放を許し




ひとつの重力に
肌全部が ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
下手糞Taka★H...008/7/26 1:13
melt青鈴108/7/26 0:40
夏色暗闇れもん208/7/25 23:54
「砂の記憶」ベンジャミン11*08/7/25 23:47
ちぎりが絡まる身体の熱よくま出没108/7/25 23:38
ひめと108/7/25 23:24
予定地草野春心108/7/25 23:20
振袖舞え舞え佐々宝砂508/7/25 22:48
娘髪結408/7/25 22:47
落ちた後光冨郁也1008/7/25 22:15
『朱夏』東雲 李葉008/7/25 22:13
私はあなたを守りたいkuane108/7/25 22:12
睡蓮Etuji408/7/25 22:09
雑草論1486 1...4*08/7/25 22:04
時代nonya8*08/7/25 21:45
彼女はずっと泣いているのであったそらの とこ6*08/7/25 21:34
2センチ木崎綾音5*08/7/25 21:33
融解笹子ゆら408/7/25 21:07
バッグの意味吉田ぐんじょ...1308/7/25 20:40
一番星ペポパンプ4*08/7/25 20:18
雑音[group]愛心2*08/7/25 19:41
脳と血さかまき408/7/25 19:27
片瞼の橋 ザワ十二支蝶008/7/25 19:24
夕立の神北斗七星3*08/7/25 19:20
「ただいま」小原あき22*08/7/25 19:05
乱太郎12*08/7/25 18:36
悲しみぎよ408/7/25 18:34
はじまりサラ108/7/25 18:19
帰路北村 守通3*08/7/25 17:28
水の中は北斗七星2*08/7/25 16:15

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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