気が狂っている
音声で表示されていく地図たち
がひろがってみんなしねばいい
信号待ちから動き始めた列を追っかけてくろくながくブレーキの
ながくのびながらまっすぐ中央分離帯にむかってく痕 ....
もし貴方を手にしたら
全ての物を投げ出そう
もし貴方を手にしたら
私の全てを捧げよう

もし私を手にしたら
栄光の未来は君のもの
もし私を手にしたら
私を大切にして下さい。

もし ....
あなたが
峠を旅する
ひとならば

わたしは
その頂き煮立つ
一本の木に成りたい。

白い灼熱の道を
歩いてきた
あなたは

陰に入り
汗を拭うと

そっと
わたしに
 ....
太陽のオレンヂを借りて
不釣合いなその眼差しを盗んで
下らない闘争に及んで
わたしはもうダメなのだと
おもった

そのうまく回らない舌で呟くきみの
つたなさが好きだったはずなのに
大き ....
気力が急になくなって耳をイヤホンで鬱ぐ。

日垂り神の食欲不振

力がない

断じて独りきりでありたいおぼろげに私が歩き続けた通学路は
今日も同じ夕暮れに染みて
どんな心も夕暮れに染ま ....
夏の夜の裂け目から
蝉の抜け殻は現れる
その内部には
恐ろしい秘密が詰まっている
それがこのもろい構造を支えているのだ
眼には真っ赤な悲しみを湛えて
どこまでも透明な孤独が
今夜天の川と ....
食べられますが
食べたらだめです
なくなっちゃいますから

マリエには
クロカントブッシュ
夏のソワレにはエクレール

お持ち帰りですか?
ドライアイスはご用意できますが
賞味期限 ....
見えない子供の夢ばかり見る
うたと声を指さしている

かすかな鉄の飛び去る音
鐘に落ちる音 水に落ちる音

岩を擦る木
火ははじまりを燃し

ほどきほどかれ 姿むすぶ ....
自慰行為のその姿が



祈りに似てきたりすると



ひとはしぬのだとおもいました



もう、救いなんてどこにあるものでもなく



独りで創り出す ....
{ルビ襤褸=ぼろ}雑巾のような犬を拾った



かわいそうだからウエットティッシュと名付けた



しめった塊の集束体でさえも



肉体と呼ぶ、悲しい慣習があるの ....
 あなたはいつだったか

 私の髪に赤く綺麗な

 オキザリスの花をさしてくれましたね

 春の風にそよそよと

 私の髪で揺れていた

 あのかわいらしい花


 あの ....
世界は少しずつ変わろうとしている
やわらかな春から夏に
秋に冬に変わろうとする様に
永遠があるなら見届けたい
どこに向かうのか
何を選び
何を置いていくのか
曇り空の向こうの太陽は相変わ ....

空の上にはきっと
もうひとつの空があって
雲の死骸や
産まれたばかりの星が
触られるのを待っている
夜闇の裏にはきっと
もうひとつの闇があって
焼きついた月光や
あいまいな朝が
 ....
もうだいぶ短くなった青鉛筆を
今日も必死に削っている
先を細く細く尖らせなければ
気がすまないんだ
そのくせ
極度の尖端恐怖症なものだから
どれほど尖っているのか
目で見て確かめることも ....

机を彫刻刀で切り付けて
切れ目をひとつ作って指で開くと
そこに海が広がっているときがある
授業中やお昼休みの間はつま先から飛び込んで
そこでじっとしていた
息ができないという点では ....
わたしの生まれ育った村には
鮮やかな花が咲いていて
広大な田地が広がっている
野良犬がそこらじゅうにべとっと寝ていて
曖昧な微笑みを浮かべる村人と
いないはずの人たちが生きていた

たと ....
渚にビーチパラソル立てて
波打ち際ではしゃぐ彼女ら
挑発的な水着を着用して
挑発的な肉体を震わせて
真夏に躍動する彼女らに
なす術なく踏み潰されてゆく
砂中のあさりの哀しみを
あなた方は ....
電源   誕生

再生   生活

早送り  倦怠

一時停止 岐路

スロー  苦悩

巻戻し  懐古

停止   病身

録画   愛する人

電源   死

 ....
1.

すき
きらい
どちらでもない

ひとひらの

花びらを海辺にすてに行く
指先が君を呼びかけていて、長袖を捲ることが
できない
もう知ってるんだ

この先で
海辺の声 ....
わたしの名前は声に出すと
窓の外からきこえるクラクションにそっくりで
誰かが警笛を鳴らす度

「はぁい」

私は返事をする





先生どうしてママはごはんはいらないというと ....
細い糸のように感情がのびていく
青い空の中でゆれてる
スローで閉じていくひかり
どこでもない
誰も知らない
息継ぎのまに
電車のような時間が
みんなを乗せて
「家族」という文字が色あせ ....
 
蝋燭が
消えそうになると
まだ燃えている
知らない蝋燭がやってきて
消えてしまう前に
やさしく火を貸してくれる

白く溶ける
蝋を流しながら
傷跡のように
それは残る

 ....
ことばは 手段
伝えるための

深夜の国道は
暗く流れて
6車線 約50メートル
渡りきるのは造作ない

遠い信号が
赤に変わった
ヘッドライトが
右へ流れた

やすやすと
 ....
どうも顔がムズムズ疼くので
慌てて顔を洗って鏡を見ると
目と鼻と口と眉毛とえくぼが無い
耳も少し消えかけている

顔をごっそり洗い落としてしまったらしい
でも見える
鏡にに映る自分が
 ....
俺のことをみてる
コンビニの前の女の子
小麦色の焼けた肌
アップした長い茶髪
オレンジのホットパンツから伸びる足
健康的でいいね
俺のことが好きなのだろう

想像してご覧
ぼくたち
 ....
白いりぼんが流されてゆく

美しく結ばれたままで

かわした約束が緩むとき

こわくてひっぱれなかったりぼんの先が

ゆらゆら水に揺られて流されてゆく

きれいなままで消えてゆく白 ....
東京タワーにアリさんがつまづいたらニュースでしょうか
ちっちゃな黒い一匹のアリさん
東京タワーがアリさんにつまづいたらニュースでしょうか
赤白なら今も東京一ののっぽさん

イヌも歩けば棒にあ ....
 *
あの日、父さんは
僕に拳骨を一つくれた後、

西瓜を食べたいな
って、思ったら
ちゃんと言いなさいと
悲し気な顔をして
溜め息を一つついた後、空を見上げて…

確かに、
クスッと笑いを漏らして ....
「なくさないでね」と
母親に渡された乗車券
握り締める
チクチクと
手のひらに刺さる角っこ


手の中の
小さな痛み
それがあの日の
わたしのすべて


チクチクと
手のひ ....
時は流れ
ぼや〜んと口を開ける
頭は空になる
ゴンがやってくる

愛される
嫌われる
好かれる
嫌われる

花に水をやる
亀に餌をやる
星に眼をやる
体に酒をやる
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
真夏のスノーモリマサ公1408/7/28 20:21
ifのリズムペポパンプ6*08/7/28 20:18
真夏の木立Lucy.M...208/7/28 20:03
太陽光ときみと眼差し笹子ゆら308/7/28 19:46
キカザルさかまき108/7/28 19:05
抜け殻ぎよ508/7/28 18:22
シュークリームのアップリケ海里108/7/28 18:21
緑星木立 悟508/7/28 15:24
【愛されぬ魂のエルデ】檻野楴人108/7/28 13:36
【僭称された記憶】108/7/28 12:22
オキザリス星月冬灯308/7/28 11:18
右回りの左目プル式4*08/7/28 10:28
照らされる葉leaf908/7/28 10:25
「削る」ルナク43*08/7/28 10:21
学校と女子と男子吉田ぐんじょ...1608/7/28 7:19
(また)見えない人の話1708/7/28 6:06
怨海セガール、ご...208/7/28 4:53
ビデオ人生かいぶつ208/7/28 4:05
海辺の理由二瀬35*08/7/28 3:58
あなたと警笛因子308/7/28 2:56
種子モリマサ公1008/7/28 1:45
蝋燭小川 葉508/7/28 1:12
J-walkuminek...8*08/7/28 0:48
顔を洗ったのだがそらの とこ7*08/7/28 0:41
udegeu...1*08/7/28 0:03
白いりぼんmayaco408/7/27 23:13
東京タワーにつまずいて転んだアリさん海里108/7/27 23:09
西瓜泥棒の夏遊佐5*08/7/27 22:05
チケット亜樹408/7/27 18:04
休日 in Tokyoペポパンプ5*08/7/27 17:36

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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