夢を見ていました
それは鉄道の歌
乗客のざわめき
僕はひとりで
渦巻く雑音の中心で
サンドイッチを食べたのです
夢から覚めると
家のベット
約束の時 ....
部屋でクーラーをつけてゴロゴロしてると、
室外機のファンが今にも爆発しそうな音をたてて生ぬるい空気を吸い、
ダクトを通って室内に冷気を運んでくる。
俺は閉ざされた窓を20cm程開ける。
すると ....
あした、
涙がかわいたら
海を迎えに行きましょう
果てのみえない
かなしみの
ひと粒として
あらわれましょう
雨が降っても良いのです
風が吹いても良いのです
....
あの時、私が雷を落とさなかったら、
貴方は死ぬ事が無かったのですか?
私には、解りませぬ。
運命も偶然も。
全ては貴方の望むままに。
『雷姫』
あの方は、雷 ....
花火を見るのが好きな君
今年はどこで見ているの?
打ち上げ花火にまたがって
遠いお空で爆発すれば
僕は一瞬輝いて
君は僕を見てくれるかな
夏のにおいが好きな君
今年は ....
ぼくはぼくに
さよならするみたいに
夕日を見て(家出しない)た
ぼくは夏休み
だったから夕日の道に
海を見て(嫌だったから)た
ピンクに香った
白いシャツ ....
ネクタイを締めることを望まれ
そんな暮らしなど思いもつかぬほど
離れたところにいた僕は
好奇心はあったが背筋が伸びる感覚より
繋がれた犬のように感じてしまう
自分自身の視線が ....
・
めざめたら
体中が赤の水玉だらけになっていた
なんだか痒くて仕方がない
そのうえ頭皮にまで広がってるらしく
頭をかきむしらないといられない
体中かきむしっていたら
いつしかわたし ....
080731
なんか単純なのだと
咲いたばかりの花が
赤色の理由を述べる
単純な色なのだと
信じる者は救われるが
足を掬われて
転ぶことも ....
毎日のように
ピアノに触れる
からだに習慣がなじんでくる
五線譜の通りに弾いていた子どもの頃
打楽器のように思うままに即興で弾いていたここ数年
コードのハーモニーに慣れ始めた近頃
....
耳を立てて
とおくの雷鳴を聞いている
虹の匂いを嗅いでいる
夏はどこからか
ぼく等の原始人が現われる
川は流れつづけているので
終日ぼく等は瀬にさからって泳いだ
唇まで冷えきったら岸 ....
コカインとか大麻とか覚醒剤とかが
古くて腐っている
かつては良質だったもの
俺は友人たちと友人のように接することでコミュニケイトした
セックスをいつかしようとしていた友達がすきだった
....
背揃えて鳴く蝉鬨の声
早朝ごそごそと起き出すと、窓の外が黄ばんだ灰色がかっている。まるで精液のようだ。冬の夜明け前は濃密な青が染み渡っているが、夏の朝は淀んだ精液の色だ。ねっとりと体を包み ....
村のしくみ
西の空に
捨てられた村がある
誰もがそこで
暮らすことができた
今日は村長さんの
誕生日だった
まだ生まれてなかった
+
....
ゆっくりと日が沈む
みたいに
さよならを言う
もういない君とか私みたいな
消えていった
あなた
過去というものですか
陳腐だ
陳腐だ
陳腐だ
言わなくてもいいことを言い続け ....
笑顔
寝顔
泣き顔
怒り顔
ふくれっつら
むくれっつら
ションボリ顔‥
てきとうに並べたけど
みんなみんな私の顔
ぜんぶぜんぶ君の顔
いまのところ
おたがいに ....
時代。
干支。
季節。
流行。
そして‥
思い。
想い。
ときに、重い。
‥過ぎてしまえば
懐かしい思い出。
ピンクのはあと
ピカピカはあと
ドキドキはあと
いろんなはあと。
あおいはあと
きいろいはあと
きみどりはあと
むらさきはあと
とっても すてき
でも
あい ....
080731
7月
おそらくそれは
無理でしょう
声にして言ってみる
ひとりごとのような声が漂って
少し狼狽える
神奈川県横浜市青 ....
どうしてビッグスクーターに乗ってる連中は爆音でJ-POPを流すのだ?
別に、騒音がどうとかご近所迷惑とか、そういうみみっちぃ話じゃないぜ。
邦楽は糞だから洋楽を聴け、なんてへたれた話でも ....
噛まれても突かれても
果ては飢えても
死なないと思っている
彼は(彼女は)まだ
まだとても幼いから
四角いビーカー
未開の白浜
硝酸の夢の中に落とされた二人の両顎
....
俺は冥王星からやってきた
この地球に派遣された派遣労働者だ
とかく地球は理不尽だ
どこの会社でも俺の存在はぞんざいに扱われ
何度も解雇されたらい回しにされた
俺はそのたびに自分に言い聞かせた ....
てゆーか旅と言ったら死体を探す意味で
凪いだ東京湾の沈んでいるヘドロとか
晴海の奥の草地に放棄されている冷蔵庫の中身に十字架を切る
みたいな
永遠に浮かぶことのない人たちみたく
あ ....
真夜中に子供は眼を覚ます、
覚醒する、息を止める
父親も母親も
今日はもう眠りについていた
いつもはもっと遅くまで
呼吸を荒らげているというのに
しん、と耳の中でなにかが残るような気が ....
愛が欲しいの寂しいの
ウグイスは鳴いたの
春が来たんだねと人は耳を澄ましたの
愛が欲しいの寂しいの
ウグイスは毎年鳴いたの
綺麗な ....
好きな女の子に手紙を書いた
言葉足らずじゃ困るから
コンドームを同封した
もちろん、その気があっての事だ
しばらくみかけない日が続いて
ひさびさに廊下ですれちがったら
....
優しい手に言葉は潰され
汚れたような日々は拭えば溶ける
ひとつの言葉を持たないわたしは
凍りついた喉を震わせ
通じることのない音を立てる
お話にならない文字はだれにも伝わらない ....
あなたはまるで
矢を放つ前の弓のように
身体をしならせ
水平線を見つめている
遥か遠くの波間では
違う色の青を背負った海鳥が
白くひるがえりながらたわむれている
大きく息を吸 ....
わくわく
ぷくぷく
ころころ
まろまろ
ぽんぽこ
でこぼこ
どってん
しゃらん
ぽりぽり
ゴッツン
ぷかぷか
ズンタン
なぁ もう時間だよ
涙を拭いて そろそろ支度をしてくれないか
そんなにキレイにならなくて良いから
今日だけは 今日だけはぼくだけのきみでいて
ああ きみが遅いから またぼくの足が ....
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