僕の車は
ハンドルを360°回転するとタイヤの向きが360°回転するんです。
ちょっとハンドルきるだけで急ハンドルになるから。
前方に、母と子の二人乗り自転車。
しつけのためか、子は荷台で正座 ....
おお!
タルタロスよ
永久地獄よ
闇の闇
冥界の奥の奥に
存在する暗黒の狭間
罪人たちが集まる都
重い足枷を引き摺りつつ
....
出過ぎた真似を致しました。
もう駄目ですよ、
限りなく怠惰。
「誰にも言っちゃ、だめだからね?」
言いませんよ、と俺。だって言えないじゃ ....
怖いんだ怖くて仕方が無いんだ
タスケテ
誰も助けてなどくれない
俺は行くよ
サヨナラ
何処がどの辺りだったか見当がつかないんだ
ここは辺境の地
羅針も意味を成さない
可も無く不可も ....
黒い静寂が包む池
月に照らされ微かに光る花
あ 蛙見つけた。
どこへ行くのかな
恵みの浮葉 あめんぼが乗る台(うてな)。蛙も‥
....
切れた
千歳飴。
と、思いきや
「何やぁ、細いなるとやないか(*´Д`)=з」
‥クスクス (^艸^)
なると煮麺、できあがり〜♪
ちらちら
ぴらぴら
粘膜が光る
貝の七色に負けないくらい♪
つまんでみた
‥かわいい。
葉からはずした後の
‘ふにょふにょ’が
こそばゆい!
好 ....
世界で最も美しいのは4度なのだそうだ
黄金比について熱心に研究しているという友人が
居酒屋で生ビールを飲みながら言っていた
モナリザの微笑みを温度で表せという問いに
4度と答えた人が統計の半数 ....
余 熱
そこは
しろい花が咲いていて
緑も若やいで うつくしい
空気は
いつまでも清澄であり
....
自らの寂しいベールを身に纏う
今迄の自分を打ち破ろうと
夏の夜の浜辺を走る
( 遠くに若者達の花火は上がり・・・
ずぼりずぼり
足首{ルビ嵌=はま}る砂浜の
空回りをも ....
そのむこうには
休日がある
わたしたちのための
いったい何を休めばいいのだ
と男が言い
いったい何から開放されるの
と女が言う
お墓の土から生まれた蝉の幼虫が
羽化するの ....
神様お願い
ほつり祈ってから気づく
そんな神など信じていない
と
それは友人の名前を
交差点の真ん中で呼び間違えた時の
呆とした冷や汗
あるいは
言い訳の積み重ねで崩れてゆく
....
部屋のしくみ
部屋の壁に
エレベーターがある
時々音をたてて
上がったり下がったりしてる
今日は僕の階で
ドアが開いた
まだ誰も乗ってなかった
....
今度またこういうことがあったら
言ったほうがいいのかな?
言わないほうがいいのかな?
と訊いたとき
君はとても嫌な表情を浮かべて
だけど即座にはっきりと
全部言って 必ず全部言って
....
いろいろ書こうと思うのだけれど
どうにもうまく繋がらなくて
言葉は千切れた
そこにはもしかしたら
小さな小さな
だんまりの世界なぞがあって
そこではもしかしたら
だーれもしゃべらない ....
あの人は罪を犯した
平和で満ち溢れていた町で
私はなんの前ぶれもなく
大切なものを失ってしまった
拘置所で犯人の顔を見た
まったく見覚えのない人だった
町の人たちも誰一人
あの人を覚 ....
うすい皮膚の上を滑っている
絹でもない、びろうどでもない
貝殻のような爪を口に含み
撓るでもない翻るでもない
針金の孔雀睫を擦りながら
まだ開かない、まだ開かない、
桃のような頬を膨ら ....
でたらいいんです
でたもんがちです
なかにいたまんまだと
やりこまれたまんまです
えいきゅうに
どもまでもどこまでも
まんぞくなんて
できません
まんぞくさせな ....
瞼を閉じないで流した涙に
自由の空を仰ぐ想いを
声にして届けよう
それこそ自由
何処へでも行ける心が
あるのだから
空の蒼を瞳に宿した狐は
俯くことを止め
泪を溜めて夜空を仰 ....
遥か昔「人は弱い時にこそ、強い」と語った
旅人の屈すること無い「精神の柱」について。
ある時彼は頭の良い哲学者に嘲笑され
ある時彼は民衆に石の霰を投げつけられ
( 人々が立ち去 ....
陽炎、それは
記憶のゆがみ
デジャブのような交差点で
わたしが出逢った八月は
語る青い風になり
あなたを連れてきた
視界の輪郭線が溶け、崩れ落ちて
なみだのフィルター越しに
見 ....
080731
とりが鳴くからかーえろ
とりが鳴く
カエルが鳴く
蛙飛び込む水の音
ヒキガエルのことだよと
昨日見たのを思いだし
カラスの勘三 ....
細い金属質の陽射しが
容赦なく肩に、腕に、
きりきりと刺さって
サンダルの真下に濃い影が宿る
忘れかけた思い出は
向日葵の未成熟な種子に包まれ
あの夏
深く青かった空は
年 ....
信じるものが分かる
信じていい人がいる。
マニュアルなんてない
罪に生き罪に生かされる
嘘は決してついてはダメ
私を苦しませないで
私の愛は絶対だから
私の役割を果す。
助け合 ....
アナタハ ダレデスカ
身寄りも帰る場所もなく来る日も河川敷を掘じくる佐久間少年ですか
地球の汚染大気に蝕まれ余命いくばくもないメイツ星人ですか
ふたりきり
河川敷の工場跡で
下水道に住む ....
稲妻が光って轟きが来る
光った時もうその下では絶命してるんだ
じゃあ向こうから聞こえてくるのはいったい何なんだ
死んだ後に聞こえてくる音はどこから
電気の光が織り成す出来あいの世界で
....
愛していますかと言われた
愛していると答えた
そうして育った君を裂いて
貪り尽くす
玉蜀黍
君の身が丸まるだから
死にたくないから
君を殺します
愛しているか ....
シエスタにカヴェルネ
黄色い太陽がフランスの麦に注がれて
グラスの様な膜が破れ赤いワインが流れ出す
水溜りがバリンと弾けてガラス窓が割れて
沈黙するひび割れの壁や、砂利で溢れた道
あーあ ....
眉毛の生えていない女が
生麦をかじりながら移動する
常磐線快速上野行の車内は
ほどよく冷房が効いている
巨大な荷物を抱えた児童らが
南千住駅のホームに茫然と立ち
来るはずのない列車を待った ....
夢を見ていました
それは鉄道の歌
乗客のざわめき
僕はひとりで
渦巻く雑音の中心で
サンドイッチを食べたのです
夢から覚めると
家のベット
約束の時 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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