頭から落ち
身体から落ち
乾きで目覚め
マユで目覚め
周りには沢山いるのに
欲には底がない
誉められたい
人と繋がっていたい
気が付くといつも一人
側には誰もいない
喫茶店にも行けない。
皆女房子供がいる。
コウモリには帰るところ ....
私は今日も朝から晩まで
1人
ボートを漕ぎ続けている
この広い広い湖の果てを目指して
昔はここにも美しい花や
可愛い小鳥達が仲良く暮らしていたんだよ
王国の住人は私一 ....
夕立が来るというから髪を切りに行くのを止めた。
予約の電話もしてないから混んだら時間もかかるだろう。
貴重な休みなのだから出来るだけ有効に使いたいのに。
こうなるともう向かいのスーパーに行くこと ....
本屋へ行った帰り道
公園に入った
ぐるっと公園を囲んだ木が
濃い影を作っていて
意外に温度が低い
真夏の午後二時で
誰もいない
セミがやかましい
水飲み場のあたりは水びたしで
....
雨が
語ることはなかった
無言のまま
つみかさねられたのは
あなたへの愛しみ
一日の重さをうしない
さまよう
魂の喪失を
かさなる花弁が
ささえる。
蒸す夜の リージェントホテルの地下
急な階段を降りると 黒い扉が開く
すっとした冷気と
スモーキーな空間に吸い込まれて
おもわず{ルビ噎=む}せてしまうほどの
カウンターでバーボンコーク ....
デジタルアイスクリーム
溶けだすデジタルアイスクリーム
てんこ盛りデジタルアイスクリーム
月夜が笑う時溢れるデジタルアイスクリーム
ウサギが走る月明かりデジタルアイスク ....
意味さえ知らず
触れては消える
水のなかへ
音のなかへ
一滴一滴
光は変わりつづけている
抄うともなく抄う指先
常に既に異なるふちどり
鉱の音が響い ....
とにかく暑い
気が狂いそうだ
カラっと晴れない東京の気候は
光化学スモッグと二酸化炭素が誰にも縛られず
自由気ままに宙を舞い蓄積される
文明の産物ともいえるクーラーは直射日光の前では歯がたた ....
夏の始まりはいつも目が覚めると
私の視界はぼやけていて、ちょうど海の中で目を開けた時の様に、視界がゆらゆらと揺らめいている
足元は雲の上を歩くようにふわふわと足場が悪い
時折私は雲と ....
私達は炭酸水の泡のように
ぷつぷつとガラス瓶の底から立ち上ってゆく泡のように
生まれてすぐに吸い上げられるように駆け
天辺を転がって弾けてしまう
たまに大きなのがいたり
派手 ....
きらり
たなびく
しろいくも。
とける
そらに。
沢の水
さらさらと
流れゆく
ひやっ と
ふわっ と
つめたさが
舞う
いつかの
茜空。
うろこ雲は
何も語らず
ただ
漂って、いる
徐々に
唐紅を
纏いながら
ただ
漂って、いる
澄んだ夕陽が 麗しく
私の光る爪が
....
昔の詩の中は未知でいっぱい
何ていったって私は戦争なんて凶悪なものを知らない
かといって飢餓や
疫病も知らない
病院行くなり
両親頼るなりすればすむ
満たされた世界か ....
そんな日は
きみが
こわれちゃいそうだから
誰よりも強く
抱いてあげたい。
そこにいて
なんて言わないから
歩き疲れて倒れる前に
きみの手を握って
笑えたら い ....
戦争は楽しいことがなかったのかな
つらいことしかなかったのかな
たくさんの悲しみや たくさんの苦しみや
たくさんの憎しみや たくさんの孤独や 空腹や 不満足が
全てを覆っていた ....
1、引力をコントロールする装置をつくる というか発見する 自分の中から
2、つまりこのように現実が見えているということは 一体自分はどんなものを世界に見たい と思っているのだろうかということを自 ....
喧嘩するほど仲がいいだなんて
そんなこといってたらいけません
喧嘩できるのは気に食わないから
気に食わないのに仲良くなきゃいけないなんて、つらすぎるでしょう?
喧嘩するほど仲 ....
天源神話なのですよ
ソティス、
今また長く閉ざされていた氷が溶けても
溶けても凍り
凍っても溶ける繰り返し
絶え間ない浸食と風化の中でもずっと
岩がだいていてくれる
かつて空から降っ ....
雲 途切れ
一ミリの朝日が
赤くなった頬を刺した
部屋中にすきまなく
想い出が散らばっていては
目を開くこともできない
新しいエナメル
くるまったタオルケット
ちらちら ....
躍り狂う奇跡を 言葉じゃなく
こんな風に 歌いたい
ミシミシと振れる痴癖を
崩れるまで 感じたい
心に綺麗な闇の手を
心に綺麗な淡色を
まわり 君と夢の次の世界へ誓う
その針 ....
あさ
台所に行くと
涼やかな甘い匂いがする
桃の季節だ
ダンボールの中で
熟した実が醗酵している。
触ると
産毛が密かに暖かい
桃を手にした私に
おかあさんが声をかける。
―― ....
蜂の巣が近いらしい
家の裏山の方へ行くと
飛んでいる蜂と ぶつかりそうになり
私も蜂もあわててよける
洗濯棒の近くの花の中で
仕事中の蜂も時折いるけれど
そっと ぱたぱた 洗濯物をかけ ....
夏の正午の星座に潜む一人の男がいる
絶えず時間の絵画を仙人掌の花弁の陰に描いている
太陽の中の空虚に幼い欲望の結晶が成長する
爪の先輝く金色
雲を仰ぐ様なイロハ
教えてしまった君は
「知らない事なんて何も無いわ」
みたいに
横顔 太陽に焦がして
知ったさっき暫らく続く苦悩
似合わないそんな言葉
欲しがって ....
こうえんから
おばけのこえが
きこえました
おばけじゃなくて
ぼくのこえだよ
おばけはいいました
やっぱりおばけだ
みんなは
わらっていいました
そういうみんなも
....
くくくくく
ららららら
どんどんどん
ぱぱぱぱぱぱ
シャッシャン
ギーコギーコ
きらきらきら
あ〜あ〜あ
ぽんぽぽりん
てけてけてけてけ
ふわふわふわ
すたすたすた
....
そこは一面、中指の海です
したり顔で俺が唾を吐くのはそれなりの意味があるんだよ
あんたは俺を見て その中ただ怒鳴りつけた
気に食わないものを 悪だと思うためには
考えることを ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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