景をついばみ
波紋をついばむ
ひとり顔をあげ
空白を呑む
昼の光が重なり
道の片隅で青になる
明るい壁に蜘蛛の巣は消える
音のたびに破れたなびく
水 ....
何を知りたくて
何を見つけたくて
歩き始めたのか
なんて
曖昧な言葉よりも
どうせなら いっそ
君の殻を裂いて
剥き出しの心を
素手で握りたい
連鎖は やがて
互いを知 ....
川の向こうに
黒猫がいる
こちらをじっと見てたのに
いつのまにか
居なくなってる
遊歩道でひろった
小さなノートをひらく
知らないことばかり書かれてある
わたしは石に
名 ....
あなたが海に沈めたノートを
魚のままで取りにゆこう
強い水と光のために
泣いていることがわからなかった夏が閉じ
ノートを手にとるころには
手足があり
波音はなく
....
イリアム州から500万キロメートル
病院の地上6階のベッドの上から
みんなとおなじ
皮肉な笑みをうかべて
みんなとおなじさ
Im just暇さ
画面の中の意味不明な闘いを覗きこむ
最 ....
急ぐ足はコンクリートで固めて 消防車が来るより早く根を下ろす
崩れ落ちて 天を仰ぎ見た 背もたれは腐って 朽ち果てていた
火曜日の夜は 国道の渋滞で行き先を見失った
コンビニ ....
真夏に向日葵を見た
一面に顔を上げる
ゆらゆら揺れて
太陽はギラギラと
僕は眩しくて
ジリジリしてる
向日葵の呼吸を聞いた
僕は息を止めて
ハチと友達に ....
猫は飼い主より偉いのだ
猫は一緒に住んであげているのだ
だから
猫はいつもマイペース
猫の生活をかき乱すと
凄い勢いで
ふーって怒り出す
でもね
人間ってどうな ....
名もない花は
美しく咲いている
名もない人は
ひかり輝いている
暑い夏を冷やしてくれる
自然のクーラー
森を大切にしよう
雨を降らせる
ラジオはなり
時報が聞こえる
「スジ ....
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夏休みにはいつも母の実家に帰って、
おばあちゃんのおとぎ話を聞いた。
従兄弟達と一緒に横になって
おきまりの昔話を聞いた。
遠くに盆踊りの ....
夏交番の
日陰
女は
ゼリーに飛び込む
僕はその人を
お母さん、と呼び
誕生日のような日に
日傘を贈った
死を迎える蝉の叫び
祝福の陽光
葬儀を待つ蟻の群れ
日陰にて見下す人の子の沈黙
幾年も変わらぬ地の上の絵
芸術を乱す根源は明らか
劣の証明
燃える太陽に焼かれた蝉は
燃える太陽 ....
ライムカクテル
帰り道
小銭が余ってる
近所の酒屋へ寄り道
ウィスキーやワインも気になるけど
今はやっぱり
カクテルが一番。
今日選んだのは、ライムカクテル。
切れ ....
ネオン
きれいだけど、時として悲しくなる光
できることならば
このままずっと何も変わらずにいたいのです
できることならば
何もせずに漂っていたいのです
そう
雲のように
空を漂っていたいのです
罵ることもなく
いが ....
たとえるなら君は大根 私が絶望を書いたら
君は不味さを描く様に 青と脳しか視えていない
ラッパを掲げ ラッパを吹き 口ずさむ
少し ありったけ 少し ありったけ では
意地悪な百問を 感 ....
今日は始めてのインターネット
僕は少し舞い上がっていた
期待と不安のなかでパソコンが
回転音とともに起動していく
マウスを上手く操れるだろうか
兄の話では乗り回すのに
時間がかかる生き ....
杭は打たれた
金槌は左手に
握られている
くい込んだもの
突き抜けたもの
貫かれたものと
滲み出ないもの
どれだけつよく
打ちつけたのか
放り投げられたもの
いたく ....
半チャンラーメン大盛りで
いつものように
注文したら
大盛りは百円増しになりますと
今日はじめて聞いた
ずっと大盛り無料だったから
たったの百円が
微妙に高く思えたので
....
01/08/18
昨晩生まれたやぶ蚊3匹
夏枯れの貧しい藪をあとにする
やぶ蚊3匹霧の中
やぶ蚊3匹腹空いた
やぶ蚊3匹血を探し
初めて味わう朝7時
身 ....
ヴァレッジヴィンガードでうつつを抜かす
こまっしゃくれた小玩具
カラフルテポコミスメスシリンダー上下オスシリンダー上下
間に合わない約束がおならのように途切れる
そうしたかったから、したんだ
....
ああ
まるで
はいつくばる 虫
このように卑屈に生きていては
前を見ることすら叶いません
重い体を
ぐぐぐ、伸ばして
足をそろえれば
あとひといき
背筋を伸ば ....
七年もののぱそこんはきゅるきゅると、ハードなハートが音を立てるので眠れない。「どうせ眠らないんだから関係ないね。」ときみならきっと、そう言うのだろう、あの歪んだ口でま ....
雨が降りやまない
世界ってそんなもん
光はたまに射すから美しい
価値に追いかけられて
青い蜘蛛の巣に絡まって
何かの拍子に思い出すこと
忘れた、もうずっと前に
....
いくぜー!
さまよえる民
行方も分からぬまま
ひたすら歩き続ける
いくぞー!
血が燃え
元気になる
さまよえる弾丸
安住の地を目指し
道化師が笑う
語り部が嘲り
ただひた ....
カレラの帰りを待ち侘びていると
折に触れ
かわいいカレを思い出し涙する
深みどりの遊歩道を彷徨っていると
じーーっと 蝉が沸いて 瞬き
静寂に聞き入る痩せた頬をカレラが撫でる
足は地を ....
私は今日も朝から
作ります
顔も知らないアナタの為に
心を込めて作ります
送るアナタと祝われるアナタの笑顔の為に
愛のこもった君へのメッセージを代行します
メッセージプレ ....
出張先で
たまたまFMにしたら
キムタクのラジオ
十年ちかくぶりだった
おもしろかった
月9の舞台ウラの話
あ、そうだ、
そのころの彼女とドライブしながら、
....
今 空を見上げたタイミングが
一緒だったらよかったのに、なんて
ベタなことを考えた自分を嘲笑った
(だってそれだけで僕は今日を生きれる)
胸が苦しいよ
君に会いたいよ
そこにはほんの少 ....
生かされてるって
生きたいからうまれたのに
何のために
すべて自分のために
ほんとうは
この世の体制なんて
どうでもいいんだ
誰かが
右ならえしてきた世の中なんて
わたしはキ ....
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