雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音

それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる

まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
陽のあたらない

暗い道を

ポツン ポツンと

とぼとぼと

ただ一人で

歩いて行った ――。

やがて むこうから 青い快晴のもとに

真っ黄色の向 ....
どこもかしこも黄色い
広さもわからない
究極に狭いのか
それとも無限に広いのか

ここはどこだろうと隣に座っている人に聞いてみる
問い掛けた後で気付いたが、
その人はただ座っているだけで ....
どんよりとした くもり空

晴れてるのに、霧が濃くて、暗い

今の私にぴったりの空
なんだい、俺が今まで一度だってペシミストでなかったことがあったとでもいうのか君は。
たださっさと楽に死にたいだけだと言えば君は満足するのかね、なあオイ。 違うだろう。




 ....
アブラナ科の呪文はアブラカダブラ
彼ら素晴らしく汎世界種なのです

たとえば菜の花が売られているのが
異国の八百屋でも花屋でもいいし
たとえば暮鳥や蕪村よろしく
世界中で夕暮れに「いちめん ....
先生私変でないですか?
先生私変ったのです。
先生指導してください。
先生教えてください。

親に感謝します。
親を尊敬します。
親の約束守ります。
親を悩まします。

私はヤンチ ....
あのさ
君にはずっと黙っていたんだけど
実はね
僕は土星人と暮らしているんだ
あっ
いつものつまらないジョークなんかじゃないよ
それと
僕はたぶん正気だから心配しないで
えっ
ヒ ....
とんぼの様にぐるりと回る目ん球で
時計の針のような時間をぐるぐると眺めた
少しずつずれはじめた周りと僕はしかし
真っ直ぐな重力で決して切り離される事無く
ただ回り続けた
ただ回り続けそうして ....
陽炎燃える

ユニフォームにはシミができ

汗にまみれながら白球をおいかける

楽しいから

負けられないから

どこまでも上に行きたいから

色々な思惑が行き交うダイヤモンド ....
瞳を覗き込んで
悪戯に誘いをかけてみようか

優しい風に乗せて
悪戯に愛を囁いてみようか

こころを曇らせて
悪戯に雨を降らせてみようか

今夜の三日月ぐらい薄っぺらなこころで

 ....
 色彩アラベスク

黒い空 黄色いライト
オレンジの腕 汗は光る
コンパスはあちこちと動き
ベイジュと紫
赤の縁どり

白い球はくるくると舞い
無花果の実は赤し
オレンジの足は地を ....
その飛翔を
だれかの鞄に詰め込んで
機械的な作業で
きみは缶になる
 
密封空間に
足首を垂らせば
秘密の合言葉が
世界中から聞こえてくる
 
 
透明な羽をなんども
一瞬をし ....
恋の引力


毎日太陽が上る様に
そこに存在しているのがあたりまえの存在に
甘えてた

どんな大切な存在か
僕の横にいるのがあたりまえなのに
考える事さえ
ナンセンス
 ....
 人が欲しかった未来的な機能
 過去へのタイムスリップを可能にしたのは
 彼らだろう

 半永久的に維持され
 薄れゆく記憶にも臆さず
 少年の笑顔が少年であり続けられる場所は
 も ....
 なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う

 わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
 ....
自分で思い出すより

誰かに話しながら思い出したほうが

色鮮やかに甦る

あの涙を

いま、この手で拭えるように


僕らは大人になってゆく

俺にもこんな時間があったのか ....
あのね、本当はね、「いってらっしゃい」って送り出すの嫌なんだよ?

アナタがいない間淋しいんだもの。
アナタがいなくなったら反動が酷いんだ。
楽しかったら楽しかった分、嬉しかったら嬉しかった分 ....
室内灯の明りを落とし
明日の為にと目を閉じて
今週は何を片付けようかと
算段を繰り返している

かつては夢を見ない夜が嫌いだった
意識が途切れてから数秒後には
当たり前の朝を迎えていたか ....
             080811




4次元のポケットに石を詰めて
軽く振ってみる

4次元ポケットに石を詰めて軽く振っていたら
猫型のロボットが目を覚まし
頭の構造を簡 ....
鎖骨の
においが
こぼれ落ちたら、

さかなのゆめに朝がくる



ことば未満の愛を交わして、
ゆっくりとたしかめる
てあしの記憶

水の
においの
シーツを背中に
 ....
  言うなよ。
  コンビニがどうとか、
  前提がどうしたとか。
  言うなよ、もう。
  そういうの良いねって、
  なんかオトナだねって。
  言うなよ。
  捨てるように ....
県道に戻ると
職員が猿を駆除していた


何ですか
このアンテナみたいなの


んとね
畑が荒らされてさ
人にきこえねえ音出して
猿をいやがらせてんだ


そうですか
ど ....
色んな事があった
色んな事が起きた
そして泣きたくなった
そして私は赤子の様に喚き散らした

あぁ
私の体の中に流れる血が
あなたから引き継がれる血が

嫌だ嫌だ嫌だ

私に ....
           01/10/03


焼け野が原に朝が来た
痩せた影が原稿を書いている
おいらは食うものがないから
水たまりに写った雲を見ながら
焼け残った太陽の欠片を拾う

 ....
茶屋に入って
煎茶をすすりながら
巨大な水圧

あぁ
とため息をつくと
どどどどと落ちていく

やあばんつぁん
どっからきたの
山形か。近いね
 ときの
 残り火を
 消すように

 ゆっくり
 無言は敷き詰められます



夜の鏡を
おそれた時代が
あったはずですね、

なにも語らない目も
十分に言葉であ ....
 
たくさんの
言葉があるのに
ひとつしかない
辞書

いつも
同じ言葉を繰り返しては
おなじ辞書で
たしかめていた

今日も
あたらしい
言葉が生まれた

辞書を引くた ....
 
ライオンは
もう流行らないので
亀がリーダーになった

亀は亀なりに
がんばってるけれども
亀以外の動物は
待ちくたびれていつも
居眠りばかりしてた

ライオンの背中に
甲 ....
粒を
クリックすると、水滴

水滴を
クリックすると、水溜り

水溜りを
クリックすると、海

海を
クリックすると、海にいた魚

魚を
クリックすると、鱗

鱗を
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ゼリービーンズ渡 ひろこ21*08/8/11 20:35
旅の途中長谷川智子7*08/8/11 20:35
黄色い檻アオイリョー...208/8/11 20:29
中途半端な空長谷川智子1*08/8/11 20:21
ガラスは俺によって割られたんだ。榊 慧3+08/8/11 19:56
大根は一茎でも花束海里108/8/11 19:48
先生!ペポパンプ3*08/8/11 19:15
告白nonya6*08/8/11 18:55
それが生きると言う事の。プル式4*08/8/11 18:42
プレイボール夏テルテル坊主008/8/11 17:59
薄っぺらい三日月の端皆月 零胤6*08/8/11 17:17
色彩アラベスク生田 稔9*08/8/11 12:33
ゆるこ308/8/11 11:44
恋の引力夢乃 綴喜308/8/11 11:34
アルバムと写真doon208/8/11 8:25
なつの朝唐草フウ16*08/8/11 6:17
あの日の思い出短角牛508/8/11 2:44
大切な人。依玖侘 なつ...108/8/11 2:40
夢を見ないで眠りたい松本 卓也408/8/11 0:49
演算ロボットあおば3*08/8/11 0:46
プロミネンス[group]千波 一也24*08/8/11 0:35
マタニティ草野春心108/8/11 0:20
構造9+*08/8/11 0:19
引き継がれるもの蜜柑4*08/8/11 0:13
焼け野が原あおば2+*08/8/11 0:12
秋保大滝構造208/8/10 23:56
夜露千波 一也5*08/8/10 23:34
辞書と言葉小川 葉108/8/10 23:29
生態系のしくみ008/8/10 23:08
(←写真クリックで拡大)RT408/8/10 23:08

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