解けてゆく心の模様が 肉片が
痛々しく千切れあって欲求不満の困惑で
さもしくワインを啜りながら 人が来るのを待っている
憶えている?
返したその言葉に 染み付いた私
助けて貰うの
輝き ....
人間すなおじゃないとね
と
あのひとは言った
あなただって…
と
言い返そうとして
こ
としはまだ蝉の鳴き声を聞いていないことに気付いた
あのガード下へ行けば
聞く
....
A:し 死にたい (い)
B:一度しか会ってないのにこの胸のときめきはなぜ? (ぜ)
A:絶望というの名の坂を転げ落ちているんだ (だ)
B:だから僕は何時だって希望に満ちて 君 ....
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし
なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でもないのに
傘を
頭に
かぶっている
畑の作物を
荒らされないように
誰か ....
ここは
誰も
いない森
人間は
入れない森
人間に
荒らされたくない
静かな森なの
ここには
何年
生きても
大人に
ならない人がいる
そう
ここは
楽園なの ....
悲しい時
少し
休んで
空を見てた
そしたら
自然と
悲しみから
すっと
解放できた
悲しい時
死にそうなとき
つらい時
空を見てごらん
勇気がわいてくるから
....
気に入られようとしたら
とんでもなく真っ平らなものに
成っていく
呟くことといったら
軽はずみな提案ばかり
もっと知ってほしいなんて
言えない
猫のステップできみに近づいては
去っ ....
地球を横断中のどこからどう見ても萎みきった男性がスペースシャトルと衝突し死亡
そんな夢。
採取した指紋が
すべて蝶になって
飛んでいった
鑑識係の実家では
今日も一日中
雨が降ってた
妊婦がひとり
味見をしている
長い休みの
か細い台所で
かさついた
ふるい
手紙を
燃やして、
灰は
深い色をした
....
静止したかのような闇が
赤く燃え立つ
一閃の煌きを感じる
幻想に思いをくぐらせ
今日と言う未来を始める
時計の針が刻み始める
闇を焼き尽くし
皆に光を与える
....
あの日見れなかった
花火
音さえ聞こえなかった
時間
もうどうすることもできない
距離
必ず思い出します
必ず涙がでます
未だに
未だに
毎日笑顔でいます
時々
....
何しに来た?
って
ぶっきらぼうに
訊かれて
機械みたいに
サイトシーイング
って応える
観光と書いて
サイトシーイング
笑える
遠い遠いところから
光を観にきま ....
炎天のフロント9を歩く
バック9を回りきれるのか
ちょっと不安になってしまう
やるしかないんだ、と言い聞かせる
生暖かい芝の匂いのなかにいる
ここは蝉、雲いがいとても静か ....
はらはらと舞い落ちる葉っぱを
毎日毎日所在無さげにつかもうとする
大体は
見過ごすのだけれども
始まってもいない
のに
終わりを見てしまうのは
何故
コンタクトレンズを
眼球に沿わせて
違和感のない時間が
つづいています
味方の夏がよく見える
快音の空の
むこうは見えないけれども
短調の音楽ばかり聞いているボーイ
蝶々の服ばかり着ているガール
二人はすれ違って
互い視界にも入らない。
たから、
爆弾を仕掛けて諸共吹き飛ばしてしまった。
人を受け入 ....
朝の満員電車でみんな必死に我慢している
思い出し笑いを我慢している 俺はそう信じたい
つらいのは俺一人じゃないと
みんな変な奴だと思われたくない
みんな危ない奴だと思われたくない きっとそうな ....
本日私は決心いたしました。
2008年8月11日。まもなく12日を迎えようとしております。
私は決心いたしました。
いまから、すばらしき秋を迎えるための準備を開始いたします。
....
地面に疼いただろう
悲しくはなかったか
声は苦しんだだろう
胸は裂けたか
息継ぐ暇もなく 綺麗に溶けゆく
ママに逢いたいだろう
傷は増えたか
美しくなかったろう
じぶんのものす ....
少し焼けた肌と
サンダルの跡
朝焼けのなかの接吻と
切ない思い出
手術の日から
三回目の
誕生日を
祝おう。
ぼくの
誕生日プレゼントのひとつは
きみの
じゆうが
羽ばたける
新築の家
おめでとう
みち
一時間の
外出許可を取り ....
あの弁当の中からたくさんの手が食料を求めていた。
僕は肥後刀をとりだして、これを切りおとして、弁当にして食べた。
とてもゆかいになってマンガの主人公みたいに
足を何本にもふやして走り出した!
....
探してる探してる
特に見当たらない気持ち
自前の希望は役立たず
持ち前の優しさも五里霧中
はがゆさの塊は投げるたび
弧を描いて僕に向かって
探してる探してる
特に気に入らない気持 ....
生きている物はいつかは
いなくなってしまう
どんなに大切でも
どんなに愛していても
どんなに憎んでいても
どんなに生きていてほしいと
どんなに消えてほしいと
....
今日も妻と
市場でリンゴが安かったのよ
という妻の言葉を
忘れえない
揺れる電車でそっと
僕につかまってた妻
一緒にいつもいつも
続けた伝道ボランティア
今日も妻の三枚目の ....
スキの逆はキスなんだよねぇ
好きの逆は嫌いなのに
おかしいよねぇ
あたしたち、キスばっかりしてて
おかしいよねぇ
飛び出してしまいたい
絶望の淵
暗い部屋
僕の部屋
声が聞きたい
幸せの音
光の彼方
最果てのロバ
雷鳴が聞こえる
僕の心は
この程 ....
やがて
海へ漕ぎ出すのだ
背後の松林を
寂寥が吹き抜ける
空疎な日をうめるように
浜木綿が群れて咲く
その眺めだけは
今が
夏だということを
信じてもいいのだ
日が落ち ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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