080816
アウストラロピテクスが
ぽかんと空を見ていたら
ハイエナに飛びかかられて
喉頸を引き裂かれ
哀れ絶滅したという
見てきたような嘘を書 ....
私は調子にのってた。
私は調子にのってた。
満足してた。
充実してた。
満足してた。
充実してた。
昔の話なのでした。
反省。
ソレはない。
だからソレがダメ。
私は調子落とした。 ....
マジにミラクルがもうすぐそこをとおるのがわかる
おれたちは
どこに浮かび上がり、
どこに染み込んでいくんだろう
真昼のみずあび
世界で一番きれいな
ひかりのうでが砂をい ....
曖昧と
矛盾が口に残って
痺れてる
それが嫌で
自由のガムをポッケから
ゴソゴソ取り出し
口に放り込む
神様は生きるって
紙芝居をやっている
....
石をもらった
偏平な石だ
大切にしなさいと言われ
私は闇にある箱の中へ
しまっておいた
自分でも指の感覚でしか
わからないその箱は
誰もたどり着けない
闇に眠る宝箱だった
石 ....
見上げた空の星は近いようで 遠くて
手を伸ばせば掴めそうで でも掴めなくて
何度も手を伸ばしても 掴めないのに
伸ばしてしまう
「もし」 「いつか」
あきらめられない夢のように
そこ ....
キツツキがキツツいている
キツツかれた木は
最初だけ驚いて
すぐに
キツツかれることに
慣れてゆく
キツツキは無自覚に
キツツいて
気が済んで飛び去った
早く
時計が進まないかなぁ
しんどいね
平常な日常
ねじを回す役目は私
私のねじは
誰が回しているのかしら
それは
自分自身だと
知ってはいるが
どうしてこ ....
考えてみればどういうやつか
まるでまったくわからない
なんのつもりか
どういう面か
真面目なんだかワルなのか
テーマソングがいいだけの
理解不能な水兵よ
そんな男に逆上せてる ....
土壁に
埋もれかけたものの目を見る
目はひとつ
緑に笑む
魂を摑まれている
銀の髪を見ている
無を動くたび
どこからか声がする
蜘蛛の巣の風
....
{引用=そこは桜の森のちょうどまんなかのあたりでした。四方の涯は花にかくれて奥が見えませんでした。日ごろのような怖れや不安は消えていました。花の涯から吹きよせる冷たい風もありません。ただひっそりと、そ ....
インドの人は、眠る前に必ず牛乳を飲むんです
と、先生は言って笑った
まあ、日本人の場合は
摂りすぎると下痢してしまうんですけれど
これは体質的な問題で
別れ際
先生は、右手をひらげ ....
宝石
ではないものばかり
身につけて
宝石になる
女たちに
贈ったものたちは
埋もれた
地層から発見された
女だてらに
それは
光を失わない
夜空の星の数だけ
駆け ....
ちっちゃなころに大切だったものが
いまになってちっぽけに思えてしまったら
きっとそれ以上に大切なものなんて見つけられない
おもちゃ箱をひっくりかえして
いろんな色のガラスのかけらを ....
ゆるくあさい呼吸から
ぬけだしたさかなに
わずかに欠けた飴玉をあげる
力強いあまあしにさえずりを
やめなかった鳥のように
目をはらして泣いた
初恋はわかりきるのに
だれかの目ばかり気 ....
あなたはいつもより優しい目で
私を透かして見つめる
お互いの記憶に
後悔なんてない
暗闇でわたしにそっとささやく優しさと
ひたむきで不器用な生き方も
あなたを象るすべ ....
ドクンドクンと
音がして
ゆらゆら この身を
光らす羊水
私の中の躍動は
彼女の鼓動と
重なる夢を見続ける
広大な青空は
昔、海だったことを
思い出し ....
私に何も聞いてこないのに井上くん私のこと一人で好きになったり諦めてきたりまた見つめてきたりするの。
そういうところが子供っぽいから、井上くんとはもう話したくない。
ねえ由香先生、私最初は井上くん ....
こめかみを指で引くまではインターネットをして、アイドルが犯されている動画を見ていた。薬漬けで捕まっていないこの悦はまだIT社長の顔も持つ。用意していた善い仲間は何人いるか廻らしたら今朝の朝のあの手錠は ....
真っ青なネコが動物園から逃げ出した。
翌日、ゴシップ紙は我先にと騒ぎ出した。
右の人差し指と左の薬指を擦り合わせると、奈良の山奥にいるその青いネコが「みゃあ」と鳴くのが聞こえた。
その声だ ....
朦朧とした
意識の中
現れる
手。
それは
こちらを
招んでいるのか
あるいは
退けているのか
判りかねる
動きをしていた
《どっちだろう?》
ふい ....
一つの時代が終わり、新しい世界が始まった
その境目を生きた人々は、その境目に届かなかった人々を祈り、新しい時代を生きる人々は、今を感謝する。
地上に根付く新しい息吹き
今、君を祝おう
手のひらをかざすと、
ひとつぶが生まれたてのように私になついた。
つめたいだけのものなど生まれてはこない。
葉からしずくが落ちては、
たくさんのひとつぶが足もとをぬらした。
....
それは食べられますか?
じゃりじゃりしてませんか?
気を失いませんか?
それは美味しいですか?
そこには信頼がないと
食べられません。
そこには愛が込められて
います。
特別な ....
080815
着地点が近すぎる
踏切の足がとまどう
利き足が不満を述べると
利き手がなだめ役に回る
踏み切り板がサボタージュする
砂場の砂は少しだ ....
命と
命ではないものが
同じ重さで
釣り合ってる
木陰で呼吸しながら
人はもっと
賢く生きていけた
午後、砂利道は続く
消しゴムでは
届かないところへと
打ちどころが悪いと
ひびが入ってしまうものでしょう?
ガラスでなくとも
うまく打てさえすれば
いい音で響いたりもする
それが花びらのようなものであっても
問題は
打ちどころ
....
夏空の青色は完璧な色をしているが
綿菓子になり損なったみたいな
散らばりかけた残念な雲が広がって
夏の始まりからその陰に隠れていた
終わりがそっと顔を覗かせている
木蔭には脱皮に失敗 ....
友だちの
りんご畑から
りんごを盗んでしまった
十数年後
街でばったり
友だちに会った
一緒にお酒を飲んだ
ふところには
あの日のりんごが
ひとつあった
りんごは ....
いつも手を伸ばすとそこにいた
ずっと続くと思っていた他愛無い日々が愛おしい
くだらないこともどうしようもなく笑えて
時に息がとまるくらいお腹抱えて転げ笑ってた
おにいちゃんのようで友達 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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