硝子張りの角の席で
ふたつ前の席の男の人の
袖にとまった蝿だけを見詰めている私は
硝子の向こうへ降り続く雨に
「  」、
溶けていきそうです

東京の薄暗い雑踏は
不意に割れ目から流れ ....
東京の街路樹では

幾種類ものセミが鳴いていた

夏の時が豊か、だった


品川プリンスの坂をあがる

湿ったアスファルトの匂い

木々のひんやりとした匂い

いまからきみに ....
二本目のにんじん
細かくくだいてりにゅうしょく
やわらかさとはなんなのですか?
おじいちゃん
せんいをうしなっても
あむことが
もぐもぐ
土を進む

ニュースペーパーは諦めを切り離し ....
わたしは生きて、息をしているだけだ

わたしの周りはガラスの破片でいっぱいだ、水浸しだ

真実というコップは落ちてくる

これだと強く掴んでしまえば割れてしまうし、
少しでも遅いと床に落 ....
 私は知っている

 優しさの裏には

 裏切りがあることを


 如来の微笑みでもって

 女は人を騙すのだ


 この世に本当の

 善の魂など

 ありはしな ....
 最近ドキドキすることってある?

 あの頃の私はトキめいていたのに

 いつの間にか

 忘れてしまった

 そんな気持ち


 あなたを見ていると

 そんな私が悲し ....
 決して目立たず

 ただひっそりと

 咲いている小さな花


 小さい  小さい存在だから

 あまり気付いてもらえない


 だけど私は知っている

 貴女が本当 ....
赤い冷線
深みにはまることなく
生きている
点滅する

青い落ち着き
安心して
海の色
波打つ波形

緑色の安全
人の癒しになりたい
待てる人になりたい
雄弁よりも沈黙を守り ....
せ、み、ま、る

せみまる

SE・MI・MA・RU

SEMIMARU

{引用=
SEMIMARU SEMIMARU 悪魔の化身 SE・MI・MA・RU

SEMIMARU  ....
とてつもなく素晴らしい君と
並んで歩く自分が

釣り合うことの出来ない
とても無価値な
存在のようで



けど

君は言うんだね

信じてる者にとったら
ただのガラスの欠 ....
遠く遥かな
おぼろ月
春の夜半なら
届くのか


一人で歩く
かえり道
ついてくるのは
おまえだけ
夜とおんなじ色の猫


うすぼんやりと
おぼろ月
猫とおんなじ
色の ....
何年も何年も
月日がたっても
愛だけは
かわらないと
信じていたい
入園して夢の国に来た
金払って夢の国に来た
千葉に夢の国があった



東京ディズニーランドへようこそ。
臆病な僕は、夢の国の愉快な仲間達から逃げてしまう。

彼らは
おどけた仕草 ....
お気に入りの帽子をかぶって
雨傘をくるりと回して
鼻歌まじりにこっそりおどる
そう今日は雨だもの
いつもより少し早起きをして
いつもと逆さまのバスに乗って

右足に水が入ってきたけど
 ....
カラカラの洗濯物
風の匂いを吸い込んで
ロサンゼルスまで放り投げた雲も
そろそろ戻ってくるだろう

最後の夏が終わるけど
また会えるよね

君と君と
かき集めた砂場のすなを
そっと ....
ざらついた
明るさのない
明るい日
写真に
死者に
塗る色もない
そのままの日


岩と涙
価値あるものから伝わらぬ価値
あなたの漂着
あなたの波間
蟻と ....
夕焼け音のたゆたう波が  静かな夜を寄せてはかえす バター色が並んでた

垂れ下がったぼんぼりの

次また十歩 遠ざかる

逃がさぬように目で追った

こおろぎの鳴く林道に

仄かに燈るわたあめを

父の背に揺られ啄ばんだ

 ....
茨の針金に囲まれた 
四角い土地に独り立つ、
蒼白の人。 
棒切れの直立で、丸い口を開けて仰ぐ 


  空の浮雲 


{ルビ人気=ひとけ}無い村の入口で番をする
飢えた牛の、細 ....
ざ。ざざざ。


桃のようにするりと剥けてしまった私の肌を
産毛のように時々ふわりとくすぐるあなたの目が指で
ぶるん、となぞるように見ている。

チクリ、と刺されたように耳たぶが、じん ....
古きを懐かしみ
新しきを刷り込まれる
現実の延長線上に
レトロな未来はnaive

アトムは漫画の中で
人間らしくnarcissism
ドラえもんはTVの中で
声変わりをsymphon ....
目をつぶって

皮一枚で作られたなんだか白い黒に

あの人がいる

そうじゃなきゃあ

僕は悲しくて暗闇なんかにいけない

悲しくて 悲しくて



みんな、そうなのかな。
人間が滅びることがせかいへいわになるとおもいます
そう、ゆとり教育を受けた大学生が声高に主張する
滅びる、の意味は
きっと、辞書をひくところから始まる

愛がせかいへいわにつながると思います ....
互いにブレーキかけた思い
重なり合うはずがない


幸せにとどくよに
あなたを思い月に願うよ


あなたのことが好きでした


あなたの背中に手を振りながら
仕舞った思いをさよ ....
待ち侘びて

胸に入り切らぬもの

恋しくて

枕もとで眠る人

やすらかに渦巻いて

裸足の夏 思い出し

しなやかな 君の記憶たどる


たとえ明日の明日が十年前の ....
  棒立ち……
  テーブルの上に
  置かれた果物



  僕たち……
  向き合って
  世界を分担して



  静物画のように
  生きることはできない
 ....
轢かれた雀の産毛がはためく


霧吹きの少女は無闇に湿度を上昇させる


醤油を加えて煮詰めたような大気に
圧迫され
息を吐く 二度



「電車が通るので注意してください。 ....
鏡で色を盗むと
空は気圏のように薄らいでいく
ひかりだけで染められたセロファン
退色した虹がいろどる夜
沈黙ではない静かな
月光の耳鳴り

声は聞こえるものだろうか
それとも伝えるもの ....
僕らは辿り着きたい場所に
巡り会ってしまって
魅了されてしまった

海図を手に入れる間もなく
気が付けば大海原
銅鑼の音も紙テープも汽笛さえなく

もちろん羅針盤もないから
ただ信じ ....
夜の静けさの奥に寂寞の哄笑が

暗闇に満ちる無限へのエナジーが

つきぬけてゆく星空に

酷薄のヴェールをかけ

どこまでも昇ってゆく




地に縛られた僕だけは

虚 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
そと因子3*08/8/25 18:36
東京の街路樹吉岡ペペロ508/8/25 18:25
バックグラウンドさわ田マヨネ408/8/25 18:04
くやしい猫のひたい撫...308/8/25 17:36
優しさの裏星月冬灯108/8/25 16:40
夢に向かって108/8/25 16:39
すみれのうた108/8/25 16:38
発光する思いペポパンプ7*08/8/25 16:15
蝉丸ロック北大路京介13*08/8/25 15:43
比喩愛心2*08/8/25 13:02
朧月夜亜樹308/8/25 12:33
愛だけは流浪人008/8/25 12:25
東京ディズニーランドへようこそ青木龍一郎10+08/8/25 11:14
だって今日は雨だものプル式3*08/8/25 10:22
最後の夏アズアミ508/8/25 10:11
二重星季節 新章木立 悟2*08/8/25 9:05
夕焼けの音は海の音リーフレイン108/8/25 7:51
宵宮相馬四弦2*08/8/25 7:29
他国の出来事 服部 剛408/8/25 1:24
ホワイト ノイズエチカ1*08/8/25 1:09
レトロつみ木屋 亞万1*08/8/25 0:59
黙祷短角牛108/8/25 0:56
せかいへいわアオイリョー...508/8/25 0:50
きっとあなたに幸せを夕焼け空5*08/8/25 0:37
夜の帳に短角牛008/8/25 0:04
静物画のように草野春心008/8/25 0:04
見たもの今日KETIPA308/8/24 23:40
ろうそくのためのたりぽん(大...808/8/24 23:33
夢中の航海kauzak3*08/8/24 23:13
「晩夏の夜」広川 孝治008/8/24 22:47

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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