夏の雲の合間に
今年一番の秋の空がみえる 高く

砂浜で拾った
貝のイヤリングを外し
私は空へ放った

両耳のとても小さな白い跡がルルと鳴って

いつか 私の熊さんが
ひかりの果て ....
遠くの森で蜩が鳴いている
遠い遠いどこかの森で

穂を啄ばみに来る雀の群れを追い払う
生きるためにはしなければならない、どちらもそうしなければならい

秋の足音が聞こえてきた
私の後ろか ....
ウィロー、ウィロー
柳の下には何がいる?
パンクな歌手がやってきて
滑舌練習はじめたもんだ

滑舌ひらひら絶好調
東する水の果てしなく
フレージングとアーティキュレーション
ゆれるゆれ ....
あしたのあさごはん
たまごやき

きいろいもののよこには
みどりいろ

やさいをたべましょうと
かていかのぽすたーがいう

あかいとまともつけるといいな

わるいゆめをみたあとは ....
A.外側

私を包む皮フ、下着を履く、服を着る。外に出る、隙間なくエア、広がる空、その先に宇宙。わかる、私、宇宙高志とか言うお兄さんの皮下、潤う単細胞のひとつ。

B.内側

皮フを捲れば ....
「陽子、青いものー」

起立したまま微動だにしない私の横を、先生の質問はスルーと窓から外、遥か校舎の上空へ。まだわからない。分散しやすい意識をひとつ捕まえてはひとつ逃す、わざと。鳥かごのようなもの ....
理想は鳥
極彩色の花
落ちない泥
声とはモザイクかかった顔のようなもので
空腹という覚醒がすでに
降り始めた雨の色で
襲いかかる憎しみ
終わったリバー
覗き込むブルーのハートで
第三 ....
生きているのが辛い
でも死ぬのは怖い
君を、想えなくなってしまう

わたしがどれだけ泣き叫んだところで
世界は何一つ変わらない
世界は変わってくれない
そんなことを考えることさえ
意味 ....
階段で 踏みつぶされた こがねむし
みどりの羽は薄汚れ 

汚らしい

階段で 踏みつぶされた 僕の心
瑞々しかった気持ちは濁ってしまい

汚らしい

階段で 踏みつぶされた 君の ....
病院で診てもらったら
うどんこ病にかかっていました
お医者さんは
専門じゃないので、と言って
生花店の名刺をくれました



お店のひとは
ぬれた脱脂綿で
手のひらを優しくぬぐって ....
夏のテーブルは渚
水のように陽だまりがゆれる
私の貝殻はここにあります
波間にさすらった熱い砂は
もうゆるくほどけて


あなたの胸に頬を寄せると
潮騒が聞こえます
時折 やさしく
 ....
今夜も蜜のような月が出た
夜を飛ぶにはふさわしい月夜だ

さあ窓を開けて
翼なんかいらない
飛ぼうと思う気持ちさえあれば
どこへだって飛んで行ける

蒼い闇に溶けて行く
この高揚とし ....
頭の中で
小振りなモーター音と鐘が鳴って
時計の秒針が微かに唇をなぞったから
遊ぶのはやめにして
適当ではあるけど
生きはじめてみた
いつか絶対に
砂場に忘れた
スコップとバケツを取り ....
汚れちまったあぶらみに 今日もコショウをふりかける
汚れちまったあぶらみに 今日も肉さえ食べすぎる

汚れちまったあぶらみは たとえば今夜は揚げ衣
汚れちまったあぶらみは コショウのかかって縮 ....
                    080827


未来少年コナンを呼んだ
コナン! コナぁン! コナぁーーン!!
コナンは来ない!
来ない気だ!!
腹が立つが
2008年の夏も ....
未来がまだ懐かしかった頃
人々はそれぞれの
大切なアルバムに
過去や現在や悩みなどと一緒に
未来を貼りつけていた
わたしたちには
過去や現在や悩みや
未来がこなくなっていたから
それら ....
  言えるなら
  泣けるなら
  笑えるなら
  黙るなら
  やれ。



  言えるなら
  動くなら
  うずくまるなら
  生きるなら
  やれ。


 ....
トドカナイ

トドイテ 
    ホシイ

コノカナシミガ
ハネカエッテ
モドッテクル

ソノマエニ
僕の声
叫びすぎて
こんなんになっちゃったけど
ちゃんと
君の
大切なとこに
届いてますか?
自分の幸せさしおいて
人の幸せ願えるほど
僕は強くなくて
でも
君だけは
僕が
幸せにしてやりたいと
心から願う
 実の母なのに

 「おかあさん」と呼べず

 腹の底から憎み

 その存在自体を

 抹消してきました


 現在(いま)、独りになって

 孤独の中に立ち

 私 ....
 桜の木の下には何が埋まっている?

 女の死体?

 いや違う

 あんなかわいらしい桜の木の下には

 女の死体なぞあるものか

 何もあるものか

 仄かな薄ピンクの ....
 苦しい時  辛い時  もやもやした時

 大きな声で笑え

 声高らかに大きく笑え


 笑ったとて何も変わりはしない

 しかし大声で笑うのだ

 大人たちに笑われても
 ....
街は雨

夏の終わり

もうすっかり
まだ8月だというのに

肌寒くなって

僕は部屋からぼんやりと
外を眺めている

祈りも
叫びも

雨雲に
吸い込まれて

今日は夢を見ることさえも
忘れてしまい ....
例えばこの淡いマニキュアが私の指に馴染むように
あなたの指は私の体に溶け込んでいたし
ニュースキャスターの声が耳障りでないように
私の声は心地よさを訴えていたはずで

ただ気が付いてみれば
 ....
尾が溶けて天を足したカーバンクルはぐぬぐぬと丸まりました。水面をクッションにして、ヒカリ達を底へと散らばせました。同じ月を観る宇宙人の故郷は地球だといいます。そうか、私もだ、とカーバンクルは嬉しくて頷 .... 曇った二時過ぎの桁下二・五メートルと、ダックスフントを探してる電柱の辺りで思い切り転んで、夏になる前、厚着をしてるホームレスから目を反らしてふくらはぎを撫でた。傘、忘れてる。高架下を薄く照らした携帯電 .... かなしみをうすめれば
じんせいまでうすくなる
誰かが笑った顔に
誰かが笑った分だけ涙する

それは素晴しいことだし
それはとても悲しいこと
急な坂道を
老婆がひとり
のぼってゆく
過去からの滑り台を
逆にのぼっていく
小高い丘の先は見えない
赤いものに追いこされても
老婆はいつまでも歩いてゆく
後ろ姿しか見えないので
ど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
彼方へましろ1*08/8/27 20:39
稲穂の実る頃白昼夢1*08/8/27 20:10
willow、若緑、初々しい外郎売り海里108/8/27 20:09
とまとミゼット2*08/8/27 19:54
ユルグネとミダグネN哉308/8/27 18:39
ミズタマイザー408/8/27 18:38
カイトモリマサ公808/8/27 18:20
あたたかい手ゆず2*08/8/27 16:56
【こがねむし(は 金持ちだ)】つむじまがり008/8/27 15:19
うどんこ病佐野権太32*08/8/27 14:27
さよならの砂石瀬琳々10*08/8/27 13:55
夜間飛行[group]未有花16*08/8/27 13:40
内側から微かに秋也1*08/8/27 13:02
汚れちまったあぶらみにP.B.208/8/27 12:54
未来がまだ懐かしかった頃あおば10*08/8/27 12:08
小原あき12*08/8/27 11:33
言えるなら草野春心008/8/27 10:20
落胆流浪人008/8/27 9:26
僕の声008/8/27 9:25
君だけは・・・108/8/27 9:23
色も無い星月冬灯308/8/27 9:16
薔薇の花の下008/8/27 9:14
笑え!008/8/27 9:13
夏の終わりヒロシ008/8/27 8:23
孤独から智哉108/8/27 8:00
秘蜜詩集ただよう108/8/27 7:19
色鮮やかなパンジー008/8/27 7:17
_夢頭制作委員...008/8/27 2:04
オリンピック小太郎108/8/27 0:48
急な坂tomtom...508/8/27 0:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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