指しゃぶりのなおらないプレーリードッグ。
プレーリードッグ。
ひびきが好きだ。サバンナへ行こう。
サバンナ プレーリードッグ。
憂鬱になったらダメというわけでもない。
滑舌悪くたって ....
今年初めての赤トンボを、電線に見つけました。
秋になると、いつの間にか現れる赤トンボは、
どこから来て、どこへ行くのでしょうか。
きっと、調べた人がいると思います。
昆虫が好きで好きで好きな人 ....
井戸の中を覗いてごらん
おまえには何が見えるかい
今までの驕りの罪
人を騙した罪
父母を敬わなかった罪
さあ
覗いてごらん
おそら ....
生き 生き 生きて
嬉しさを感じる人は
良い人
生き 生き 生きて
感謝する人は
善い人
生き 生き 生きて
懺悔する ....
詩(うた)を失った少年は窓のない部屋の中
暖かさのない石の牢獄
朝になろうとも夜になろうとも
刻(とき)の止まった空間では何も存在しない
クレイジーな気分だ
....
言葉はいつも
孤独に震えて
切なさに揺れて
悲しみに濡れて
憎しみに耐えて
苦しさに怯えて
あなたに届かなければ
言葉さえもあまりに無力で
無口になって
それでもまた
静寂の中で
言葉を探し続 ....
つかめないカラダ
はなせないモノ
えがけないキセツ
いまのワタシは
からっぽだから
なにが
いいのか
いつもわからなくて
なきたいような
わらいた ....
どうせ叶わないんならば総て「夢です。」という言葉で、すましてしまえ。
変態よね。
あぁ飽きた飽きた。
めんどくせぇ、めんどくせぇ、めんどくせぇ。
どっか行こう、家から出なくては!等 ....
感喜か狂気か衝動か
情火が臓腑を舐め溶かす
のけ反り首を掻き毟り
吐いた胃液が喉を焼く
露さえ通らず視界も腐り
なおざりに捨てた言葉が鼓膜を叩く
どこにも行けぬ なににも成れず
偽言を騙 ....
一. 八月の再生
それは何故か寒い八月の最期でした。
私は一人、窓という格子に挟まれた中の
限られた空を見上げて、煙管をふかしていました。
すると明け方の空がぼんやり ....
君のこと
知らなかったことに触れるとびっくりした
なんでか ちょっと恥ずかしくなった
長く、長くいても知らないことばかりで
ただ 変わりゆく時間の中に在ることができるだけ
いつ ....
あなたが私の頭を撫でたとき
私はあなたの吐息と体温を覚えた
でもお母さんやお父さんとは違うの
空から痛々しい輝きが舞い降りる中で
火照った首もとが紅茶の甘い香りにす ....
夜空が暗いのは
地球に届いている光には、限りがあるから
僕にみえるものがいくつあるだろう
届くところと届かないところ
生きている時間には限りがある
有限の宇宙
の中の有限の宇宙
バスを待ちながら ....
貪るように求め合う唇では
到底紡げなかった美しいことば
堕ちた孤独に濡らされて
もうあの空に届かない
手を伸ばして。
伸ばして。
かなしくてもしあわせでも
かぜはいつかあめになってしまう
僕の知らないところでも
発電風車をすり抜け
ロウソク工場の煙をながし
ビルの隙間で口笛を響かせ
千切れた段ボールを蹴飛 ....
平均寿命が壱千歳に達したら
ありゃま大変
こりゃま大変
食いもんいったいどこにある
ガソリンいったいどこまでもつの
手抜き工事の住宅に
スリル満点壱千年
自分じゃ食えない食いもん育て ....
ウツムイテナメルアシが玄関先まで来ているらしい。
夜だからなと思いながら玄関の灯りを消し、
錠をかけて小さな覗き窓に片目を当てる。
何も見えない。
明日の朝、ウツムイテナメルアシの、
いつも ....
おそらは一つしきゃないもので
しよがないから
うみだけ恋うた
うみはあんまりひろいので
しよがないから
そらだけ乞うた
ひとりじゃあんまりかなしいし
ひろけりゃよけいにさびしいし ....
ごめん バスロータリー そうだったんだ。
直線で、グルグル回っていたんだ。
今、到着したバスは、人ものせずに
空気をのせて、走りだす。
ごめん バスロータリー
ただ立っていてごめん ....
鳩サブレーは箱の中
鳩サブレーは羽ばたかない
鳩サブレーは個包装
鳩サブレーはクルクル鳴かない
けれどもたとえば空そのものが
羽ばたくならば飛ぶだろう
けれどもたとえばお菓子の ....
昔からないの
自由で民主な与党って
笑えない冗談だよね
そういうのは
ずっと昔からないの
あるのは銀行
全部のお金が利子つきだから
自由で民主
んなはずないよね
....
ここは静かじゃない。
しゃべらない小鳥を連れて、逃げ出そう。
消えるために。
生まれる過去は、知らなかったことにしよう。
仮面をかぶるのは、もう一人前なんだ。
そうだ、僕らのユートピ ....
首を絞めたのは
愛しているから
指先に触れる貴方の香り
けれど、
貴方は私を
愛してはいないから
誰か他の人
愛する前に奪われる前に
此れは夢 ....
鍵穴に流動食を吐き出してテラス越しに迎え入れるアフロディテ。
骨盤に穿つレゾンデートル。目を奪うために穿つ。純白のアフロディテ。
虹彩に猥雑なカレイドスコープ!逃げるなよアフロディテ。
....
熱帯夜から放たれた八月のあなた
雨戸もガラス戸もカーテンも開けて
短い髪に風を受ける
シャンプーの香りがよせてはかえす
秋の虫が聴こえる
蝉の絶えそうな羽音も渇いたように
風がはためかせた ....
空が高い
空が溢れそうなほど膨らんでいる
今日の地球は いつもより ひとまわり大きい
白い跡をつけながら
西から東へ飛行機
ただ青い中を
東から西へ滑る 白い翼もあって ....
今、目の前の君を撃つことが出来る。
ということは、君が僕を撃つこと出来る。
ということ。
何故撃たない、何故撃てない。
ハンマーはコックされてる。
セフティなんて掛けてな ....
とおくの海岸線を見つめた
とおくの海岸線には
数え切れないほどのひかりがあって
まるで
とおい海の上に
もうひとつの
ひかりの海があるみたいで
きみは
そのまんなかで
あ ....
どうにもならんわ
ため息でとばした怠惰
過眠のさなかに溜められた
暑い呼気に目眩を起こす
汗に揺られながら
夢のはしばしで
けだるさの正体を占った
額のニキビをうっかりつぶしたせ ....
君のうしろを振り返っても
目蓋を擦る人間がいるだけで
青き空を見たいともどっても
青い空があるだけで
君のうしろを願っても
目蓋を擦る人間がいるだけで
青き空を見たいともどって ....
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