目をつむろうか
草花が閉じるように
ゆっくりと心にぶらさがって
切り取り線に沿って歩く
内側よ 自分のものになれと思って
誰かに火を
ともしおえたなら
安 ....
深夜2時。
車の窓を全部開けて走る。
少し冷たい夏の終わりが少しずつ距離を明確にするから、
夜に引きずられないように、スピードをあげる。
例えるなら「切ない」ってこういう夜の事で、
流れ ....
看病して
泣いたたまご
ふじ色の瓶ごと
呑みながらする
予定通りの非常識
明日になっても
来やしないよ。
ずっと探してるけど
まだ三日しか
経ってないんだったね
....
黒い雲です空一面
私は黒い傘を持って
駅まで旦那を向かえに行きます
雨が降るだろうと思っていました
天気予報で小娘、憂鬱な芝居をしながら
急な雨にご注意くださいと言いましたから
人 ....
年をとった少年に
地色のベッド・シーツをかぶせ
漫画本を半分ひらき、祈り そのまたひかりに
身を焚いている
白におもねる瞳はなくて、まんまるのはしを
一生懸命にのばしている
混沌、しが ....
こうしたらこうなる、
それは幻想だ
そんな思想に価値はない
自然に身を任せることが
むずかしいのは
この幻想にとらわれているからだ
谷間のひかり、のような幻想、 ....
{引用=自分の外の世界の利害関係は、いまやあまりに難解で考えようもない。人々は感覚を捨てて興奮に走り、何が何でも楽しもうと躍起になっている
「囚人のジレンマ」 リチャード・パワーズ著 柴田元 ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)
}
ちいさな星屑見つけるちから たからもの青くひかる夜の闇
のばした手の平からだ星 ....
ピアノだけの旋律
水滴のような
誰もいない午後の食卓
いつもと変わらない、
でも変化している風景
かなしみがひかる
十一月、朝の日射しほどの
一瞬の
子 ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)
}
{引用=サブプライムローン
サブプライムローン
サブプライムローン
サ ....
ジ ジジジ ジジ と
壊れた発条のような音が聞こえる
ああ 夏を謳歌した者
命をくしけずる風に中てられたのだろう
もう次の時間は
始まってしまった
それぞれの季節
その節目に ....
掟は高い塀のむこうで眠っている
周辺を傲慢がはびころうとする
横断歩道で信号機はたがいに孤立し
おたがいの過去をたずねようとはしない
信号機は信号機の宿命のまま
明滅している
....
しめった風が頬をなでるのをやめ、
埃のような雲霧が二人の呼吸を失わせていく
白くかすんだ記憶の中で
街灯だけは飴玉のように赤く潤んでいたが
私はそこにいるはずなのか
そうでな ....
キスはしたけどまたしたいとはおもわない
セックスはしたけどまたしたいとはおもわない
すんごい綺麗な人としたから誰ともやりたいとおもわない
それよりすんごい綺麗な人はすぐ飽きる
そんなことより
....
そんなこともあったっけ…
あれは息子と歩んだ道
四谷大塚の教本や模試の受験票が
ジグゾーパズルのように
断片となってパラパラこぼれていく
うまくつながらないのは
終わってしまったも ....
あの頃の空に似た、
私の、
命の結晶。
硝子細工を
あるとき突然、光が見えなくなった。
それを畏れていたわけでは無い。
それを理解していたわけでも無い。
....
どろねこだー どろねこだー ぼくは ぼくは どろねこだー
ぼーくーのー けがーわはー どーろーいーろー でーーーーー
しかーもーー じっーさいー ....
地球を飼いたい
掌に乗るくらいの
小さな小さな地球があったら
わたしはそれを飼って
今度こそ
大事に大事に育てたい
毎日、綺麗な水をあげて
毎日、空気の綺麗なところで散歩をさせて
熱が ....
片手で空中にまるをつくる
親指をくちびるにもってゆき
その場の空気を吸い込む
恐怖も限界も肺にためつつ
決して傾かず真っすぐに息を吐き出す
履き心地の悪い靴なんて捨てちまいな ....
疲れ果てて
色褪せた
繁華街の朝を通り抜け
ガラガラの電車の
ドアのすぐ側の席に座り
手すりに頭を預けたまま
揺られる
満員電車とすれ違うたび
何かが足りないような
そ ....
いつからだろうか? 夢は現実にならないと思うようになったのは。
いつからだろうか? がむしゃらに走る事が恥ずかしくなったのは。
いつからだろうか? あきらめ上手な大人になったのは。
何 ....
どんなに大きな違いがあるように見えても、
全ての人間は、遺伝子の99.9%が共通している。
だから、1人の人に出来た事は、万人に出来る。
あなたは、あなたの道の天才にな ....
いまは
ちっぽけな木の枝も
十年、二十年の歳月をゆけば
おおきく生長を
とげる
その、
生長をとげた木の枝のもと
だれもが心地よく
風に吹かれるような
あかるい午後が
....
ゼフィルス讃歌
二月のすこし澱んだ灰色の空に 雪が舞う
掌にそっと受けてみれば
それは はかなく消えてしまいそうなゼフィルス
この道をあまたの白い蝶が翔んでいく
さっきま ....
あなたの名前を
まだ 知らないわ
なんだっていいんだ
単なる記号に過ぎないんだから
好きなように呼んでくれたらいいよ
あの日 あなたがそう言ったから
....
最愛の人にラブレターをかく、何枚も。何枚かでだんだんラブレターではなくなってくる。
この気持ちがなんだか分からなくなる。
このちっぽけな歴史はなんだったのか知りたいと思う。
もうこれ以上恥らうこ ....
フラクタルな現実が 左肘の辺りで破壊音を放つ
アスファルトの憂鬱に 存在意義を失う電話ボックスのソウル
電子的なマリンスノウ 液晶画面が北北西に明滅
天空 ....
今、世界の人口って、何億人ぐらいか知ってる?
約63億人って、言われているけれど、
もし仮に、その人達と1人1秒づつ出逢ったとしたら、
約200年かかるんだ。。。
....
彼が君ではない
李欣欣
?
誕生日前の二日、江とドアを修理していた。なかなか開かないドアだ。わたしの家のドアか、彼の家のドアに ....
あなたはわたしを
ひなぎくのようだという
なぜだろう
わたしはそんなに
無邪気だろうか
人はわたしを
ひなぎくのようだという
どうし ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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